翌朝
和解した8人は計画を立てた。
結論はとりあえず街をブラついて外国に来た空気を楽しもうとのことである。
そのころ見た目18歳の監督は新しい映画の案をスタッフに話していた。
「今度の映画はニッポンの学園都市の中の日常について撮るわよ!」
「ここはハワイですけど。それに日本人じゃないと不自然なんじゃ」
「ハワイでもいいわよ。それに一人イケメンをニッポンからよんでるわっ」
「一人呼んでどうやって映画をつくるんですか?」
「そのへんにいる人をつかまえればいいでしょ」
「俺を呼んだのはお前か?」
「そうよ」
そこにはヤクザ予備生+新人ホストのような長身の少年。垣根帝督がいた。
上条たち8人がビバリーと出会うまであと1分。
ビバリーから映画のコンセプトについて説明を受ける垣根。
スタッフ一同(この人が断ってくれたら終わる♪国に帰れる。)と願っていた。
が!
「おもしろい。実に面白い!ヨッシャやろうぜ!」
どこかが垣根の琴線に触れたらしく快諾!!
それどころか
「よし、俺が日本人連れてくる。何人必要だ?」
「うーん、8人。できれば子供が一人とグラサン男、髪染めた男がいれば文句ないわ。」
「OK。んじゃ連れてくるぜ。」
「期待してるわよー。」
二人は元気だがその周りはため息すらできないくらいぐったりしている。
なにせここにきて構想の変更は5回目なのである。
なにせここにきて構想の変更は5回目なのである。
さてビバリーの指定があの8人にぴったりなのは偶然だろうか?
そして垣根の目がちょうどぴったりの8人組をとらえた時、上条当麻とゆかいな仲間たちのドタバタが始まる。
そして垣根の目がちょうどぴったりの8人組をとらえた時、上条当麻とゆかいな仲間たちのドタバタが始まる。
「よぉ。久しぶりだな。一方通行」
「テメェまだ生きてたのか。ここで一勝負するカァ?」
「生憎だけど俺は今スカウトしに来たんだよ」
「「「「「「「「???」」」」」」」」
「ビバリー=シースルーって人が映画の出演者を探してるんだけどお前らどうだ?」
「おもしろそーってミサカはミサカはついていってみる」
「ビバリーってあの『鉄橋は恋の合図』の!?当麻。いってもいいでしょ?」
「いいんじゃねえか?意味もなくぶらつくよりなら」
そうして8人は垣根についていった。
「帝督君。君すごいわね。注文どおりじゃない!」
「まあな」
ビバリーは早速紙を取り出し配役を決めていく。
「まずそこの白い子が学園都市で一番強い人の役ね」と一方通行を指して言う。
「で、帝督君が2番目でそこの姉妹のお姉ちゃんが3番目ね」
「「「「「「「「!!!!!」」」」」」」」
「そこのツンツン頭はなんかよく分からない力を持ってて3番目の子の彼氏」
「それで青い髪とツインテールは付き合ってる」
「あと金髪と残りの女の子も」
「で、一番の子はそこのちっちゃい子に対して口にできない思いを抱えている」
「男の子たちは皆クラスメイト」
ビバリーは言い終えると早速撮影に入ろうとする。
だが垣根を含む9人は完璧な配役すぎてしばらく動けなかった。
「おい、垣根。」
「なんだ一方通行?」
「あの女どうして知ってンだァ?」
「まあ映画の配役だからいいんじゃね?」
「ところでどんな映画の内容なのー?ってミサカはミサカは聞いてみる。」
「だよねー。どんな映画なんですか?」
「にゃー。気になるにゃー。」
垣根提督は自信たっぷりに言う。
「よくわからん。」
「「「「「「「「えーーっ!!??」」」」」」」」
「なんかスンげえ情熱感じて、乗っただけだ。」垣根提督どうも話の内容は聞いてなかったらしい。
スタッフたちもこれは予想外だったらしくみんなずっこけている。
そして全員に向かってビバリー=シースルーが説明する。
それによれば………
「能力者達による超バカップルのハチャメチャストーリー♪」
(能力者達っていう設定は必要なの?)ともはやリアクションできないスタッフたちを他所にビバリーは続ける。
「とりあえず撮りたいシーンだけ撮るからあとは普通にしてていいわよ。素でもハチャメチャになりそうだし。ところで学園都市に入ったことある人いる?」
顔を見合わせる一同だが一方通行のことを全員が見たため仕方なく彼が答える。
「入ったこと位ならあるぜェ」
「本当!?だったら1番強い人ってどんな能力なの?知らないなら2番目でも3番目でもいいから教えて!」
ビバリーは目を輝かせているが一方通行、垣根、美琴は目を合わせて溜息をつく。
「し、知らねェなァ」
「残念だわ。学園都市って情報が少ないからいいチャンスだ思ったのに。仕方ないから能力はCGで電気とか吹雪とかをつけるわ」
「ざ、残念でしたねェ」
「まあいいわ。じゃあ始めるわよ」
最初にビバリーが要求したシーンとは...
