「かみやん発見だにゃー」
上琴はついに追っ手に見つかってしまった。だが幸いにも一方通行と垣根はいない。
「仕方ないわね。電撃で蹴散らすわ」
「それはやめといたほうが」
ビリビリ
上条の制止も間に合わずに美琴は電撃を5人に放った。
「あの子って能力者だったんだ♪ほら追うわよ」
「機材を持って走るのって大変なんですよ」
「それが仕事でしょ!これは面白いシーンが撮れそうね」
美琴が能力を使ったのをバッチリ撮られてしまった。だがそこに新たなる追っ手がやってきた。
「探したぜェ。最弱ゥ」
「さっさと始めようぜ」
学園都市第1位役の一方通行と学園都市第2位役の垣根帝督だ。
今度は一方通行がベクトル操作でいっきに距離をつめて拳銃(ゴム弾)で撃とうとする。
「お前銃はきたねえだろう」
「うるせェ」
話に夢中になりすぎた一方通行は上条に近づきすぎて右手に触れてしまい自爆。
「今度は俺の番か?」
「ハイ!カット。いい戦いが撮れたわ。君たち能力者だったんだ」
「そうですよー。言ってませんでしたっけ」(棒読み)
「俺は無能力者だけど」
「そんなことはいいわっ!君は何番目に強いの?」ビバリーは一方通行に近づいて質問する。
眼力に負けた一方通行は「1」
今度は垣根に近づきまた眼力で白状させる。「2位くらいだ」
美琴に至っては質問される前に「私は3位よ」と答える。
「凄くない!?適当に選んできて適当に役決めたら全部あってたわよ」
「「「「はい。すごいです」」」」
「もう戦闘シーンはいいわ。もうちょっとラブシーンを増やしたいわ」
今度にビバリーが注文したシーンは...「上条君が浮気」
あたりはあっという間に不穏な空気に包まれる。
「あれー?なんかご不満??」ビバリーが聞く。
「にゃー。カミやんは演技じゃなくても浮気するからにゃー。」
「そ・う・な・の??」
「何言ってんだ土御門!!いや美琴さん、私上条当麻、浮気なんてそんなことするわけがございませんのことよ!!」
「そう言えばよォ、この間の乱闘の時、女子のスカートの下見てたじゃねェか。」
一方通行が吹っ飛ばしたのが上条の上を通り過ぎたというのが正解である。
だが。
「なんですってえええ!!!!!」
バチバチバチ
早速帯電する美琴。
バチバチバチ
早速帯電する美琴。
「おおっ!これいい。変更!!浮気がばれて彼女が怒るってので行くわよ!!」
ビバリーはノリノリである。
もう戦闘シーンはいいといったのは吹っ飛んでしまっている。
ビバリーはノリノリである。
もう戦闘シーンはいいといったのは吹っ飛んでしまっている。
「そう。じゃ演技ということでやってもいいのよね?」美琴がにっこり笑って聞く。
「「「「「「「「イエス!オフコース!!」」」」」」」」
ビバリーはおろか他の全カップルが言う。
ビバリーはおろか他の全カップルが言う。
ちなみにカメラが故障しかねないということに気がついたスタッフは言っていない。
「ぎゃーーっ!!なに美琴にゴーサイン出しちゃってんの!?ってか美琴は何いつもより余計に帯電してますか!?」
「あんたが浮気するからでしょうがぁあああ!!!!死ねーっ!!!!!!!」
「不幸だぁーーーーーーっ!!!!!!!」
上条当麻の不幸はこれからが本番である。
上条当麻の不幸はこれからが本番である。
10分後。
美琴が怒ると詩菜顔負けの物投げ攻撃に発展することが判明した。
電撃が効かない以上、仕方がないことであるが。
ちなみに今までに飛んだものは
監督用イス・カメラ・ハシゴ・小道具ほとんど・マイク・メガホン etc。
「……能力者同士の痴話げんかじゃなかったんですか??」
「バーカ。こんな絵になる喧嘩の演技、能力なしでも十分いけるわよ!!」
「いや、演技じゃにゃいと思うにゃー。」
「垣根。この監督、やる気あンのかァ?」
「さぁな。それと一方通行、お前のフィアンセが投げられてるぞ。」
「ぬァにィ!!??」
見るとそこには打ち止めを投げている美琴の姿が。
さすがにこれは受け止めないとまずいと思ったか上条、止まってキャッチ。
結果。
美琴に捕まった。
「さあ、あんたの浮気の回数を数えろォ!!」ビリビリ
「!!口調が変ですよ美琴さん!!ってかお前意外に手を出したことはねえ!!」
「じゃあ一方通行の言ったことは何なのよ!!」
「あれはあいつが女子を投げて俺の上を通過させただけだ!!!」
すると当麻の頭をぐりぐりしていた美琴の手が止まった。
そしてギギギと一方通行のほうを振り返る。
「アンタ、私をだましたの?」
一方通行はおびえながらも答える。
「悪気は無かったンだぞォ!!ただ最近ソイツがイイ気になってたからよョ!!
