とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

13-10

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匿名ユーザー

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 ちょっとした驚きも含めてレッサーの聴取は無事終了、すでに木山、姫神、闇咲は用事があるとのことで教会を後にしていた。
 その他の面々も他の場所へ移動しようとしたが、ある一つの組み合わせが気になって動こうとしなかった。
 ある一つの組み合わせとは初春とヴィリアンで、教会の外でジッとしているのだ。

(ああ、どうしましょう。まさかあんな単純なことを言うのがこんなにも緊張するだなんて……)
「あの~ヴィリアンさん。そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ? 私はどんなことがあってもヴィリアンさんを嫌いにはなりませんから」
「初春……ありがとう。で、ではっ、あ、あなたに、お、お願いがあります。わ、わわわ私の妹になって下さいっ!」

 ヴィリアンの言葉に事情を全く知らない者達、そして初春はビックリして言葉にならなかった。


「えっとヴィリアンさん、それは冗談とかじゃないですよね?」
「も、もちろん本気で言ってます。で、ですから私の妹になって下さいっ!」

ヴィリアンは緊張しながらももう一度言った。

「べ、別にいいですけど、どうしてですか?」
「初春を見ていたらなんか初春の姉になりたくなって…」

「そうなのですか。別にヴィリアンさんの妹になってあげてもいいですよ。」
「ありがとうございます。それでは私は飾利と呼んでいいですか?」
「いいですよ。なら私はヴィリアンお姉ちゃんと呼びますってなんでいきなり抱きつくのですか!?」

ヴィリアンは初春をいきなり抱きついた。

「だって飾利が私の妹になってくれたからつい抱きつきたくなってしまって。」
「分かりましたからそろそろ離れてくれませんか?」

と初春がいうと、ヴィリアンは初春を抱きつくのをやめた。
ちなみに、ヴィリアンが初春に抱きついているとき、遠くで三人(特に神裂とシェリー)が羡ましいと思っていたが、今回は仕方なくしかも抱きついているのがヴィリアンなのであきらめていた。


「第三王女まで飾利の妹フラグが立つとは……恐るべし飾利」
「全くだね、それに王女なら最終手段の『不敬罪』という武器があるからね……」
「飾利姫……それならいっそおでぐび!!」

健宮の言う事がわかったので、取りあえず殴っておいた。



「そんじゃあ終わったことですしレッサー、荷物の後片付けをしに行きますよ~」
「くう!!本当に手伝うんですか!?」
「あったりまえよ、私と当麻の聖なる夜を邪魔したんだから♪」
「くうっ……では最後にひとつだけ質問よろしいでしょうか?」
「何よ?くだらない質問だったら焦がすわよ♪」

では、と怖がりながらも区切り。

「じゃああの子は誰ですか!?あなた方の子供か何かですかぁぁぁあああああああああああああい!?」


 まさか今さら打ち止めのことを聞かれるとは思っていなかったので、上琴は面倒臭そうにしつつも簡潔に答えた。

「まあ、そんなようなものだな。最初はすっげー途惑ったけどさ、今じゃあもう慣れっこっていうか当たり前だし」
「あのさレッサー。私達と付き合っていくならあんまり細かいこと気にしちゃダメよ。あの子は私と当麻の娘のような子、分かった?」
「は、はい……(娘のような、ですか。良かった、本当の娘じゃなくて良かった。これならまだチャンスが……!)」

 レッサーは知らない、上琴と打ち止めが3人揃えば立派な親子にしか見えなくなることに。
 上琴はレッサーの質問に答えたので今度こそ、引越しを始める為に移動しようとするが初春が頭を下げてきたことに驚く。

「か、飾利? どうして頭なんか下げてるんだ? 悪いことなんて何もして無いだろ?」
「いえ、本当なら当麻お兄ちゃん達の引越しのお手伝いしたかったんですけど、ジャッジメントの仕事があるので……」
「気にしなくていいわよ、そんなこと。こっちにはレッサーがいるし、飾利もジャッジメントの仕事、久しぶりなんでしょ?」

