小ネタ とあるふたりの福引券
当麻「(うーん……これは、どうしようかなぁ………)」
上条当麻は5枚の福引券を見ながら公園のベンチで悩んでいた。
いつも行っているスーパーで福引券をもらったのだが、不幸体質である自分が
福引であたるわけがないのは十分わかっていた。
なので福引をするかどうか悩んでいたのだ
当麻「あ~ ちくしょう! こりゃ考えてもだめだ! どうせ当たんないのはわかってるけど、
はずれでもティッシュくらいもらえるだろうし、俺がはずれた分誰かにあたりがいくと考えればそれでもいいか……」
と、言って上条当麻はおもい腰をあげようとした瞬間、
美琴「ちょっと、アンター こんなとこで何ボサッとしてんのよー」
当麻「なんだぁ…ビリビリかぁ… なんか用か?」
美琴「アンタねぇ~ 私には御坂美琴っていう名前があんのよ!! それに人が質問してんだからしっかり答え……って、アンタそれ何持ってんのよ?」
当麻「んー これか? 福引券だけど…… そうだっ! 御坂! 一緒に来て福引やって
くんねぇか? お前のほうが俺よりあたる可能性でかいと思うからさぁー」
美琴「な、なんで私がアンタと福引なんかに……(さっ、誘われた? うれしい!!)」
当麻「いやならいいんだ。 じゃあなー御坂 俺は福引に…」
美琴「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ! 行かないなんて言ってないでしょ! し、しかたないから つ、ついっててあげるわよ」
当麻「全くどっちなんだよ……まぁーいいや じゃあ行くか。
(態度がころころ変わっていそがしいなぁ)」
美琴「う、うん 行きましょ!(やったぁーアイツとデート…って、これはただの付き添い そう付き添いなんだからぁ!!)」
こうしてふたりは福引の場所へ歩いていった……