「さて、明日以降の予定だが……GWが終わるまで休みだ」
まさかの木山の発言に会場に居た友愛高校の生徒は少しの沈黙の後、歓喜の声を高らかに上げた。
木山はそんな状況下の中でも冷静かつ淡々と続きを話す。
木山はそんな状況下の中でも冷静かつ淡々と続きを話す。
「とはいえ課題はあるからな。課題は明日取りに来るように。それとこのGWを含めた大型連休は他の中学高校でも適用されているぞ」
今度は友愛高校の生徒ではなく観戦に来ていた他校の中学生と高校生が歓喜の声を友愛高校の生徒に負けない勢いで高らかに上げた。
他校の中学や高校も友愛高校と同じ形の大型連休にしたのは多くの優秀な新入生が入ったとはいえ、学校の地位的にはまだ低い友愛高校ばかりずるいというしょうもない理由だったりする。
打ち止めは小学生なので大型連休にはならずにむくれていたが教師として付き添いで来ていた朝陽に元居た席まで連れられた後で宥められていた(赤見と白子が何故か気絶して倒れていた)。
他校の中学や高校も友愛高校と同じ形の大型連休にしたのは多くの優秀な新入生が入ったとはいえ、学校の地位的にはまだ低い友愛高校ばかりずるいというしょうもない理由だったりする。
打ち止めは小学生なので大型連休にはならずにむくれていたが教師として付き添いで来ていた朝陽に元居た席まで連れられた後で宥められていた(赤見と白子が何故か気絶して倒れていた)。
「では最後に球技大会のMVPを発表する。これは優勝したチーム、というか月詠先生のクラス以外の生徒や参加者も対象だ」
「なお、MVPに輝いた選手の人には1つだけうちの学校で叶えられるお願いを叶えちゃいますよー。そのお願いは皆さんが本番前日に書いてもらったものです」
「なお、MVPに輝いた選手の人には1つだけうちの学校で叶えられるお願いを叶えちゃいますよー。そのお願いは皆さんが本番前日に書いてもらったものです」
実は友愛高校の生徒全員が何かのアンケート程度の認識しか持っておらず適当なことしか書いていないという何とも悔やまれる事実があった。
特典はともかくMVPの称号は素直に嬉しいのでそれぞれに予想を立て始めていた。
特典はともかくMVPの称号は素直に嬉しいのでそれぞれに予想を立て始めていた。
「順当に考えりゃまず間違いなく俺だろうなァ」
「馬鹿抜かせアクセラ。ここは1日目と2日目を通してって考えれば上条さんしかいませんのことよ!」
「オレはそんなもん興味無いから誰でもいいけど真面目に考えれば白雪か井ノ原弟も候補だと思うにゃー」
「だったら俺は絶対に無いな。昨日と今日の準決勝の前半まで規制かかってたから大して活躍してないし。俺は白雪さんだと思うな」
「元春と井ノ原くんの推薦があったらもしかしたらって思っちゃうな~」
「馬鹿抜かせアクセラ。ここは1日目と2日目を通してって考えれば上条さんしかいませんのことよ!」
「オレはそんなもん興味無いから誰でもいいけど真面目に考えれば白雪か井ノ原弟も候補だと思うにゃー」
「だったら俺は絶対に無いな。昨日と今日の準決勝の前半まで規制かかってたから大して活躍してないし。俺は白雪さんだと思うな」
「元春と井ノ原くんの推薦があったらもしかしたらって思っちゃうな~」
上条達がMVP予想をクラス内でしている一方で【歩く教会】チームもMVPを考えていた。
「私がMVPだったら嬉しいですけど恥ずかしいですね(これでMVPに輝いたら当麻さんの高校で一ヶ月実地研修が出来ます!)」
「根性って点なら俺だろうな!」
「いやいや、全試合通じて超活躍した私にもチャンスはあります(」
「キャプテンの私のが可能性が高いんだよ!(MVPでとうまの学校の食堂の食券5万円分はもらったね)」
「根性って点なら俺だろうな!」
「いやいや、全試合通じて超活躍した私にもチャンスはあります(」
「キャプテンの私のが可能性が高いんだよ!(MVPでとうまの学校の食堂の食券5万円分はもらったね)」
自己主張しているのは五和と削板と絹旗とインデックスだけで残りのメンバーは自分達は無いだろうと考えていた(2人ほど本気の願いを持っていた)。
そして木山の口から球技大会のMVPが発表された。
そして木山の口から球技大会のMVPが発表された。
「MVPは………………………………削板軍覇!!」
「「「「「なっ、何だってーぇえーぇえ!!」」」」」
「ん?やはり俺の根性が一番だったか!」
「「「「「なっ、何だってーぇえーぇえ!!」」」」」
「ん?やはり俺の根性が一番だったか!」
削板が選ばれた事に驚くその場にいた全員。
そしてその様子を見ていた小萌先生がすぐに理由を説明し始めた。
そしてその様子を見ていた小萌先生がすぐに理由を説明し始めた。
「ちゃんとした理由があるのですよー。削板ちゃんは初日の野球で全打席ホームランの快挙をあげてたのです!それについさっきの試合でも守備の中心となって活躍してましたので見事MVPに選ばれたわけです!!」
小萌先生の説明によりその場にいた全員が納得し、削板は表彰台に向かっていった。
一方で、その場にいた生徒たちは削板の望みが気にかかっていた。
一方で、その場にいた生徒たちは削板の望みが気にかかっていた。
「いったい削板のやつ何をお願いするんだろうな?」
「アイツの事だァ………どうせ根性関連の事に決まってる」
「いやー、案外意外な所つくかもしれないぜよ」
「元春がそう言うならそうかもしれないね♪」
「それよりなんでボクじゃなかったんやー、MVP」
「お前の場合、願いが引っかかったんだろう?そんなに活躍もしてないし」
「それより。なぜ私が。MVPではないの」
「本当審査員の奴ら、真の主役が誰か分かってないな、半蔵」
「ああ、そのとおりだ浜面!」
「アイツの事だァ………どうせ根性関連の事に決まってる」
「いやー、案外意外な所つくかもしれないぜよ」
「元春がそう言うならそうかもしれないね♪」
「それよりなんでボクじゃなかったんやー、MVP」
「お前の場合、願いが引っかかったんだろう?そんなに活躍もしてないし」
「それより。なぜ私が。MVPではないの」
「本当審査員の奴ら、真の主役が誰か分かってないな、半蔵」
「ああ、そのとおりだ浜面!」
そんな事を話している間に削板は表彰台の上に上がっており、先生方から表彰をうけていた。
「削板ちゃん、前日は授業でこれなかったからお願いを聞いてなかったので何にしますか?」
「俺はこの友愛高校の連中の根性に感動した!!だから―――」
「俺はこの友愛高校の連中の根性に感動した!!だから―――」
ここまで聞いた途端、その場にいた全員が削板がこの先に何をいうのか理解できた。
「俺は決めた!この友愛高校に転入する!!」
「なっ、なんだってーぇえ!!!」×その会場内にいた全員
「なっ、なんだってーぇえ!!!」×その会場内にいた全員
これにより削板軍覇の友愛高校三年への転入が決まり、友愛高校は結果としてレベル5を5人も持つ凄まじい高校となった瞬間だった。
そしてこれにて閉会式は終了となった。
そしてこれにて閉会式は終了となった。