とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part06-2

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第6話『ウソとホント』


 ◇ ◇ ◇


 その後も上条への質問はどんどん続けられた。
 好きな女性のタイプ、理想像、外人でもOKなのか、どんなコスプレが好みか、など恋愛中心の質問が一通り出そろった後は、趣味や好きな食べ物など明らか上条狙いの女性陣から質問が相次いだ。

 一旦恋愛系の質問が途切れた次はキャーリサが『今後のイギリスはどうあるべきか。』などと無茶な質問もあった。
 また、恋愛系の質問を除いて1番多く寄せられた質問は上条の右手『幻想殺し』についてだった。
 これで会場内にいて上条の話を聞いていた人は『幻想殺し』の存在を知ることになったが、上条自身この能力についてはよく知らないので詳しい説明はできなかった。

 まあこんなかんじでいろいろんな質問があったが、一応ここまで上条はすべての質問に答え、しかも嘘を言っていない。

 そして今現在上条は結構まずいことになっていた。

???「では本当に、御坂とは何も特別な関係ではないのだな?嘘、偽りがないと言えるな?」

上条「は、はい!本気の本当にこれっぽっちも何もありません!!」

 質問タイムが始まって早30分、上条はなぜか質問ではなく尋問を受けていた。
 上条の返答を不服に感じたのか『彼女』は鋭い目つきで上条を睨んだ。その『彼女』が誰かというと

上条「いやマジで嘘じゃありませんよ寮監様!!?」

 美琴達が住む常盤台中学女子寮の寮監だった。威圧感がハンパない。
 ちなみに寮監は上条の学校の教師陣(小萌、黄泉川、災呉など)と同じテーブルにいる。

寮監「ふむ……今はとりあえず信じるとしよう。後は……まあ私も10分くらい質問し続けているから次を最後とするかな。」

上条「はい!なんでせうか?」

 ようやくこの地獄から解放されるとわかり上条の声は弾む。
 だがそう簡単に終わるわけがなかった。

寮監「お前……王女様を殴ったらしいが…普段から女性に手をあげるようなまねをしているのか……?」

上条「え…?」

 これこそ寮監が上条に最も聞きたいことだった。
 そもそも今日寮監はこのパーティに出席することになった根本的な原因は、数週間前美琴が上条に抱きついたからだ。
 その現場をばっちり目撃した寮監は美琴と上条が何か特別な関係なのではないかと考えるようになり、上条がどんな少年なのか気になり自分の目で確かめるために来ていたのだ。

 寮監としては別に美琴と上条が特別な関係であってもよかったのだがキャーリサが上条に殴られたと言ったことで考えは変わった。
 もし上条が本当に女性を殴る人であるならば二度と美琴に会わせない、というくらいのことを考え上条に質問(尋問)を始めたのだ。

 ちなみに寮監をパーティに招待した人は舞夏だ。
 まあそれは土御門が指示したのだが理由は『寮監って人が来たほうがなんだか面白そうなことになりそうだから。』らしい。で、実際今土御門的には面白いことになっている。

