とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

17-17

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匿名ユーザー

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 そして放課後
 放課後に友愛高校に見学しに行こうと思っていた柵川中学のメンバーが来ていた
 ちなみに美琴もいるのだが理由は初春が呼んだのである

「……美琴はわかります。ですがなぜ春上までいるんですか、飾利?」

 美琴だけならわかるのだが何故か春上までいた
 なので神裂は初春にその疑問をぶつけてみた

「いやぁ、なんかこの前の人たちが誰か知りたいってことらしいです。それにみんなでいったほうが楽しいじゃないですか」
「(……ほんとはあたしが神裂先生の悪行【いきすぎた愛情】から初春さんを守るためなの)」

 初春は説明したが春上にはもっと違う理由があった
 だが春上は知らなかった。シェリーも同じような事をしようとして神裂と初春の取り合い(?)になるとは

「おい、着いたぞ」

 シェリーがそう言い、みんなが後をついて行った
 正門をくぐるとグラウンドではサッカーと野球の壮絶な練習が繰り広げられていた

「うっわー、みんな凄いなー。学校全体でここまで球技大会で盛り上がれるもんなんだねー」

 佐天が感心するのも当然のことで、生徒全員がやる気に満ち溢れて練習に取り組んでいるのだ。
 どこもかしこも一生懸命練習しているのでどこから回ろうかと思っていると、春上が美琴に尋ねる。

「御坂さん、御坂さんの恋人さんはどこなの? あたし、あの時ちゃんと挨拶出来なかったから挨拶したいの」
「当麻は野球に出場するって言ってたから……あっ、あそこね。じゃあ行こっか春上さん」

 美琴は当麻に会いたいと言う春上と一緒に当麻達の所へと向かった。
 その時、美琴たちの方へと向かってくる人影が見えた、こちらの存在に気付いた土御門である。

「よー美琴ちゃん。わざわざカミやんの頑張る姿を見に来るとはご苦労なことだぜい。カミやんならそろそろ休憩だからゆっくりするといいぜよ」
「ありがとうございます。土御門さんは?」
「オレはあっちの団体さんの一部に伝えなきゃならんことがあるんだにゃー。そっちのお嬢ちゃんも楽しんでくれると嬉しいぜよ。じゃあまた後でな」

 土御門と春上は初対面では無いのだが、この時は思い出せなかっただけでお互いのことを思い出すのは少し先のことだった。
 ハード過ぎる練習で気力も体力も限界な当麻に美琴という最高の特効薬が到着するまであと少し。



「美琴お姉さんと春上さん、行っちゃいましたね。私達はどうしましょうか?」
「私は飾利と一緒ならどこでも♪ 出来れば知り合いの多い所が望ましいですが」
「冷やかすって意味なら上条の所が一番だけど飾利の行きたい所で私も構わないさ。けど神裂、てめぇは帰れ。何で学校の仕事があるのに一緒に来てんだバカ」
「簡単なことを説明させる気ですか? 私が休み時間の間もコツコツと仕事に手を付けていたからです。貴女のような暇人と一緒にしないで下さい、シェリー」

 初春が絡むと本当に喧嘩しやすい神裂とシェリー、それにもすっかり慣れてしまった初春が佐天と絹旗の所まで抜け出した。

「火織お姉ちゃんとシェリーさんのことは私が責任持ちますから涙子さんと最愛さんは好きな所へ行っていいですよ」
「う~ん、あたしとしては飾利と最愛と一緒がいいけどこの状態じゃあ……」
「私も涙子と同意見です。本当はいの一番にお兄ちゃんにこの制服姿を見せたいですけどボロを超出しそうなので……」

 義妹トリオが話し込んでる所に土御門が合流、そのことに気付いた神裂とシェリーも口喧嘩を止めて初春達の所へと駆け寄る。
 土御門は初春と神裂とシェリーを呼び寄せて他の2人(特に佐天)に聞こえないように注意勧告を促した。

「みんな来てくれて悪いけどちょっち注意させてもらうぜい。初春ちゃんは野球組、シェリーはサッカー組、ねーちんは野球組とサッカー組へ行って欲しくないぜよ」

 自分達だけ規制を受けたことに納得出来ない初春、神裂、シェリーは土御門に詰め寄ったが、彼の答えに納得せざるを得ないことに。
 野球組には初春と神裂がトラウマを植え付けた情報屋が、サッカー組には自分達のクラスでは無いが魔術師がある意味トラウマな心理掌握が居るという理由だった。

「つーわけだにゃー。悪いけど3人とも、協力して欲しいぜよ」
「仕方ありませんね。行く場所の選択肢は狭まりますが事情が事情です、受け入れる他ないでしょう」
「学園都市に身を置いてんだ、それくらいなら受け入れてやるよ。ま、正直言うと私としては飾利と一緒ならどこでもいいけどな♪」
「わわっ! シェ、シェリーさんっ! こんな人前でハグはっ!」

 突然シェリーにハグされて照れている初春、そこに自分の携帯が鳴ったので何とかハグから抜け出して電話に出ると固法から予期せぬことが伝えられる。

『初春さん、お休みのところ悪いけど第一七七支部まで来てちょうだい! 白井さんが抜け殻状態で使いものにならないのよ!』

 固法の言葉を聞いた初春は一瞬ポカンとした後であわてて固法に理由を聞いた

「どど、どうしたんですか!?使い物にならないって……白井さんになにかあったんですか!?」
『それが……他の学校の人たちに迷惑をかけたらしいのよ。それで寮監さんにこっぴどくしごかれたって浦上っていう人が教えてくれたわ』

 初春は理由を聞いて、(またですか白井さん、たぶんこの高校の人たちだろうなぁ)と思いため息をついた

「わかりました。すぐ駆けつけます、では」

 初春は携帯を切って周りの人たちに説明して行こうとした
 だか、神裂とシェリーがそれを許さなかった

「「行かせないっ!!」」

 魔術師2人は初春におそいかかり、初春を気絶させた。
 その2人の目に義妹2人はガタガタ震えるしかなかった。



 そして野球をやっているチームはこれでもかッ!!と思うほどつらい特訓をしていた。
 攻撃はヒットを出すための足と腰にタイヤを二個づつ付けながらグラウンドを全力疾走したり、ギブスをつけながらのバッティング練習。
 守備はギブスをつけながらのキャッチボールと千本ノックというものだった。
 しかも情報屋は特別メニューの為その3倍の事をやらされているという拷問ものである。
 だが情報屋はキャッチャーなので、今現在はギブスをつけながらギブスをつけている上条の本気の球を受けている。

「……上条、ギブスつけてるのによくボールをストライクの範囲内に投げられるな」
「……もう限界ですけどね」

 上条はもう限界なので休憩に入ろうかと言おうと思ったが、

「おーい!!当麻ー♪」
「うおりゃァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「うぎゃ!?」

 美琴が応援に来たため限界突破し全力のまっすぐを情報屋に投げつける。
 そして情報屋は後ろに転がったという結果になった。
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