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とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫
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とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

22-737

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匿名ユーザー

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とある男女の三角関係




12月21日 


 美琴は白井、初春、佐天の3人と共に喫茶店で談笑していた。
「聞いてくださいよ、昨日ものすごくカッコイイ人と出会ったんですよ!」
 佐天は昨日あった出来事を美琴達に話していた。
「へぇ~、どんな人なの?」
「昨日、不良っぽい人たちに絡まれたんですけどね」
「不良にって大丈夫だったの?」
「はい、もうダメだって思ったときにその人が助けてくれたんで大丈夫でした」
「どんな人だったんですかぁ~?」
 初春はパフェを食べながら聞いてきた。
「年は私より少し上くらいで高校生かな?黒髪のツンツンヘアーの人でした」
「ぶっ」
「どうしたんですか御坂さん?」
「いや、何でも無い・・・」
「まさかその人のこと知ってるんですか?」
「えっ?いや別にアイツに似てるなーって」
「アイツって誰ですか?」
 美琴の顔が赤くなっていくのがわかる。

「それは上条さんのことではございませんか?」
「白井さんも知ってるの?」
「はい、何度かお会いしたことがありますの」
「く・・・黒子?」
「高校生のツンツン頭で、困ってる人がいたら風紀委員を差し置いて助けに行く方ですの、その人不幸だーって言っておりませんでした?」
「言ってた気がする・・・」

「ちょっと待ってくださいね、今パソコンで上条って名前の人を調べてますので、白井さん下の名前ってわかりますか?」
「『上条当麻』ですの」
「えっと・・・上条当麻、あったこの人ですか?」
「そうそう!この人だよ初春!」

 佐天は白井が言う上条が自分を助けてくれた人だと確信する。
(ぐへへ、これであの類人猿と佐天さんがくっつけばお姉さまは黒子のもの・・・グヘヘ)

「バンクに乗ってるデータではレベル0ですね・・・」
「私と同じレベル0なのに不良たちに立ち向かって私を助けてくれたんだ・・・」(ポッ)

(あのバカ、何で私の友達にまでフラグ立ててんのよ!)

「ねぇ初春、この上条さんがどこに住んでるか調べてくれないかな?」
「ダメですよ佐天さん、個人情報を教えることはいくら佐天さんでも出来ませんよ~」
「そんなこと言わないでお願いっ!」
「う~ダメなものはダメです!」
「御坂さんは上条さんがどこに住んでるか知ってるんですか?」
「えっ?知らない・・・かな?」
「そうですか・・・会って昨日のお礼したかったんだけどな・・・」

 落ち込む佐天、お礼がしたいのに出来ないという感情は美琴も知っている。妹達の一件で美琴は上条に助けられたのに、
お礼がされるのが目的じゃないと上条に断られ、ずっとモヤモヤしているのだ。

(お礼をしたいのに出来ないのは私も同じか・・・)
「佐天さん」
「はい?」
「アイツの家は知らないけど、アイツの連絡先なら知ってるわよ・・・」
「本当ですか御坂さん!?」
「うん・・・会って話してみる?」
「是非お願いします!」

 いくら友達のためとはいえ、上条に女の子との出会いを仲介してしまうのは心が痛む

prrrrprrrr 

『もしもし、御坂か?今日は間違いじゃないんだな?』
 珍しくコール2回で出た。
「アンタにちょっと会ってほしい子がいるのよ・・・」
『俺に会ってほしい子?いったい何を企んでるんですか?』
「何も企んでないわよ!、いいから30分後にいつもの公園に来なさい!」
『ちょっ、30分後って俺の予定も何も聞か「アンタどうせ暇でしょ?」ずにどうせ暇ですよハイ・・・』
「それじゃ30分後にね」ピッ ツーツーツー
「御坂さんちょっと強引すぎじゃ・・・」
「あーでも言わないとアイツを誘うなんて出来ないんだから」
「どういう意味ですかそれ?」

