とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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匿名ユーザー

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くっつく 4 くっついてます




さて、くっついてしまった上条と美琴
そんな彼らに近づく三人組とはいったい「どーもーお久しぶりです、上条さんは御坂さんの彼氏さんだったんですか!!?」

「もー佐天さん、いきなりは失礼ですよ。
 はじめまして、初春飾利っていいます」

「死ねーーーーー類人猿!!!!」

「なにしやがる白井!!!」

……もういいや

「はっ!! 黒子!! 初春さん!! 佐天さん!!」

「待っててくださいまし、今すぐこのはりねずみ型類人猿を滅殺し、助け出して差し上げますわ!!!」

「もしかして、それ、オレの事?? それにオレが何したよ!!!」

「心配したんですよ、お話の途中で急に飛んで行っちゃうんですから」

「そんなことより早く隣の彼氏さんを紹介してくださいよーー」

「聞いちゃいますか、佐天さん!!! さ、流石御坂さん大人ですね!!」

「な、か、か彼氏!!? なんでそんなことになってんのよ!!」



「「「そうやってずっと手をつないだままでなにを言ってるんですか(ですの)!!!!」」」


二人はピタッと止まり、何も言わずに連結部分を見つめる。
そして思うのだ。
だってしょうがねーじゃん。

「違うのよ!! これはいろいろあって!!」

「ほー『いろいろ』あったんですね!!!」

「ほふぅ、常盤台のお嬢様のロマンスですか……」

「い、いろいろぉ?」

「白井、顔がこわいですよー」

「な、なぜかこんな風になっちゃって!!」

「へーいつの間にか、ってことですかー」ニヤァ

「まふぅ、知らないうちに惹かれあう、素敵ですね~」////

「ひ、惹かれあうぅ??」

「それ初春さんのセリフ!! そして目つき凄い!!」

「し、し、しかたなく……」

「そうですよねー、仕方ないですよねー」ニヤニヤ

「むふぇ、離すわけにはいかないってことですか~」////////

「絶対に、離さないぃ???」

「それだれも言ってねぇ!!! そして髪!!!!」

「ここここうしないと、くくくくっついて、はは離れられないのよー!!」

「おおう、ご馳走様です」////////

「が、我慢して、それって、ぬふぇ~~~~~~~~~~~~~~」/////////////////////////

「くっついて、離れ、られない……」

「黒いオーラが!!!! 美琴さーん、もうだまってーーーーー!!!!」

全員のキャパシティーがいっぱいになった時、
一番最初に動いたのは、  

御坂美琴


だって、こんな時に限って
アイツが名前呼びなんてするから、

そして、とった行動がまた、最悪の形だった。

「ばか!! 今手を離したら!!!」

次の瞬間、少女三人は固まった。
さっきまで全力で彼氏ってことを否定(できてなかったけど)していた美琴が、
何故か上条を押し倒したからだ。

「「……だ、大胆!!」」

「オネエサマ?」

「ち、違うの!!! これは違うの!!」

「だから手を離すなって!!!!」

次の瞬間再び五人は固まる。

あの、美琴が


うぶで、こういうことが苦手な美琴が


自分から


上条に飛びついて頬にキスをしたのだ!!!!!


全員がそれぞれの表情で固まる。
キラッキラッと星を浮かべる顔。
あこがれの先輩がとった衝撃的行動で真っ赤になった顔。
怒りがゲージを軽く超え、震える体と影が入った顔。
呆然とする顔。
そして、殺される5秒前の青ざめた顔。

「しねぇぇぇぇぇぇっぇぇぇぇっぇぇぇぇっぇぇぇぇっぇぇぇぇ類人猿!!!!」

美琴は呆然としている。
この状態で逃げるには?

「すまん!! 美琴!! 後で死ぬほど謝る!!!!!!」

「あ、あれは!!!!!!」

「リアルでやる奴はめったにいないと言われる!!!!」

(こ、これって、お、お、おひ、おひ、おおひひめ……)

お姫様抱っこだった。








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