 美琴が言ったことは事実で、初春はここ最近、絹旗を代理にとか出していてジャッジメントの仕事に出ていなかったのだ、まともに。
 その理由はネセサリウスのサポートとかに大忙しだったことなのだが、そんなことは固法や黒子には言えるわけが無い。

「明日にはシェリーさんもイギリスに帰るので今日からしばらくは大人しくしようと思ってます。魔術絡みの事件も起きそうに無いですし、当麻お兄ちゃん達の仲も安泰ですから♪」
「つーことはアレかァ? てめェはもう俺達をからかったり、脅したりしねェンだな? 最近の怖い初春にならねェンだな?」」
「は、はい……。でも仮にカップルの皆さんの仲を引き裂くような真似をするような人達がいたら一方通行さんの言う『私』に戻りますけど」

 初春が大人しくすると宣言したことで何名かが喜んでいるような気がしたが、彼女はそんなことは気にしなかった。
 それを聞いていた絹旗がクリスマスパーティ前日のいじり甲斐のある初春を思い出し、ついつい『アレ』をやってしまう。

「じゃあ飾利はこれをやっても超酷いことはしないということですね♪ そーれっ!」

 『アレ』、すなわちスカートめくりが久々、本当に久々に初春に炸裂する。
 いきなりのことで初春は反応が遅れたが、事態を呑み込んで顔を真っ赤にさせ、涙目でポカポカと絹旗を叩く。

「な、なななな何するんですか最愛さーん! ひどいですよーーっ! 皆がいる前でーっ!」
「あはは、超ゴメンゴメンです(なんかこうゆう飾利って超落ち着きます)」

 絹旗は魔術に絡む前の初春に戻ったことを嬉しく思っていた、冗談抜きで。
 ちなみに絹旗が思っていた感想を抱いていた者は意外と多いというのは秘密である。

「まったく絹旗のいたずらにも困ったものです。しかし飾利のあのいじり甲斐のありそうな態度、悪くありませんね」
「くっ! せっかく飾利の新しい一面を見たというのに明日には帰るのかよ……。絶対、学園都市に戻ってやる! ……なあ、神裂。足元が赤くねぇか?」
「そういえばそうですね。私達は特に何もしたわけでは……建宮? しっかりしなさい建宮!」
「か、飾利姫の、し、縞パン……。な、何という、は、破壊力か……。こ、これで、し、死んでも悔いは……無いの、よな」

 神裂とシェリーの足元に赤い血溜まりを作ったのは、初春のスカートの中身にやられた建宮の鼻血だった。
 初春は神裂とシェリーが騒いでることに気付き、建宮に起こった出来事をすぐさま理解すると耳まで真っ赤にさせて、

「た、建宮さんに、み、見られちゃった……。う、うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!」

 猛ダッシュでその場を後にした、運動オンチらしからぬ素晴らしい走り方で。
 これを境に初春の『裏モード』は少しの間ではあるがなりを潜めることになる。



 時は少し過ぎ、学舎の園のとあるオープンカフェ、そこには異様な光景が。

「どうした? もう昼過ぎだというのに一時間もだんまりとは。そうゆうのはあまり感心しないな。私は貴様と白井の付き合いについて話したいだけなのだが」
(怖い! なんやこの美人、めっちゃ怖いわ! 美人やけど! というか何でボクだけこないな目に遭わされなあかんの! 不幸やーーーーーーーーっ!!)

 そこには『ゴゴゴゴ……!』という効果音が聞こえてきそうなオーラを纏った寮監と、髪の色と同じくらい顔を青くさせている青ピの2ショットが展開されていた。
 青ピはこんなことになった経緯を胃に穴が開きそうな感覚を覚えながらも、何とか思い出していた。


「黒子はん遅いな~」

青髪ピアスは待っていた。今日もデートである。
だが肝心の黒子がなかなか来ない。とそんな時。

「ぐがぁ!!○○ざまぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!」
「く、黒子はぁぁぁああああああああああああああああああああああああん!!どないしたんや!?」

