とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ よくあるソレなショートストーリー 4



某日、上条当麻と御坂美琴はとあるテーマパークに来ていた。
経緯は至って簡単。上条の方から美琴をデートへ誘ったのだ(遊び行こうぜという誘い文句だがこれはどう見てもデートだろう)
入場券は上条が普段から通っているスーパーのポイントカード5枚で交換した代物(30点で1枚)
実は他に狙っていた交換景品があったのだが、どうせならという理由でペア入場券と引換

「んで来たのは良いけど、御坂さん。その格好は…?」
「う、うるさいわよ!」

もちろん私服である、しかしお嬢様はやることが違う。
着替えをわざわざホテルの一室を借りてしたのだから。
寮で着替える事ももちろん可能だと思うが、黒子が居るので美琴の選択肢の中には無かったのだろう。
服は前日にセブンスミストまで「一人」でセッティングしに行った為もちろん「少女趣味」炸裂である。

「ま、いいか。似合ってるし。可愛いぞ御坂」

上条は美琴を見て素直な気持ちで可愛いと思う事が出来ている

「な…こんな真昼間からこっぱずかしい事言ってんじゃないわよ!」
「こ、こんなところでビリビリはマズいですって!…って危ない危ない」

頬を赤く染めた美琴が少々ビリビリしていたが。
その兆候を見切った上条は素早く頭に右手をセットしていた。

「あ、アンタがそんな事をいうからいけないのよ!」
「上条さんは素直に感想を述べただけでございます」

美琴が赤くなりモジモジしてる、そして少々の間が開いた後。

「ホ、ホントは…ちょっと嬉しかったのよ、アンタの口から可愛いとか言ってもらうの」
「真実なのでいくらでも言ってやるぞ」

上条の口はいつもの調子に戻った、吹っ切れたのか変に意識することをなく自分を出せている。
美琴もいつもの調子の中にも恋人的な意味で意識が入ってる、やはり恋する乙女と言った感じだ。

「手…さっきみたいな事になるのは嫌だから…」
「ん?つなぐのか? ほいっと」
「(これが私の電撃を一切無効にしちゃう手…か見た目より大きいしつないでて心地いい)」
「どうした?御坂。元気ねぇじゃねぇか、いきなり大人しくなっちまって。らしくないぞ」
「げ、元気ならあるわよ!」

美琴は手をつなぐことに神経を集中していた為に上の空という感じだ。

「で、どのアトラクションに行く?ジェットコースター?お化け屋敷?それともウォータースライダーか?」
「な、なんでそんなハードなアトラクションばっかりなのよ!」
「そっか…常盤台のエースだもんな、怖がってキャーとかやりませんよね…」
「アンタ、私にどういうキャラ期待してんのよ!」
「わかった!メリーゴーランドにしよう!なんか写真撮影サービスやってるってインフォメーションにあったぞ」
「えっ…メ、メリーゴーランド?」
「お気に召しませんですか。お 嬢 様 ?」
「そ、そんなことない…」
「じゃ、決まりだな!」

美琴は心を見透かされたみたいで嬉し恥ずかし…そういう心境なのだろう。

係員が「カップルのお客様ですね?こちらへどうぞ~」
そう、先ほど上条が言った写真撮影サービスはカップル限定。しかも順番も優先的に前になる。

「(カップルだって…嬉しい、他の人から見てもそう見えるってことよね)」
「この調子ならすぐに順番が回ってきそうだな。って御坂さん…ニヤニヤしてどうしたんですか!?」
「な、何でもないわよ!順番待ちなんだから。ほ、ほらちゃんと前見てないとダメじゃない」
「お、おう…(なんか笑ったり怒ったり忙しいな~御坂は)」

やっぱり基本は鈍感である、それが上条当麻という学園都市一番の幸運(不幸)に恵まれてる男

そんなやり取りをしてるうちに上条×美琴ペアの順番が回ってきた。


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