もし32万8571分の1の天才が初めからデレていたら
7月17日~負けたら終わりって言うから~
上条さん「マ…マイリマシター」
美琴ちゃん「ふ ざ け ん なぁあっ
ここで私が勝ったら、これから先『勝負する』って動機を建前に
アンタに会う機会が減っちゃうじゃない!!!」
上条さん「えらくぶっちゃけたな!!」
7月20日~道案内~
美琴ちゃん「英国式か知らないけど 教会なら三沢塾の近くにあった気が…」
上条さん「三沢塾? どこだそこ」
美琴ちゃん「ん――あの辺 道が複雑なのよねー
なんなら私が連れてってあげようか?」
上条さん「サンキュー! 助かるよ。…………………………
………………なぁ、ホントに教会こっちで合ってるよな?
ひと気の無い方に向かってるのは、気のせいだよな?」
7月25日~パートナー~
白黒さん「わたくし達パートナーですものね 運命の赤い糸という意味で」
美琴ちゃん「ううん。 それは当麻くん」
白黒さん「どちくしょう!!!」
8月某日~盛夏祭の朝~
白黒さん「今日はお姉様の晴れ舞台。
黒子はもちろん寮生一同この日を心待ちにしておりましたのよ?」
美琴ちゃん「晴れ舞台……私と当麻くんの結婚式の日だっけ……?
って寝てる場合じゃないわ!! 早くドレス着なきゃ!!!」
白黒さん「そんなもん心待ちにしてたまるかですの」
8月某日~成夏祭の舞台裏~
美琴ちゃん「人の発表、茶化しに来たわけ!? 慣れない衣装、笑いに来たわけ!?」
上条さん「いや…そんな…すげぇ綺麗だと思いますけど」
美琴ちゃん「き、綺麗!? ちょっと!今のセリフあと100回言って!!!」
上条さん「これからヴァイオリン弾くんじゃないの!?」
8月15日~赤の他人~
アイス屋のおっちゃん「ウチのカーチャンも稼がないと 赤の他人になっちまうかも……」
美琴ちゃん「いや 興味ないから
もっとも私と当麻くんは一生夫婦だけどね!!」
アイス屋のおっちゃん「興味ないのはこっちだよ。 トウマくんで誰だよ」
8月20日~責任~
美琴ちゃん「勝者としての責任ぐらいは取ってもらわないと困るのねん。
いや、他にもあんな事やこんな事…果てはそんな事までしたんだから
もうお嫁にするしかないわね!!」
上条さん「何をした! 前の俺!!」
8月28日~御使堕し~
美琴ちゃん?「私がおにーちゃんの側にいるのがそんなにおかしいの?」
上条さん「気持ち悪っ! お前そんなキャラじゃないだろ!?」
美琴ちゃん?「ひど~い! 私、おにーちゃんのお嫁さんになるのが夢なのに!」
上条さん「なんだ、いつもの御坂か……」
8月31日~ごめーん、待ったー?~
上条さん「御坂センセー? これは一体どういうつもりですか?」
美琴ちゃん「……チャ、チャンス!!」
上条さん「なんのだよ!!」
つっちー&青ピ「「はっはっはー。 カミやん殺す!!」」
8月31日~二千円のホットドッグ②~
上条さん「自分の金ぐらい自分で払うっつーの」
美琴ちゃん「え!? 身体で払う!? じゃあとりあえず脱いで!!」
上条さん「お前の耳どうなってんだよ!!」
8月31日~お駄賃~
美琴ちゃん「最後になんか奢ってあげるわよ。なに食べたい?」
上条さん「まだ食うのかよ! いいよ腹減ってないし!」
美琴ちゃん「あ、ジャンボ地獄チャーハン一時間以内に完食したらタダだって」
上条さん「嫌がらせだろそれ!」
美琴ちゃん「あ、だったら私を食・べ・る?」
上条さん「だから嫌がらせだろそれ!」
美琴ちゃん「ヒドイ!!」
9月1日~待ちぼうけ~
美琴ちゃん「にしても遅いわね、あいつら……
ハッ!!? まさか私達がいないのをいいことに、
黒子やあのメガネっ子とイチャイチャしてるんじゃあ!!?」
禁書ックス「うっ!! とうまならあり得るんだよ!!」
美琴ちゃん「イチャイチャするのは私の専売特許なのにね!!」
禁書ックス「それはあり得ないんだよ」
9月19日~サイズ~
美琴ちゃん「育つとか、大きくなるとかって、いきなり何の話を始めてんのよ
私くらいのサイズのほうが、揉みやすくて好きだって当麻くん言ってたもん!」
上条オトン「ととと当麻!! どういうことなんだ!! 説明しなさい!!」
上条さん「だから俺にもわかんねぇって!!!」
9月30日~浮気~
クールビューティー「ミサカは浮気はしません」
美琴ちゃん「私だってしないわよ! 当麻くん一筋だもん!
当麻くんも私一筋だしね!!」
クールビューティー「そうなのですか、とミサカは一応確認を取ります」
上条さん「はっはっは。もう言わせとけ言わせとけ」
10月17日~今まで通り~
上条さん「変に気を遣われても仕方のない問題だし。今まで通り接してくれるとありがたいかな」
美琴ちゃん「じゃあ今まで通りとりあえず脱いで」
上条さん「今まで通り断る」
10月30日~やっと会えた~
ロシアンミサカ「お姉様、顔がニヤけて不気味です、とミサカは指摘します」
美琴ちゃん「えへへ~ だってやっと会えたんだもん
あ、見て見て! 真剣な顔してる。かっこいいにゃ~当麻きゅん」
ロシアンミサカ「デレッデレかよ、とミサカはツッコミを入れつつ改めて戦略の練り直しを示唆します。」
11月5日~ミコっちゃん~
上条さん「うーい……そこにいるのはミコっちゃんじゃな~い?」
美琴ちゃん「いいわねその呼び方!
これでこっちも心置きなく『当麻きゅん』って呼べるわ!!」
上条さん「ミコっちゃ~ん」
美琴ちゃん「当麻きゅ~ん」
超浜面「ツッコミがいねぇ!!」
11月5日~お土産~
上条さん「はいミコっちゃんこれおみやげー」
美琴ちゃん「もう!お土産じゃないわよ!
飲んでくるなら電話してよ! ご飯作っちゃったじゃない!!」
セロリさン「オイ…なンか新婚さン風ミニコントが始まってンぞ……」
11月5日~人語で話せ~
上条さん「わんわん」
美琴ちゃん「にゃんにゃん」
上条さん「でもあれぇべろべぶろべらべらじゃねえ?」
美琴ちゃん「えー? 私はでらでろぶるんぶろんだと思うけど」
超浜面「片方はシラフだよなぁ!!?」
11月5日~新ヒロイン~
禁書ックス「なんか明らかに知らない人も混じっているし!!」
獣少女「こんにちは、獣少女です。さっきそこで会いました」
美琴ちゃん「こんにちは、真ヒロインです。わりと昔から当麻くんとお付き合いをしています」
禁書ックス「ドサクサに紛れて短髪は何を言っているのかな!?
さすがに真のヒロインの座は譲れないんだよ!!」
11月5、6日~今度は~
上条さん「それじゃあな」
美琴ちゃん「ただし、今度は一人じゃない
アンタと私とお腹の中のあk―――」
上条さん「言わせねぇよ!!?」