「そこの二人キスしちゃいなさーい!」
指さされたのは月夜たちか?それとも上琴か?
いや違う。
18歳の恐るべき第6感を持つ女監督のさした先には
「「えええええっ!?」」
「なんで私がこのエセ関西人と!?」
「あーと、えーと、うーと……。」うちは構わへんでと、心の中で言っている青ピ
彼らはこれからどうするのか?
たっぷり30秒は悩む。
結論から言おう。
痺れを切らした意外とこういうのが好きな一方通行と、こういう事に関しては右に出る者がいない土御門さんがこの後ろを後ろからプッシュ。
チュッ。
かくて青ピと白井はキスしてしまったのだが……。
「だめ。全然だめ。雰囲気が出てない。そこの二人やって。」
ビバリーはあっさり切り捨てて上琴を指名。
このシーンが異常なまでにうまく撮れたのは言うまでもない。
「悪い。黒子はん。」「誤ることじゃありませんの。あなたは私とキスするのは嫌だったんですの?」
「いや、そうじゃないけど…」「それに。」それまで向こうを向いていた白井が青ピに向きなおって言う。
「私的にはあなたとのキスも悪くないかと思いましたわよ。」「えっ?」
そんなこんなで撮影は進んだのだが。
ビバリーの出した次のカット。
【学園都市一位と二位の戦い。】
「なーんかやな予感がするぜい。」「だよねー。」
「なーんかやな予感がするぜい。」「だよねー。」
「とうの二人、めっちゃやる気やん。」「ですわね。」
「あの監督の第6感には恐れ入るわ。」「狙ってんじゃねえのか?」
そうとは知らない一方通行たちは
すでに戦闘前の会話を始めたのだが、「台本」がない。ビバリーいわく「こういうのはアドリブでやっちゃえ♪」
だそうで、
演技ではなくマジの会話が始まっていた。
「さァって、この間の続きを始めましょうかァ!!」
対する垣根提督は………
「幻想殺しも入れてバトルロイヤルってのはどうだ?それくらいのハンデくれよ」
「それいいなァ!!」ノリノリの一方通行
上条逃走…
美琴の手を引いて。
美琴の手を引いて。
「あれー?どうして逃げちゃうのかなあ」何にも知らないビバリー。
「さァな。おィ垣根。こういう場合どうすンだァ?」
「他の能力者を代役にするとか?」
「「「「だめーーっ!!」」」」
「それじゃああの二人を捕まえるっきゃねえだろ。」
「だなァ。俺もあいつには放置プレイ好き呼ばわりされてンでなァ。それに昨日の修理代もある。」
「なんだそれ?」
「気にすンな。ンじゃ、とっととあのバカ二人をとっ捕まえるぞ。」
「そこの5人も当然参加だぜ。」垣根はにやりと付け足す。
かくて久方ぶりのおいかけっこがハワイを舞台に開幕する。
5分後。
少し離れたパールシティ(真珠湾北西側)の路地裏で……。