とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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集結!御坂DNA だとよォ




あン? これもォマイク入ってンのか?
コホン!突然だが今回、天の声を担当する一方通行だ。 まァヨロシクなァ。
ここは近所のスーパーだな。俺も来た事がある。…チッ! 余計な事まで思い出しちまった。
まァいい。ここには打ち止めと番外個体が来てやがる。

打ち止め「はぁ~……本当はあの人と来たかったのに、ってミサカはミサカはしょんぼりしてみる……」

番外個体「はぁ~……ミサカあの人の事なんて全くこれっぽっちも興味無いのに、何でこんな気分になんなくちゃいけないの……」

……そりゃ悪かったなァ。 俺だってテメェの事なんざ興味無ェよバァァァカ!!
ン? あっちにいるのはヒ…三下と妹達の……何号だ?

ヒーロー「いや~悪いな! 買い物手伝ってもらっちゃって」

ミサカ?号「いえ。ミサカも買い物のついでですから、とミサカはこうやってコツコツと好感度を上げます」

ヒーロー「そっか。 御坂妹は何買うんだ?」

『妹達』なンだから全員御坂妹だろ。
まァ、三下がそォ言うンならそれでもいいけどよォ。
ただ好感度のくだりはスルーすンじゃねェよ!! せっかくのアピールなのにかわいそうだろォがァァ!!

御坂妹「食いつく所そこかよ、とミサカはあなたの鈍感っぷりにあらためて驚愕します」

やっぱりか。

ヒーロー「? 何が?」

御坂妹「……何でもありません。
     ミサカはダイエット食品を買いに来ました、とミサカは手にした納豆を某印籠のごとく突き出します」

納豆でダイエットって間違ってンじゃなかったか? いやよく知らねェけどよ。

御坂妹「これでミサカも19090号のようにスリムな体に……フフフ」

ヒーロー「ふ~ん……そのままでも十分かわいいのにな」

御坂妹「!!!」

???「……なに店の中で、人の妹口説いてんのよアンタ……」

お? コイツはオリジナルかァ?

ヒーロー「よう。 美琴も来てたのか」

オリジナル「来てたのかじゃないわよ!今かわいいって―――
      (って待てよ? 妹がかわいいって事は、同じ顔した私もか、か、かわいいって事かしら…?)」

ヒーロー「どうした?」

オリジナル「な、何でもない……」

御坂妹「チッ! 今いいところだったのに、とミサカはお姉様の空気の読めなさに絶望を隠せません」

気持ちは分かるけどよォ、そのことに気付かねェヒー…三下にも責任はあるンじゃねェか?

ヒーロー「そんで? 美琴は何買いに…って……」

オリジナル「ナニよ!! 別に私が何買おうがアンタには関係ないでしょ!?」

ヒーロー「そりゃそうだけどさぁ、そのカゴいっぱいのゲコ太チョコは、さすがにどうかと思うぞ?」

オリジナル「べ、別にいいでしょ!? コレ、中に入ってるシールが10031種類もあるんだから!
       私コンプリート目指してんの!!」

ちょっと待てェェェェ!!! なンだその中途半端な数字!!
すげェトラウマ感じンだけど気のせェかァァ!!?


打ち止め「あっ! お姉様発見、ってミサカはミサカは背後からドーン!!」

オリジナル「おぶっ!!?」

ヒーロー「おー! 打ち止めに番外個体も一緒か。 すげぇ偶然だな」

オイ三下ァ…いくらテメェでも、ウチの子にまで手ェ出したらタダじゃおかねェぞ……

ヒーロー「しかしこうして並んでみると…ホントそっくりだな」

番外個体「まぁミサカ達はDNAレベルで同じだしね」

ヒーロー「やっぱ美琴とは姉妹みたいな感覚なのか?」

打ち止め「う~ん…ミサカ達はお姉様のDNAマップから造られたから
      姉妹よりむしろ親子に近いかも、ってミサカはミサカは自分の考えを述べてみたり」

番外個体「つってもミサカ達は、お姉様の股から直接産まれてきたわけじゃないけどね」

打ち止め「え?え? 赤ちゃんはコウノトリさんが運んで来るんじゃないの?ってミサカはミサカは首をひねってみる」

御坂妹「人間にもおしべとめしべがあってですね、とミサカは上位個体を大人の階段に上らせます」

オイィィィ!!! 変なこと吹き込むンじゃねェェェェ!!!
その子に保健体育はまだ早ェ!!

オリジナル「ま、まあその話は後でいいじゃない。 それよりホラ!親子に近いって本当なの?」

よォし! やや強引だが良くやったオリジナルゥ!!