少しこらしめてやろうと…」
少しこらしめてやろうと…」
一方通行が話していると後ろから上条につかまれた。
「ここで上条さんの能力解説♪上条さんの右手は、幻想殺しと言って、どんな能力も打ち消しちゃうんだよ♪
だからこの学園都市最強もこの幻想殺しにつかまれたら…ただのモヤシッコなんだよ♪画面の前のみんな覚えておけ!!」
だからこの学園都市最強もこの幻想殺しにつかまれたら…ただのモヤシッコなんだよ♪画面の前のみんな覚えておけ!!」
「能力解説ありがとね。」こんなシリアスな状況をも楽しむのが映画監督ビバリーシースルー。
カメラはギリギリ一個残っている。
「さあ美琴♪思い切り殺っちゃえ♪」
「言われなくてもわかってるわよ♪当麻♪」
「不幸だァああああああああああああああああ!!」
一方通行はその後、
電気付きビンタ15発。
素手のこぶし15発。
さらに監督の新構想【じゃあそのもやしっ子は悪の集団のかしらで他の子がそれを懲らしめるってので行こう!!】
のために、上条に捕まれたまま。
ノリノリの第二位とこんな面白いことはないという顔の打ち止めと
さらには自分もやろうと言い出した18歳の監督にいたぶられる羽目になった。
その間残りの4人とスタッフはというと………
とっくの昔に逃げていた…
「逃げるが勝ちやー!!!!!」青ピのその声を合図に一斉に逃走した面々。
だが運悪く白雪、土御門組が補足されてしまい……
「にゃーっ!!月夜、走れ!走るんだーっ!!」「元春、そんなに走れないよーっ!!」
氷壁を作ること1回、吹雪を起こすこと2回。
しかし、垣根提督の未現物質と美琴の電撃が原因の電気抵抗による熱、
そしてビバリー=シースルー監督の熱い情熱の前にそれらは雲散霧消し、(上条さんもついてきているが今回は出番なし。一方通行は伸びて打ち止めが介抱している。)
かくて土御門たちは人通りにまぎれてどうにかしようとしたのだが。
もう長くはもつまい。
土御門たちが丸焼きを覚悟した時、
最後の希望 ”母親たち” が目の前に現れた。
「にゃーっ!!カミやんのお母上っ!!!助けてくださいにゃーっ!!」
「美琴ちゃんのお母さんも助けてくださいっ!!!」
「あらあら。この間のお二人さんじゃありませんの。」
「ん~??美琴ちゃんがなんかしでかしたの?」
「「そうなんです!!だから助けて!!」」
親たちはこう返答した。
「「無理。」」
「「なんで??」」
親二人は続けて答える。
「「そこにいるから」」
「「え!?」」
もう二人に救いは無かった…
土御門白雪ペアは連行され、映画撮影は監督に言わせるところ、
土御門白雪ペアは連行され、映画撮影は監督に言わせるところ、
『メッチャクチャいいのが撮れたわ!!』
という感じでつつがなく(?)終了した。
白井たちは捕まらずに済んだのは僥倖というしかない。
撮影終了後8人はショッピングへ繰り出すことになったのだが、撮影所から出た途端、
あの親二人に出くわしてしまった………。