とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ とても甘い棒



2月の始め、ファミレスで美琴と佐天は最近の出来事など話していて、黒子と初春は風紀委員で来ていない。

佐「上条さんとどんな感じでお付き合い始めたんですか?」

美「私の実家と当麻の実家が近く、母親同士が仲良くて年越しを一緒に過そうってなったの。それで母親が当麻と二人で初詣に行ってこいと言われてその時に私が告白した。」

佐「実家が近いとか運命的じゃないですかー。いいないいなー。私も彼氏がほしいです。」

美「母親が出掛けるわよって言って行った先が当麻の家でびっくりしたわよ。佐天もすぐに彼氏できるって。」

佐「本当にうらやましいなー。そういえば、キスとかもうしちゃったんですか?」

美「え?まぁしちゃったかな…あはは…」

佐「いつしたんですか?」

美「は…初詣に行った帰りに…」

佐「それでそれでどっちからしたんですか?」

美「い…一応私から…」

佐「おー。御坂さん積極的ですね。」

美「いろいろとハプニングが起こったんだけど、そのおかげで素直になれたというか…」

佐「幸せそうでいいなー。今の御坂さんに不満なんかないじゃないですか?」

美「それがね、あるにはあるのよ。」

佐「何ですか?」

美「付き合ってから、当麻が恥ずかしがって当麻からキスしてくれないのよ。」

佐「そんな悩みですか…」

美「なによー。佐天さんが聞いてきたんじゃない。」

佐「あはは、そうですよね。いい案がありますよ。」

美「本当?」

佐「それはバレンタインに………………ですよ。」

美「それいいわね。どんなのにしようか迷ってたからちょうどよかった。ありがとう。」

佐「いえいえー。お礼は御坂さんと上条さんのお話ということで。」

美「わかったわ。当麻覚悟しておきなさい。」

日は変わり、2月14日になり場所は上条の家である。

美「彼女である私という人がいるなか、どうしてこんなにチョコをもらうわけ?」

上「仕方ないだろ。チョコくれるっていうわけだし。それに義理チョコだって。」

美(義理にしては気合い入りすぎなんだけど…)

上「全部食べるのにどのくらいかかるのか…」

美「えっ?これ全部食べる気なの?」

上「当たり前だろ?残すのもったいないじゃん。」

美「ふーん。じゃあ、私からのチョコもちゃんと全部食べてくれる?」

上「美琴もくれるのか?もちろん全部食べるに決まってるだろ。」

美「あんたねー彼氏にチョコあげない彼女なんていると思ってるの?んで、その言葉に二言はないわよね?」

上「美琴がニヤニヤしてるとか、なんか嫌な予感が…」

美「な・い・の・よ・ね?」

上「はい。ないです。」

美「よろしい。んじゃ、はいチョコレート。」

上「おう。サンキューな。んで、なんだこの箱みたいなやつ。」

美「それはねー、ちょっと貸して。」

上「なんだその口紅みたいなやつ。えっ?口紅って…」

美「正解ー。チョコの口紅を私にぬって…はい、当麻。」

上「私めにそのチョコを食べろと…恥ずかしすぎて上条さんはダメな人間になってしまいますよ。」

美「全部食べるって言ったわよね?」

上「はい…わかりました…チュッ」

美「これからは当麻からしてくれるってなんかいいわね。このチョコの口紅を当麻に渡しておくから好きに使ってね。ちゃんと冷蔵庫にいれといてね。」

上「わかりました…」

美「それから私の唇に使わずそのまま食べたら超電磁砲10連発だから。」

上「理性保ってこれちゃんと使いきれるのか?」

玄関から「上条さんいらっしゃいますか?宅急便でーす。」と言う声が聞こえたため、上条は返事をし、配達を受けとる。

美「誰からだった?」

上「美鈴さんからだった。」

美「母からなの?中身みせて。」

上「おう。あっメモだ。なになに?これを美琴ちゃんに使ってねー、なんなんだ?」

美「当麻。」

上「なんだ美琴。」

美「チョコ口紅2本目。」

上「1本でもきついのに2本目とか、不幸だ…」

そのチョコは2本とも上条さんがおいしくいただきましたとさ。


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