青髪ピアスが絶叫するのも無理はない。なぜなら黒子は死闘の中から帰った来た兵隊のようだ。
いや、あながち間違っていないかもしれない。

「白井、よくも私の罰から逃れようとしたな……」
「ひぃ!!」

そこには常盤台の寮監が立っていたからである。

「お、おおおおおおおお、お許しください寮監様!!」
「問答無用」

ゴキィッ!!と黒子の首から音がしたからだ。

「く、黒子はぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!」


 青ピの絶叫を無視して、寮監は気絶した黒子を担ぎ上げた後で青ピに命令する。

「今から私はこの馬鹿者を寮まで運ぶ。貴様は私が指定するオープンカフェで待っていろ。白井との付き合いについて聞きたいことがあるからな」

 寮監の言葉に青ピはただただ頷くことしか出来ず、彼女に言われるがままに指定されたオープンカフェに向かうことに。
 ちなみに罰とは心理掌握と一緒にやることになった常盤台中学と寮のトイレ掃除で、二人で分担して行っていたのだが黒子だけがたまらず逃走したのだ。
 理由は簡単、青ピとのデートがある為だが今回ばかりは相手が悪かったようだ。

「すまんな、待たせてしまって。さて、貴様が白井と恋人関係になった男だな。嘘偽り無く貴様達の付き合いについて聞かせろ」



 それから一時間、青ピは今もこうして寮監を前に沈黙し続けているというわけだ。
 しかしさすがに一時間も黙っていられるわけにもいかないので、寮監から青ピに尋ねることに。

「……このような態度では言いたくても言えないようだな。失念していた、許せ」
「へっ? あ、そない謝らんでもええと思うんですけど……。ただ、ちーとばかし怖いなぁ思うて……スンマセンでしたーーーっ! 相手美人さんやのにっ!」
「ふっ、貴様はどうやら正直者のようだな。それに少しばかり変わり者のようだ。成程、白井の恋人というのも納得できる」

 青ピはいつの間にか寮監が纏っていた恐ろしいオーラが無くなっていることに気付くが、それが自分のせいだとは全く思っていない。
 そして寮監が次なる質問を青ピにぶつける。

「ところで白井が貴様に迷惑をかけてはいないか? あいつは能力は高いしジャッジメントをしているが私にとっては問題児だ。きっと貴様にも迷惑をかけていると思ってな」
「迷惑、ですか? そないなことありませんよ。確かに黒子はん、積極的過ぎますけどそれもあの子の愛情表現や思てますし。それに」
「それに、何だ?」
「ボクは黒子はんと知り合うてホンマに幸せです。感謝こそすれ迷惑なんてこれっぽっちも思てませんから。……ってなんや、こないな真面目なん、ボクのキャラちゃうんやけどな~」

 青ピの素直な返答を聞いた寮監は、密かに黒子の男を見る目が間違っていないと思っていた。
 見た目は頼りなさげだが、芯がそれなりに通っていて、黒子のことも大事に思っている、それが寮監が抱いた青ピのイメージだった。

「そうか、それならば安心だ。これからも白井のことを宜しく頼む」
「は、はぁ……」

 寮監に認められたということの意味が全く分かっていない青ピはただただ呆気に取られるばかりである。
 しかしいい話はここまでで、ここからが青ピにとっての不幸の始まりだったりする。

「そういえば貴様、上条当麻を知っているか?」
「カミやんですか? 知ってますよ。なんたってボクとカミやんとつっちーはデルタフォース呼ばれてますから! せやけど何でそないなことを?」
「実はな、白井に何度聞いても貴様のことは聞けずじまいでな。私としては第三者から見た貴様のことを知りたいと思っていたんだ。そうか、上条と知り合いか」

 そして寮監は迷わず携帯を取り出し、以前に会った時にいざという時の連絡を取りたいという理由で電話番号を交換していた当麻に電話をかける。

「もしもし上条か。私だ。急な呼び出しで済まないな」
『ああ、寮監さんですか、お久しぶりです。ところで何かあったんですか?』
「いや何、ちょっとした私用だ。白井の恋人について貴様から話を聞きたいと思ってな。つっちーとやらも連れて来てくれるか? 時間は取らせないから安心していい」
『俺としては別に構いませんけど、美琴も今一緒でそのつっちーも一緒ですけど今から押しかけていいんですか?』
「御坂も一緒なのか。……本当なら貴様とつっちーとやらだけが良かったんだが仕方ない。御坂も連れて来るといい。場所は○○○というオープンカフェだ。御坂に聞けば分かるはずだ。ではまた後でな」

