9月22日 神戸・高3自殺:中傷サイト、加害生徒側が作成 嫌がらせ目的か

神戸・高3自殺:中傷サイト、加害生徒側が作成 嫌がらせ目的か

 自殺した神戸市須磨区の私立高校3年生に対する恐喝未遂事件で、被害生徒の下半身の写真や中傷する文言が
掲載されていたとされるインターネットのサイトは、被害生徒と同じ運動同好会に所属し、
同校が「いじめに関与していた」と認めた同級生が作成・管理していたことが、同校の学内調査で分かった。
 調査に対し、この同級生は「(被害生徒に)頼まれて作った」と話しているというが、
当初から嫌がらせ目的で無断で作成した可能性が高く、兵庫県警も経緯を調べている。
 同校によると、被害生徒は高校1年だった06年3月、逮捕された生徒を含む同級生4人と一緒に
運動同好会を結成。今春に解散するまで5人で活動していた。
 いじめにはこのうち3人が関与しており、うち1人が今年4月ごろ、被害生徒の個人情報などを記した
サイトを作成し、管理していたという。
 サイトには、被害生徒の裸の下半身の写真や「うそつき」と非難するような書き込みがあり、
開設から数週間後の4月下旬、被害生徒が見つけて削除したらしい。
学内調査では、写真や中傷を誰が掲載したかは分かっていない。
 被害生徒が残した遺書とみられるメモには「写真は無理やり撮られた」
「(サイトを)作ったのは僕じゃない」などと書かれていたという。【津島史人】

毎日新聞 2007年9月22日 東京夕刊

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年02月12日 21:12
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。