寮監「ん?どうした?早く答えないか。」

上条「あ、と、その、なんというか……」

???「正直に言えよ、普段から堂々殴ってるじゃないのよ。」

 上条が返答に困っていると別の場所でマイクの音声が入り女性の声が聞こえてきた。
 そして上条が視線を移したほうには金髪女性の姿があった。

シェリー「そうだろ?だってお前は私の顔面を思いっきりぶん殴ってくれたじゃねぇの。」

上&寮「「ッッッ!!??!??」」

 爆弾発言だ。寮監の眼光が上条は全身が震えた。
 すぐさま寮監はシェリーに確認をとる。

寮監「それは本当か?」

シェリー「ああ本当さ、確か私は顔を2……いや3回は殴られたかしらね?」

上条「な……」

 焦る上条をシェリーはニヤリと見た。明らかに殴られたことに対する仕返しだ。
 これだけでも不幸なのに殴られたことに名乗りを上げたのはシェリーだけに留まらない。

オリアナ「それならお姉さんも殴られたわね。体の芯から熱くなったこと思い出しちゃったわ。」

アニェーゼ「私もです。思いっきり殴られましたね。」

神裂「……そういえば私もですね、結構前のことなんですっかり忘れてましたが。」

ヴェント「あー……思い出したらむかついてきた。」

 続々と過去上条に殴られた人々が名乗りを上げ、場内はざわめきが大きくなった。
 まだ批判の声がほとんど挙がっていないのは彼女達の言うことを信じきれないからだからだろう。
 だがここで上条は大きなミスを犯した。

上条「な、ちょ、お前ら……言うなよ…それにあれは殴らなきゃいけない理由があっただろ!!あと神裂、俺はお前を殴った覚えはないぞ!?確かに殴りにはかかったけどかすったくらいだったはずだ!」

 上条のこの発言を寮監は聞き逃さない。

寮監「…それはつまり殴ったことがあるということだな?」

上条「あ……」

 思わず言ってしまったことが墓穴を掘ったことになった。
 この言葉を聞いた会場内からはこの日1番のブーイングや上条への批判の言葉が飛び交う。
 魔術サイドの人にはなぜ上条が殴ったのか検討がついたが、何も知らない科学サイドからの批判はものすごいものだった。
 すると寮監と同じテーブルの席に座っていた黄泉川愛穂が質問スイッチを押した。

黄泉川「……ちょっと詳しく話を聞かせてもらおうじゃん。場合によってはお前を逮捕するじゃんよ。」

上条「えええええ!?いくらなんでもそりゃウソでございますよね!?」

 黄泉川の逮捕発言に激しく焦る上条にさらなる不幸が押し寄せる。

小萌「上条ちゃん……さっき王女様が言ったことは冗談だと思ってましたが本当だったのですね…?センセーは悲しいです…」

 舞台上の上条からははっきりと小萌先生が悲しんでいる姿が見えた。
 さらに大きくなる上条批判、顔面蒼白になる上条、彼の目の先には誰よりもすごい怒りのオーラ的なものを纏った寮監だった。

上条「あ、いや寮監様も小萌先生も黄泉川先生もちょっと落ち着いてください、これにはふか~い、それはそれは深い訳がありまして……」

寮監「ほう、じゃあ今ここでその訳とやらを話してみろ。今すぐだ。」

上条「………」

 話せ、と言われても魔術が深く関わってくることばかりなので上条にはどうやって理由を話せばいいか瞬時に考えを出せなかった。
 緊迫した雰囲気になりつつあるが殴った理由を知っている人々は笑いをこらえるのが大変そうだ。
 特に土御門なんかは今にも笑い出しそうだ。後はステイル、上条が追いつめられていく様を何気に面白しろそうに観察している。

 だが上条はそんなことに気づく余裕なんてなくひたすらどう弁解するか必死に考える、そんな彼に寮監は容赦などしない。

寮監「言えないのだな?つまり普段から理由もなしに人を殴っていると。御坂がお前に泣いて抱きついたことと関係があるんじゃないか?」

上条「へ?え?いやそれは全く関係ないですよ!?それに俺は理由もなしに殴ったりなんか…」

寮監「それは信用できんな。……お前まさか御坂にまで暴力を奮ったりしているんじゃないだろうな。」

上条「え!?俺が御坂に!?それだけはないです!!」

 寮監は上条に対し厳しい言葉を浴びせ続けた。だがすべては自分の寮生を守ろうという思いからだった。

 だんだん大きくなる会場からの批判の声、最早笑いをこらえきれなくなってきている魔術サイドの方々。
 そんなかんじで追いつめられた上条をそろそろ救ってやろうと土御門が寮監に話しかけようとした時、一瞬早く一人の少女が救いの手を差し伸べた。