ヒーロー「ってことは美琴はママになるわけだな」

打ち止め「!! …ママ……いいかも!
      ママ抱っこしてー、ってミサカはミサカは甘えてみたり!!」

オリジナル「ちょ、ちょっと! 知らない人が見たら誤解するでしょ!?」

ヒーロー「(うんうん! 打ち止めも喜んでるな。 なんだかんだ言っても甘えたい盛りの子供なんだよな~……そうだ!)
      よし! それじゃあ今から俺がパパな!」

オリジナル「んなっ!!!?」

御坂妹「異議ありです。 お姉様がママなのは分かりますが、
     あなたがパパ役をやる必要は無いのではありませんか、とミサカは不機嫌に訴えます」

ヒーロー「だって他に男がいないだろ?
      番外個体が長女、御坂妹が次女、で打ち止めが末っ子な」

番外個体「…ミサカ一番年下なんだけど……」

実年齢はそォだろォけどよォ…肉体年齢が両親よりでかいってどォなンだ?
つゥか、オママゴトなら店の外でやれよ!!
他のお客さンに迷惑だろォがァ!!

オリジナル「ななな何勝手に決めてんのよ!!!」

ヒーロー「いいだろ別に。 打ち止めのためだ、付き合ってくれよ」

オリジナル「いやだから! その設定だと私とアンタが…その、ふ、夫婦ってことに…なるん…だけど……」

ヒーロー「美琴、頼む! お前じゃなきゃダメなんだ!!
      (御坂妹や番外個体じゃ、打ち止めにとって母親役にはならないもんな)」

オリジナル「にゃにゃにゃ、にゃに言ってんのよ~~~!!!」

……今のセリフ、マジで無自覚に言ってンのか? すげェなコイツ……


打ち止め「わーい! ねぇママー。今日はサバミソが食べたい、
      ってミサカはミサカは本当はハンバーグが食べたいのにあえて渋いオカズをチョイスすることで、
      早く大人になりたいっていう背伸びしたがりな子供を演じてみたり!!」

まァいいか。 打ち止めも喜ンでることだしよォ。
設定が凝りすぎな気もするがな。

御坂妹「パパー。昨日ママが知らない男の人と歩いてたよ、とミサカは家庭を崩壊させようと企みます」

番外個体「ねぇねぇ、毎晩パパとママが裸でプロレスごっこしてるけど、アレなに~?」

テメェらは黙ってろォォ!!

ヒーロー「ほらママ! サバミソ食いたいってさ」

オリジナル「え…え? あ、えーと……(夫婦っぽく、夫婦っぽく……)
       パ、パ、パパは何食べたい?」

ヒーロー「俺はママが作った物なら何でも」

オリジナル「ふぇっ!!?」

御坂妹「……いつまでこの茶番を続けるのですか、とミサカは苛立ちながら時計を見ます」

ヒーロー「っとやべ! もうこんな時間か。もうすぐタイムセールだ」

番外個体「今日は豚バラ肉が安いみたいだよ。ミサカ達もそれが目当て」

ンだよ、夕飯豚バラかよ。 特上サーロイン買え。

ヒーロー「そんな金あるか!!!」

天の声に反応すンじゃねェェェ!!!
最低限のルールってもンがあンだろォがァァ!!!
そもそもテメェに言ったンじゃねェし!

打ち止め「今パパ誰としゃべったの?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」

ヒーロー「いや…自分でも分からん……つーかまだパパなんだな」

オリジナル「(あ、そうだ。忘れないうちに一端覧祭の予定聞いとこ)
       ねぇパパ!……………!!!!?」

ヒーロー「お前もかよ…」

オリジナル「ち、違っ!! 今のは打ち止めにつられて……」

ヒーロー「ハイハイ分かってますよ。 まぁ本当にそうなってもおかしくないわけだし、
      お互いにいい予行演習になったんじゃないか?」

御坂妹「!!!」

番外個体「お~♪」

打ち止め「キャー!」

オリジナル「ちょちょちょちょっと待ちなさいよ!!!!!
       い、今の言葉!! ど、どどどういう意味!!!?」

ヒーロー「どうって…そのままの意味だよ。
      俺達だって将来は結婚するかもだろ?」

オリジナル「そそそそれってつつつつまり!!!!!」

オイオイ、ヒーロ…三下ァ!!
この場の空気に呑まれてまさかのプロポーズですかァァ!!?
いいねいいねェ最ッッ高だねェェェェェェェェェ!!!!

三下「お互い、まだ見ぬ誰かとさ!! な~んて……アレ? 皆どうしたの?」

全員「……………………」

う~わァ~……やっちまったァ~~………

三下「なぜに皆様方はバチバチいっているのでせうか?」

全員「……………………」

三下「おねがい! 何か言って!? 無言のバチバチ超怖い!!!」

オリジナル「じゃあ一言だけ。 『くたばれ』」

三下「ギャー!! 誰か助けてーー!!!」

悪ィが同情の余地は無ェよ。 諦めろ三下。

三下「不幸~だぁ~~!!!」




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