放課後。
焼き肉屋へ向かうのだが……
「にゃー。不幸だーっ!!!」
「何言ってンだテメエ?自業自得だろォがよォ」
「そうは言ってもにゃー、」そういって後ろを見る。
そこには
「ん?何か用?おいしい焼肉屋を知ってるって話だったはずだけど。」
「御坂様の彼氏のおともだちお勧めの店ってどういう店ですの?」
こんな感じで前回の数倍はいる。
それに、
「先生は地酒に期待してるわけではないのですよー。教師として皆さんをきちんと見張らなければいけないのですー。」
「常盤台と事を起こされたら大変じゃん。」
このお二人も。さらに
「うちの友達の芳川も暇そうだから呼んだじゃん。」
まだ増えそうである。
と、言う訳で
「不幸にゃーーっ!!!!」
それをある人物が物陰から見ていた。
「楽しそうだなー。ちょっと覗いてみっか。」
土御門の元?愛しの妹である。
ここに土御門最大の受難が始まる!
焼き肉店にて…
「これが焼肉ですか。」
「バーベキューと似てますわね。」
「ちなみに、焼肉とバーベキューの違いは、焼肉は日本で生まれて、バーベキューはアメリカ生まれなんですよ~。」
「ご教授ありがとうございます。」
「いえいえ、あっ、そこ焼けましたよ~。」
「あっ、どうも。」
「やれやれ、焼肉は戦場じゃんよ…。」
「なんで~?ってミサカはミサカはヨミカワに聞いてみたり。」
「それはじゃんよ…早い者勝ちってことじゃん!!」
「あーーーー!!それミサカが狙ってたお肉!!ってミサカはミサカはヨミカワを訴えてみたり!!」
「だから早い者勝ちっていってんじゃんよ!!」
ちなみに隣のテーブルでは……
「ん~。もうちょっと焼こうかな。」
「こげちゃうよ当麻。」「いいのいいの。焦げたくらいがちょうどいいんだから。」
「早死にするぞ~。」「うるせぇ。」
すき焼きの時は吹寄の仕切り性に振り回された上条さんだが、今日は美琴がいることもあってか吹寄はやってこない。
「ヒィ!仕切り屋!!??」
こう言っているのは今回は茜川である。
ばかみ琴カップルを見ている常盤台の生徒たちはこんな会話を
「あれが御坂様のお相手の殿方ですの?」
「そうらしいですわよ」
「もうあーんとかしそうな勢いですこと」
「いやいや、あーんどころか口移しをしそうな勢いですわよ」
「多分、御坂様が門限を破った日はあの殿方と・・・」
「「「きゃー////////」」」
常盤台のお嬢様は少々妄想癖があるようです
「カミやんはそんなことしないで(あの殿方はそんなことしませんわよ)。」
青白組が常盤台の会話に入ってきた。
が!!
2人は入らなければ良かったと後悔することになった。
「白井さんもその殿方とお付き合いをなさっているんですの?」
「どのあたりの関係までいったんでしょう」
「聞いてみましょう。白井さん、どの位まで進展しましたの?」
「さ、さぁ。よく覚えておりませんわ」
「キスくらいしたんじゃありませんの?」
その言葉を聞き白井は赤くなってしまった。
「冗談で言いましたのにほんとでしたの!?」
そのころ
お財布で悩んでいた土御門に
お財布で悩んでいた土御門に
一方通行がポンと札束を。
「にゃにゃ!!」
「撃ち止めが迷ったせいで余りまくってんだよォ。グループの金に手ェ出されたら俺の責任問題になるしなァ」
「恩にきるにゃー。」
「ただし。」「にゃ?」
「条件が有る」「何ですかにゃー??」
そういうと一方通行はバカップル=上琴を指さす。
「ちょいと面白くしねェか?」
「にゃ?」全くわけがわからない土御門。
「グループのリーダーであるオマエに頼みてェンだけどよォ、」
一方通行が珍しくいたずらっ子の表情になる。
アホ毛ちゃんの影響か?
アホ毛ちゃんの影響か?
「海原とか呼ばねェか?」
「にゃー!!それはナイスアイディアですたい!!!」
そして……12分後、
やつらがやって来る。
やつらがやって来る。