もし御坂家の御令嬢が初めからデレていたら
7月某日~脱ぎ女②~
木山先生「炎天下の中、ずいぶん歩いたからね。 汗びっしょりだ」
美琴ちゃん「ぐっ! そうやって大人の魅力で当麻くんを誘惑するつもりね!?
そうはいかないわよ!! だったらこっちは全裸になってやる!!」
上条さん「やめて~~!!! 上条さんが世間的に抹殺されちゃう!!」
7月17日~やる気~
上条さん「……わかったよ それで気が済むってんなら
相手になってやるよ」
美琴ちゃん「ようやくやる気になったみたいね」
上条さん「いつでもいいぜ かかって………何でまた脱ごうとしてんの?」
美琴ちゃん「え? だってやる気になったんでしょ?
あっ! それとも着たままのほうが興奮するタイプ?」
上条さん「何のやる気、出してんだよ!! 勝負しろっつったのお前だよな!?」
7月20日~棚に上げる人たち~
木山先生「しかし 私の肢体を見て劣情を催す男性がいるとは…」
白黒さん「殿方でなくても歪んだ情欲を抱く同姓もいますのよ!」
涙子さん「公の場でパンツが見えるような事しちゃダメですっ!」
美琴ちゃん「羞恥心とか持ってくださいよ!
本能の赴くままに動いてたら、動物と変わらないですよ!?」
お花畑「ツッコミませんよ。 私はツッコミませんからね」
7月某日~誰かが見てる~
美琴ちゃん「アンタでしょ…ここんとこ私をジロジロ見てたのは、アンタだったんでしょ!!!
いいわよ!! そんなに見たけりゃ、隅から隅まで見なさいよ!!
ていうか、見てるだけじゃなくて、手ぇ出したっていいのよ!!?」
上条さん「あのぅ…いったい何の話でしょう……いやマジで」
美琴ちゃん「だから! アンタが私を!!」
上条さん「ハァ…ったく、大体なんで俺がお前のこと見てなきゃなんねぇんだよ?」
美琴ちゃん「そんなの! アンタが私のこと好きだからに決まってるじゃない!!
つまりはこれって両思いじゃない!!!」
上条さん「両思いじゃないじゃない」
7月某日~痴話喧嘩~
警備員「こちらは異常無し! 学生カップルの痴話喧嘩でした」
美琴ちゃん「違います! カップルではなく夫婦です!」
上条さん「違います。 カップルですらないです」
8月19日~死んでたまるか~
フレ/ンダ「結局 コイツは私に殺される為に生まれてきたんだってね」
美琴ちゃん「ッざけんじゃないわよ!!!
当麻くんに抱いてもらうまで死ねるか~~~!!!」
フレ/ンダ「なんか変な地雷踏んだ!?」
8月31日~苦手な相手~
ニセ海原「これからどちらへ? よろ―――」
美琴ちゃん「ごめんなさい」
ニセ海原「―――しければご一緒し―――」
美琴ちゃん「好きな人がいるので」
ニセ海原「―――ても構いませ―――」
美琴ちゃん「貴方とは付き合えません」
ニセ海原「んか?……………なるほど。心臓がえぐられた様な思いです」
8月31日~萌え~
上条さん「擬人化美琴たん萌えー」
美琴ちゃん「こっちはその言葉に萌えてるわよ!!
ていうか、美琴たんってもう一回言って!? 録音して着ボイスにするから!!」
上条さん「…余計な一言を言ったばっかりに……」
9月14日~未来設計~
白黒さん「殿方の前で衣服をはだけさせる場面を考慮した未来設計はまだ早すぎですの」
美琴ちゃん「そんなことないわよ。 私は相手が当麻くんなら、
いつでもどこでもどんなプレイでも、襲われても構わないと思ってるわ!!」
白黒さん「いやいやいや、さすがにTPOはわきまえてくださいまし!」
美琴ちゃん「ねぇ、中2で赤ちゃん産むのってやっぱり早いかな?」
白黒さん「聞いてますの!? 人の話!!」
9月19日~スルーの理由~
美琴ちゃん「何で私の事だけいっつも検索件数ゼロ状態なのよ!」
上条さん「だってお前と絡むとメンドクサイんだもん…」
美琴ちゃん「何よそれ!! そんな面倒な女に、惚れたアンタも悪いんじゃない!!」
上条さん「ほらね!?」
9月19日~そんな場面に見えるのか~
禁書ックス「今マジメな所なんだから茶々入れないでよ短髪!!」
美琴ちゃん「ちょっと! 私の当麻くんと何、二人っきりでイチャイチャしてんのよ!
めちゃくちゃ羨ましいじゃない! そこ代わんなさいよ!!」
禁書ックス「ふふん! 嫌なんだよ。 短髪はそこで悔しそうに見てればいいんだよ」
美琴ちゃん「ぐぬぬ…見てなさいよ! 罰ゲームで思いっきりイチャイチャしてやるんだから!!
バーカ! バーカ!」
禁書ックス「アホー! アホー!」
上条さん「…ぶっちゃけ、頭を噛まれていただけなんだが……」
9月27日~イタリアの病院~
上条さん「―――待て。御坂美琴?」
カエル顔『良く分かったね。何でも、「帰ってきたらさっそく結婚式挙げるわよ!!」だってさ?
最近の女の子は大胆だね?』
上条さん「より一層帰りたくない!!!」
9月30日~目当て~
美琴ちゃん「即ゲット。だから一緒に契約しなさい」
上条さん「ようはストラップ目当てかよ!?」
美琴ちゃん「まぁそうだけど、別にそれだけじゃないわよ。 罰ゲームったって、アンタとデートするための口実だしね。
本日の最終目標!! 今日こそアンタとエロイことをする!!!」
上条さん「大声でいらんこと言うな!! あとその目標叶わないからね!?」
10月4~8日 ~疲れてるんです~
上条さん「許してください……
上条さんは放課後の草むしりとかその他色々で本当にヘトヘトなのです!」
美琴ちゃん「大丈夫。 私が上になるから、アンタは寝てればいいわ」
上条さん「いやもう、ホント勘弁してください」
10月10~16日 ~負けを認めない~
美琴ちゃん「(意外にデカそう……)けど当麻くんは胸のサイズだけで人を見るような人間じゃないんだから!!」
禁書ックス「!! 今はじめて、短髪と意見が一致したような気がするんだよ!!」
美琴ちゃん「大きかろうが小さかろうが、当麻くんは私のおっぱいが好きなんだから!!!」
隠れ巨乳「えぇええぇぇえええーーーーー!!!!?」
禁書ックス「やっぱり一致しなかったんだよ」
11月5日~帰ってきました~
上条さん「う、うだー……お、お、お待たせー……」
美琴ちゃん「うわ!うわー!! ここが当麻くん家か~♪
とりあえずベッドの下のチェックと……下着も2,3枚くらいならパクってもいいわよね!
あっ! ガビガビのティッシュってあるかしら!!?」
禁書ックス「短髪ーー!!! それはどう考えてもアウトなんだよ!!!」
11月5、6日~お揃いの~
美琴ちゃん「忘れ物よ 一応お揃いなんだから、あっさりなくしたりしないでよね」
上条さん「悪―――これなに?」
美琴ちゃん「なにって、あのとき買ったペアリングだけど」
上条さん「何、『なんでそんな当たり前のこと聞いてんの?』みたいな顔してんだよ!!
初見だよこのリング!!
つーか、あのときってどのときだよ!! そんなエピソード無いからね!!?」
美琴ちゃん「あー……そのツッコミを聞くと、やっと『帰ってきた』って感じがするわー……」