 そう言って寮監は当麻との電話を切ると、当麻達が来るのを穏やかな気持ちで待つことに。
 しかし彼女は知らない、当麻と土御門からもたらされる青ピの情報に自分の抱いた青ピに対する好奇心を若干後悔するなどとは。



 一方、当麻達はというと寮監からの呼び出しについて考えることにした。


「この議題について、土御門はどう思う?」

教会を出た上条はすぐさま土御門に質問した。

「ぶっちゃけ言っちまうと何もわからん。だいたい俺はその寮監の事を何も知らんぜよ。はい次美琴ちゃんどうぞー」
「寮監は普段は規律に厳しくて、少しでも騒いだらあの世行きだったわ……」
「でも根はいい人だったぜ?」
「なるほど、って事はその寮監殿は多分青ピを恐怖のそこに落とし入れ、青ピから何かを聞き出し、
それで何か俺達に聞きたいんじゃないかにゃー?」
「まあ確かにデータが少ないとそこまでよね…」

そう言って頭を抱える三人。ちなみに

「うう…私は全然話についていけない」

白雪も着いてきていた。



その四人を後からつけてる槍を持った少女と、レベル5と幼女、レベル0と病弱のカップルがいた。

「むむむ、ここからじゃ何言ってるか聞こえませんね…」
「何話てるか聞きたい!!ってミサカはミサカはわがままを言ってみる!!」
「分かってんなら駄々こねてるんじゃねェよ」
「はまづら、何でみさか達は新居の荷物を放っておいてどこにいくんだろ?」
「それを知るために後を付けてるんだよ」


 残った者達もそれぞれに行動を始めることに、まずは対馬と浦上。

「とりあえず寮に戻りましょ。昼食を摂って、後のことはそれからということで」
「そうだね。ん? 寮監さんからメールだ。えっと……対馬、私達の予定が決まったみたい」
「どうゆうこと?」
「白井さんが罰のトイレ掃除から逃げ出さないように見張って欲しいって」

 対馬と浦上、せっかくの日曜日が黒子のとばっちりでかなり潰されることに。
 続いてこちらはインデックスとステイルだが、インデックスがいるだけで予定は決まったようなものである。

「インデックス、僕らはどうしようか?(まあ、きっと昼飯だろうけどね……)」
「とりあえず喰わせ殺しでご飯食べて、それからとうまとみことの新居に行くんだよ。場所はみことに教えてもらったからバッチリだし」

 上琴がどこかに行ってしまったのでインデックスは喰わせ殺しで昼食を摂ることにした、ステイルを伴って。
 ステイルはインデックスの行動パターンを把握してる自分をちょっと誇らしく思うと、上琴新居二号がどんなものか興味を持つのだった。

「ほらほら二人とも、超諦めて行きますよ。お兄ちゃんとお姉ちゃんに超頼まれた引越しのお手伝い、超きっちりこなすんですから」
「とほほ……。せっかくヴィリアン様のお供をしたかったのに~。でも御坂さんが怖いから仕方ありません……」
「なんでわしまであのバカップルの引越しの手伝いをしなけりゃならんのよ……。わしもプリエステス達と一緒に飾利姫を見守りにゲフッ!」

 上琴にお願いされて引越しの手伝いをする絹旗、美琴に強制的に引越しの手伝いをさせられるレッサー、絹旗に無理矢理手伝わされることになった建宮の奇妙なトリオ。
 そのトリオの中でもひときわ異彩を放つ建宮が文句を言うが、当然ながら絹旗に殴られることに。

「今の建宮を飾利に近づけるのは超危険ですからね。義理の姉妹として親友として飾利のパンツを見て鼻血を出した建宮には色々と超聞きたいですし」
(というかパンツを見ることになったのも元はと言えば絹旗、お前さんのせいなのよね。……っといかんいかん、また飾利姫の縞パンを思い出して鼻血を出す所だった)
(天草式十字凄教で教皇代理の地位にいる建宮斎字、実は変態でしたか……。そして建宮を容赦無く殴れる絹旗さん、やりますね)

