とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part001

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前日録


「私は自分より強い奴がいるのが気にいらないの。」
最初はただの負けん気の強い、ただのレベル1の
少女のたわごとだった。

だが、少女はあらゆる文献を読み漁り、毎日
徹夜をいとわず、能力開発の実技
指導と薬物による脳開発に耐え、小5のころには、当時は
空想科学の産物だった超電磁砲を打ってみせ周りを
驚かし、レベル5の3位になり、それでもあきたらず、研鑚を重ね、
小六の冬休みのシステム・スキャンでプラズマを
能力で発射する超荷電粒子砲を
完成させ、それを通り名にした。

1000億電子ボルトに加速された陽子は、陽子
と衝突するさいに、ガンマ線を放射し、その
ガンマ線が、絶大な殺傷効果を持つ。
またガンマ線はあらゆる電子機器を破壊する。
分厚い鉛10M以外に遮蔽するものはなく、通常の
核シェルターすら、役に立たない。

その力技は、1000億KWを超えた発電能力で
作り出す莫大なプラズマが
可能とする。

その莫大な電力は、物質の第4態と呼ばれる
プラズマを思いのままに操る
ことを可能とし、将来的にはおそらく
反物質を使った究極兵器とされる
対消滅兵器すら可能にするだろう。

学園都市は、彼女の多大な利用価値を認め
 中1の最初システム・スキャン後
序列1位に据えた。

兵器・素材・エネルギー・あらゆる用途に
応用可能な、プラズマ操作能力は
おそらく学園都市に莫大な利益をもたらすであろう。

だが、彼女はそのあまりにも便利すぎる能力
ために、始まる苛烈な
日々をまだしらない。




第01話 上条当麻(1)


はあ・・・疲れた。本当きついわ・・
いや実験は嫌いじゃないけどさ。
それなりの対価はもらっているしさ・・
でも、さすがに・・・毎日6時間極限まで頭を使うのは
結構つかれるわ・・
でも・・まあ世のため人のためならしょうがないわよね。
御坂美琴は、ぶつぶつひとりごとを吐きながら、
研究所からの帰り道を急いでいた。
夏の遅い、遅すぎる残照も薄れ、あたりは
夜のとばりが支配し始めていた。

御坂美琴は、いつも学校を午前中に終え、午後
は個人の能力開発と実験に充てている。

学校自体は彼女にとって、まあ息抜きみたいなものだろう。

春に支給された教科書は一瞥しただけで
復習にすぎないことは、支給された
その日にすぐにわかってしまった。

小学校のころに、能力開発の基礎開発過程
でたたきこまれた数学・物理学
化学・生物学それらの教科書を読むために
暗記させられた日本語を含む
複数の言語。英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、
イタリア語、スペイン
語、日本語、中国語などの語学。
その知識は今思えば大変貴重なものだ。
だが・・あまりにも自分は詰め込みすぎた。

正直な話、学習はもう飽きた。
通常の大学院生以上の知識を叩き込まれた
小学時代の知識
は大学に匹敵する常盤台のカラキュラムでも全く底を見せない。
中2時点でも新規に学ぶことはなく、学校は復習
の場にしかすぎない。
だから学校は別に行く必要なんかないような気もする。
だが、所属する研究所所長の意見できっちと午前中だけでも、
授業を受けるようにしている。


まあ・・息抜きで行ってみれば、いいんじゃないの?
と所長はいう。
それに同世代の普通の女性と会話するのも、御坂君が
今後研究者になるには
必要な知識だと思うよ。ともいう。

正直な話、プラズマの利用法を考えるだけで、楽しくて
しょうがない自分には
ガールズトークは退屈でしょうがないのだ、


自分にとって、学習と能力開発漬けだった
苛烈な小学校の日々、多分一般人の何十倍も
密度のある日々だったろう。
その結果つかんだ、能力、そして1位の地位。
その日々がふつうの女のコであることを
不可能としてしまっている。

そんな自分でも、ちょっと遊びたくなることがある。
ちょっとスキルアウトでもからかって遊んで見るか、
そんな出来心だったんだ。
でもそれが運命的な出会いになるなんて
その時の私はしらない。

午後は研究所に缶詰めになる私は、20時までは
能力開発と実験に全精力を
つぎ込んでいる。

物質の4態の一つであるプラズマは
開発領域が莫大である。
核融合、反電子砲、プラズマ溶接、電子銃、
プラズマ微細加工、プラズマを利用した
電磁爆弾など応用範囲はちょっとやそっとでは
終わるものではない。
という事情により寮監に毎日朝に門限延長の許可をもらっている。
通常20時の門限も22時までに戻れば許される。
まあ・・ささやかだけどさ・・レベル5の特権てやつよね。
でもせいぜい1時間かな遊べるのはさ・・

効率的に遊びましょ・

アンチスキルの監視カメラサーバを
ハッキングし、スキルアウトの
居場所は把握済み、ふふ10名で
何をバカ話してんのかしら・・

はあ・・女か。。。本当けだものね・・
じゃ・・ちょっと夢を見させてあげようかしらね。

いたいた。

10名のスキルアウトは、私をかわいい
ふつうの女子中学生としか認識していない。
なれなれしく声をかくて来る。
ちょっとつきあわない・・。
はあ・・誰が
私はうつむいて何も言わない。
まあ焼きゃいいか。
100万V 1A程度の弱い電気でちょっと根性を試して
見ようかしら。黒子だとご褒美になるけど、
一般人なら気絶するでしょ。
こんがり皮膚も焼けて、スキルアウト定食
できるあがりなんてさ・・

でもさ・・最低でもレベル3以上が確定している常盤台生を
襲おうなんて馬鹿?
レベル3以上でも10名で囲めばいいて考え?
短絡的で怖いもの知らずね。見かけにだまされて・・
もしも私がレベル5だったら
どうするつもりなんだろう。馬鹿ね。

まあ退屈なやつらだし・・やっぱ焼くしかないかな。

本当女口説くならもっと勉強しなさいよ。
私は心の中でつぶやく。まあ馬鹿じゃな・・しょうがないか。
こいつらがMHD発電なんか理解できるわけないしな・・
ローレンツ力もマクスウエル方程式も理解できないでしょうしね。

さあ・・え?
すいません。期待していない声が聞こえる。

つんつん頭の高校生くらいの男が私を助けようと、なにやら
言い出す。
へえこいつ・・なけなし勇気をだして助けようてわけ?

まあちょっとついててみようかしら・・

ウニ頭の高校生と私は手をつなぎ走り出す。
それが始まりだった。・・・










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