美琴「あーもう!!アイツの悪口はそこまでよ!!」


 ◇ ◇ ◇


 また時間は少し巻き戻って寮監が質問を始めた時間、美琴は上条の様々な好みを必死にメモしていたが寮監が質問を開始してからは縮こまっていた。

美琴「あ~……なんで寮監が…しかもあの件についてばっかり質問してるし……誰よ寮監招待したやつは…」

黒子「さぁ?誰でしょうねぇ……検討もつきませんの…」

 寮監が来ていると知りテンションが下がり目の2人、寮監を誘ったのは友人の舞夏なのだがそんなこと知る余地もなかった。
 まあそんなこんなで寮監の質問を聞いていたわけだが『普段から人を殴っているのか?』という質問らへんから雲行きが怪しくなってきた。

初春「普段からって流石にそれはないんじゃ……どうなんですか御坂さん。」

美琴「私に聞くのね。まあ……アイツに限ってそれはないと思うわよ?だって―――」

 美琴が上条の素晴らしさについて熱く語り始める前兆が見えたところで言葉が止まった。
 シェリーとかいう金髪の女性がなぜか寮監の質問に答えていたせいだ。

佐天「き、聞きましたか今の!?あの金髪の人殴られたことあるらしいですよ!!しかも3発って……」

固法「え、ええはっきり聞こえたわ。御坂さん本当なの!?本当だとしたら結構外道よ。」

美琴「う、嘘よ嘘!アイツがそんなことするわけ……」

泡浮「あ!あの方々も上条様から暴力を奮われたようですよ。これはもう決定的なのでは……」

 泡浮の言う通り上条に殴られたらしい女性が次々と発言していた。
 さらに上条の様子から見てどうやら本当に殴ったことがあるらしい。美琴は友人sに何も言えなくなってしまった。

初春「うわ~……上条さんってサイテーですね。固法先輩の言う通り外道ですよ。」

婚后「全く信じられませんわね。……そういえば御坂さんは王女様が殴られたというのは冗談だと言ってましたがあれも本当に手を出したのではないですか?十分考えられますわよ?」

湾内「そうですね……御坂様、上条様への想いは考え直したほうがいいのではないのでしょうか?」

美琴「え…ちょっとみんな……」

 友人sは口々に上条に対する批判を言い始めた。勘違いではあるが実際に殴られたと言う人がいるのだから勘違いするのも無理はない。
 ついさっきまでは美琴と上条がうまくいうように協力するとか言って話し合ったり、反上条の黒子を説得するなどしていたはずなのに完全に上条アンチになってしまった。
 ミイラ取りがミイラになったいうやつだ。

 そして少しの間何かを考えていた佐天が美琴に話を切り出した。

佐天「……湾内さんの言う通りですよ。やっぱり止めた方がいいんじゃないですか?上条さんを好きになること。」

美琴「え?」

佐天「だって上条さんって暴力奮うんですよね?もし御坂さんが上条さんと付き合って殴られたりしたらどうするんですか?えーと…幻想?なんとかっていう能力で能力防げるんでしたら御坂さんも殴られかねませんよ!」

美琴「いや待ってよ!アイツがそんなことするわけない!」

黒子「『幻想殺し』ですわ。まあそれはいいとして佐天さんの言う通りですわよ?あんな野蛮な類人猿と関わったらろくなことがありませんわ!!DYなど受けたら大変ですし。」

固法「それを言うならDVよ。まあでも……私も止めといたほうがいいと思うわ。」

 まさに上条総批判、まあそれだけ美琴のことを思っているのだが。
 当の美琴はというと限界に近づいていた。

美琴(何よみんなアイツの悪口ばっか言って……アイツはむやみやたらに人を殴るやつじゃないのに……)

 この『みんな』というのは友人sだけではなく会場内から聞こえてくる批判の声も含めてだ。
 ちなにみ美琴の耳に聞こえてくるような大きな批判の声は魔術サイドの方々が面白半分に上条にヤジを飛ばしているのだ。
 美琴はイライラして気づいていないが立ち上がってヤジを飛ばしている連中は実に楽しそうだ。
 そんなわけで美琴のイライラが募る中黒子が