 建宮とレッサーが何を考えているとかそんなに興味の無い絹旗は大好きな上琴の役に立てるとあって、思いのほか嬉しそうにしているのだった。
 そして残るは神裂、シェリー、ウィリアム、ヴィリアンの4人が目指す先、それは第一七七支部方面である。

「あ、あの、神裂。私達はどうしてコソコソとしなければいけないのですか? 飾利なら押しかけても歓迎してくれると思いますが?」
「それは私達がよく知ってる方の飾利です。ですが、大人しくすると言った矢先のあの子の態度。普通に押しかけたら恥ずかしがって追い出されるでしょう」
「なるほど。さすがは飾利のお姉ちゃん歴が私より長いだけありますね、神裂。私も見習わなくては」

 シスコン(初春限定)の神裂を見習おうとするヴィリアン、それがいかに大間違いなことだと知らずに。
 そんな二人を少し離れた場所から見ているのはシェリーとウィリアムである。

「なあ、あんたの恋人さ、神裂に毒されてる気がすんだけどいいのかい?」
「それはそうなのであるが……。ヴィリアンのあんなに楽しそうな笑顔を崩したくはないのでな。しばらくはしたいようにさせるのである」
「そうかい。ま、私は私で楽しませてもらうからいいけどさ。私の知らない飾利、なんかイメージだけで可愛がりたくなってくるよ♪」

 ウィリアムはシェリーという魔術師を腕は立つが少々性格に難ありと位置づけることに。
 その間にも神裂による間違ったお姉ちゃん講座がヴィリアン相手に展開されていた。

「いいですかヴィリアン様。これはストーキングではありません。お姉ちゃんとして飾利を見守ってる、立派な行動なのです。恥ずかしがらずに飾利の行動を見守り、愛でるのですよ」
「はい、とても勉強になります。ああ、これが飾利のお姉ちゃんというものなのですね(飾利には私のことは『姉様』と呼んでもらいましょうか? その方がしっくり来そうですし)」

 神裂の道案内の元、シェリー、ウィリアム、ヴィリアンは順調に第一七七支部へと進んでいた。



 寮監から連絡を貰って5分後、当麻達はとあるオープンカフェに到着するが青ピと寮監の楽しげな2ショット(第三者視点で)に途惑うことに。


「「なんなんだあの楽しげな状況…」」

上琴は寮監と青ピの楽しげな2ショットを見て呆然としていた。

「カミやん、カミやん達が言ってた感じには見えないんだけどにゃー。」
「その前に俺たちもあの楽しげな状況を見て驚いているんだけど。」
「そうよ。いつもは規律に厳しく、少しでも騒いだらあの世行きなのにあんな感じなところを見ていてら驚くのも当たり前だもん。」

美琴が寮監のことをそう話したそのとき!!

「御坂、私をそう思っていたのか?」

いつの間にか寮監が美琴の後ろにいた。
そして、美琴が後ろを向こうとしたとが、美琴は寮監にヘッドロックされ気絶した。

「で寮監さん?いきなり何のようでせうか?」

当麻は美琴が気絶しても冷静でいた。
また当麻は気絶した美琴を背中にのせた。
ちなみにこのとき土白はというと…

*1

土白は美琴が気絶したのに冷静なのかに驚いていた。

「呼んだ理由は白井の彼氏のことを第三者から聞きたかっただけだ。」
「そうですか。」

「それでこの金髪のほうがつっちか?」
「そうです。名前は土御門と呼びます。」
「つ、土御門元春と呼びますにゃー。よろしくぜよ。」

土御門はまだ動揺していた。

「そうか。で、そちらは?」
「白雪月夜と呼びます。元春の彼女です。」

月夜は土御門が動揺したおかげで安心していた。
そして、やっと本題に入った。

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注釈

*1 なんでカミやん(上条くん)は彼女が気絶させられたのにこんなに冷静なの(なんだにゃー)!!