とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

25-084

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匿名ユーザー

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小ネタ つゆと洗濯機とそうめん3




「晴れたわね」

「晴れたな……」

「梅雨は」

「まだ」

「終わらないんだよ……」

「心は曇り……」

「どうしたのインデックス?」

「そうめんが無くならないんだよ」

「ああ、これ。ダンボールが3箱?」

「最初は7箱あったんだよ」

「7……箱?それは……」

「来る日も来る日もそうめん」

「外堀を埋められた……包囲網が敷かれ」

「私が来たときぐらい別な物作ってあげたら良かったわね」

「短髪ぅぅぅ」

「短髪じゃなくて御坂美琴って名前があるんだから、ねっ?」

「うっううう、みことぉぉぉ」

「インデックスも既に美琴の手の内」

「泣かない、泣かない、今日のお昼は美味しい物を作ってあげるわね」

「うわーん、ありがとなんだよ」

「つーか胃袋を掴まれてるのか」

「最近は土御門から料理も習ってるし任せて」

「楽しみかも」

「なんだろな、この寂寥感は……」

「それじゃ、食材を…………あっ」

「ど、どうしたのかな?」

「食材が無い」

「そ、そんな」

「人生最大のピンチだってゆーのによ」

「全く無いわけじゃないけど、どうしよう?」

「相談できる相手がいない」

「うーん、やっぱりそうめんをメインにするしか手が」

「そうめんになるんだ……」

「ダメだ浜面は、女三人と……ハーレム勇者は巣に帰れ!」

「大丈夫、趣向を変えてここはそうめんを揚げる」

「うんうんそれで」

「それにあり合わせの食材で作った餡を掛けて」

「一方通行も熟女から幼女まで取り揃えてる」

「おおう」

「皿うどん風に」

「もう物言わぬみーちゃんしか」

「みこと、素晴らしいんだよ」

「これでそうめんとは思えないはずよ」

「美琴に買って貰ったからみーちゃんなんて安易だよな」

「それでいいんだよ、ジュル」

「オマエが助けてくれるおかげで梅雨を乗り切れる」

「さてと始めましょうか」

「楽しみなんだよ」

「みーちゃんは共に戦う戦友だ」

「ふふん♪」

「わくわく」

「友よ、どうしたら良いんだ?」

「ブオォン」

「なんで静粛性が売りのオマエが?そうか叱ってくれてるのか、手を取ったのは俺だ……共にあるって誓ったんだったな」

「よっしゃー完成」

「わーい」

「お昼できたわよ、ってまだ洗濯機の前にいたの?」

「美琴」

「なに?」

「来年は一緒に暮らそうな」

「ふにゃーっ!」








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