黒子「お姉様聞いてます?」

美琴「え?何?」

黒子「だから上条さんのような野蛮な暴力類人猿は放っておいてわたくしと愛を深めるべきだと今話してたのですの……!?」

 美琴は『バンッ!!』と大きな音が出るくらい思いっきり両手でテーブルを叩いて立ち上がった。周囲の人々も立ち上がっているためそんなに目立ってはいないが、美琴の急な行動に黒子を始め友人sは驚いている。

 美琴がこんな行動に出た理由は1つ、我慢の限界値を超えたのだ。

美琴「あーもう!!アイツの悪口はそこまでよ!!!」

 そして美琴は自分の前のテーブルにいる友人8人を見渡す。

黒子「お、お姉様!?どうなされたのですの!?そんな大声を出し「うっさい!!」て…」

美琴「あのね!はっきり言っとくけどアイツは意味もなく人を殴ったりするようなやつじゃないの!!正義感があって、自分より他人のことばっか考えてて……その、すっごい優しくて親切でいいやつなんだから!え、えと、それで、そういうところがかっこいいっていうか……と、ととととにかくこれ以上悪口言ったら許さないんだから!!!」

 大好きな人の批判を聞き続け、溜まりにに溜っていた不満が溢れたのか美琴は大声で力説した。
 しかし美琴は先ほどの上条みたいに大きなミスを犯していた。

美琴(し、しまったー!!アイツの悪口聞いてたらつい……ん?)

 言いたいことをほぼすべて言い終えたところで美琴はあることに気づいた。
 友人sは気まずそうな様子を見せている。それになんだか会場内が静かになっているしみんなの視線が美琴に集まっているような気がする……いや明らか集まっている。

美琴(な、なんで!?興奮して気づかなかったけど何があったの……?大声出しても周りが騒がしいから大丈夫だと思ってたけど、これひょっとしたら周りの人に聞こえてたんじゃ……)

 だとしたら赤面ものだ。なんたって上条のことを『かっこいい』とか言ってしまっているのだから。
 すると左隣に座っている佐天が美琴の制服の裾を軽く引っ張った。

美琴「な、何?佐天さん。ていうかこれいったいどうなって……?」

 さっき声を荒げた時と違い落ち着いて話した美琴は違和感を覚えた。まるで会場の前に取り付けられている巨大スピーカーから自分の声が聞こえたような……

美琴「……ま、まさか…」

佐天「き、気づきました?その、ですね……言いづらいんですけど………さっきの会場全体に聞こえてたかと思います……御坂さんがテーブルを両手で叩いた時にマイクのスイッチが入っちゃったみたいで…」

 どうやら周りの人に聞こえていた、のではなく会場全体に聞こえてしまっていたらしい。
 佐天以外の友人sも少し気まずそうにしている。黒子は今にも顔ドラムを始めそうだ。
 あまりに予想外過ぎる出来事に美琴の頭の中は真っ白になり声も出なかった。
 すると寮監が少し考える様子を見せた後

寮監「御坂……お前そこまでこの少年のことを想って…そうかわかった。私はこの少年について詳しく知らんしとりあえず今は何も言わん。もう少し私自身で調べてから判断することにする。」