20分後
「それでは私たちはジャッジメントの支部に行きますので、佐天さんがんばってくださいね!」
「それではお姉さま、また後ほどに・・・」



いつもの公園にて

「せっかく補習が無くて夕方からゆっくり出来ると思ってたのに、御坂に呼び出されるなんて」
「悪かったわね、突然呼び出したりして」
「って御坂サン聞いていたのですか?」

「アンタに会わせたい人がいるって呼び出したのはこっちだし、別にいいわよ」
「そちらの方が上条さんに会わせたい子かな・・・?」
「佐天涙子です、昨日はありがとうございました」
「昨日?あぁスキルアウトに絡まれてた!あの後無事に帰れたのか?」
「はい!上条さんのおかげで、上条さんもあの後追っかけられたみたいだけど大丈夫だったんですか?」
「ん?まぁ毎度御坂に追っかけられたりして逃げ足だけは速いんだよ、ハハハ・・・」
「え、御坂さんに?」
「アンタが私のことをいつも無視するのが悪いんでしょうが!」
「っていきなりビリビリすんなよ!」
 上条は飛んでくる電撃を右手でかき消した。
「今のは・・・?」
 始めて見る幻想殺しの存在に驚きを隠せない。
「上条さんってレベル0って聞きましたけど、今のって御坂さんの電撃を消しましたよね?」
「あー俺の右手にはどんな能力も消しちまう幻想殺しって能力があるんだよ、
生まれついての能力だからこの街で開発したもんじゃねーんだけど、
演算とかしてるわけじゃないから超能力ってより特殊能力って表現のほうが正しいかもな、
システムスキャンにも引っかからないしレベルは0だけどなー」

「そう・・・ですか・・・」

 レベル0にもかかわらず自分を救ってくれたヒーローをイメージしていた佐天だったが上条の幻想殺しの存在で、上条が自分とは違う世界の人間だと思ってしまった。

「まぁ幻想殺しって言っても右手以外は普通の人間だから上条さんはスキルアウトが4人もいたらギブアップで速攻にげるけど」
「それなら何で私を助けてくれたんですか?」
「そりゃ君が困ってたからかな」
「それだけの理由で・・・」
「コイツはそういう奴なのよ、私もコイツに何度も助けられた・・・」
「御坂さんがですか?」

 御坂と言えば常盤台のエース、レベル5、レールガン、最強無敵の電撃姫と異名を持つ、
 そんな彼女を助けるなんてやっぱり上条は普通じゃない、佐天はそう思った。

(でも・・・・・私を助けてくれたことは事実)

「あの!よかったら連絡先を教えてもらって良いですか?」
「へっ?別に良いけど・・・」
 上条が取り出した携帯電話には美琴とお揃いのストラップが着いていた。

「そのストラップ、御坂さんと同じやつですよね?」
「あー前に携帯のペア契約をしたときにもらったんだ」
「ペア契約・・・」
 ペア契約の事実に驚きを隠せない。

「おっともうこんな時間か、悪い!スーパーで特売の時間だ!じゃまたな~」
 上条は特売を目指してスーパーに走って行った。


 佐天を何かを決意したように、美琴に問いかけた。

「御坂さん・・・上条さんのことどう思ってますか?」
「えっ?」
「だから上条さんのこと・・・」
「別にどうも思ってないわよ!」
「じゃぁ私が上条さんのことを好きだって言ったら応援してくれますか?」
 衝撃が走った、佐天が上条のことを好きになる、美琴が一番恐れていた結末に向かって物語が進みはじめる。

(応援?出来るはず無い!私だって・・・いや、私の方がアイツのことを好きなんだから)

「出来ない・・・、私もアイツのことが好き・・・」
「やっぱりですか、携帯のペア契約するくらいでもすもんね」
「・・・・」
「私達ライバルですね」
「!!!」
 突然のライバル宣言に御坂美琴は言葉を失った・・・
「たとえ御坂さんが相手でも私は負ける気ないですから!」
「・・・」
「それじゃ」
 美琴は去っていく佐天の背中を黙って見つめることしか出来なかった。











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