 それだけ言って寮監はようやく席に座った。また寮監と同じく黄泉川も小萌先生も落ち着いたようだ。
 そして当然上条にも美琴の声は聞こえていたわけで

上条「え~と御坂…?今のって俺のこと?」

美琴「ッッッ!!」

 そりゃ上条としてもすごく気になるし尋ねられるのも当然だ。
 美琴はものすごく焦った、そしてものすごく恥ずかしかった。このなんとも言えない状況に耐えられなくなり

美琴「い、いや、あの、その……………か、勘違いしないでよね!!別にアンタのことかっこいいとか思ってないんだから!!!」

 ツンデレ的な、というか誰がどう聴いてもツンデレなセリフを吐いてしまい、いろいろな恥ずかしさに耐えきれなくなったため美琴は舞台を背に逃げた。

黒子「お姉様どこへ!?」

 美琴は黒子の言葉を無視してとにかく会場外へ出ようと走る。
 が、

青ピ「でも上やん嬉しかったんとちゃう?可愛い女の子に『かっこいい』とか言われて。」

美琴「ッ!」

 青ピ2度目の質問、それが聴こえた美琴は途中で静止した。
 恥ずかしさよりも上条がどう思ったなのが気になったのだ。振り返らず耳だけを背後の舞台に傾ける。

上条「な、何言ってんだよ……そんなこと言われても嬉しくねーし御坂が可愛いってのもありえなばばばばばばばばばッッッッッッッッッッ!!!!?????!??」

美琴「えッ!?」

 明らかにおかしい声を聞いた美琴が慌てて振り返ってみると、青ピの質問に答えていたはずの上条が倒れていた。
 それを見ていた人たちは驚いたり騒いだりしており、中には心配のあまり舞台裏を通じて上条の元へ駆け寄っていく女子の姿もあった。

美琴(な、何!?アイツなんで倒れたの?私は何もしてないわよ!?)

 美琴は上条が倒れた時は背を向けていたので彼めがけて電撃を放てるわけがない。
 すると土御門が様子を見るために倒れた上条に近づいた。

土御門「あー……今上やんが言ったことは嘘だったようだにゃー。」

美琴「へ?」

 わけがわからなかった。どうしていきなり上条が嘘をついたとかいう話になったのだろうか。
 美琴以外の人もなぜ上条が倒れたのかさっぱりわからなかったので土御門が解説をする。

土御門「実は上やんには嘘をついたら感知して電気を流すっていう特殊な嘘発見機をつけてあったんだにゃー。それで今のが嘘だったから嘘発見機が反応して電気が流れたようぜよ。」

 土御門は上やんには嘘発見機のことちゃんと言ってあったんだけどにゃー、とか言っていたいたがそれは美琴の耳には聴こえていなかった。

美琴(今アイツが言ったことが嘘ってことは……………!!!)

 なぜならば上条が言った嘘というのを必死に思い出していたからだ。
 そしてその嘘を思い出した美琴はまたまた硬直した。今度は立ったままだ。

黒子「お、お姉様どうしたのですか?」

 美琴の異変に気づいた黒子が大慌てて側にテレポートして来たのだがその行動は間違いだった。

美琴「黒子、あ、アイツ私のこと可愛くないって……それが嘘ってことなんだから、つ、つつつまりアイツは私のことをか、かわ、可愛いって思ってくれてふにゃー。」

黒子「お、お姉様ばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば!!!?!?」

 美琴は見事に漏電し、黒子は巻き添えをくらった。上条と美琴の仲を引き裂こうと企んだ天罰かもしれない。
 幸い漏電はそんなに強くないので黒子以外に人的、物的両被害はでなかった。

 その一部始終を見ていたこちらの方々は

一方「超電磁砲も大変だな……ンで上条の『嘘』ってのは何なンだァ?」

番外「んー…ミサカよくわかんないけどたぶんかっこいいって言われても嬉しくなんかない、ってのが嘘なんじゃない?」

打ち「えー!?お姉様が可愛くないってのが嘘なんじゃないの!?ってミサカはミサカは番外個体と意見が違うことに驚いてみたり!」

 番外個体と打ち止めの言う上条の嘘のどちらが正しいのかはわからない。(美琴は完全に打ち止めのほうを想像していたが……)
 だがどちらにしても上条に好印象を与えることができたことは確かで、美琴が叫ぶことになった原因を作った友人sは思わぬ形で2人の関係をよくすることに協力したことになった。
 ちなみに番外個体は現在ミサカネットワークに接続してません。

 そして気絶した美琴と黒子は友人sによって、倒れた上条は女子陣により医務室へと運ばれまたそこで一騒動あったとかなんとか。


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