偽ブランド品、買わされる 金策のためバイト 神戸・高3自殺 【大阪】2007/09/19,
朝日新聞 朝刊, 31ページ
調べによると、生徒は2年生の時、同級生の1人からブレスレットを5千円で購入。その後、同級生は携帯電話の
メールで「ブランド品だから」と数万円の追加支払いを再三要求。生徒は「偽物だからそんなに高額は払えない」
と拒んでいたという。生徒は現金を要求されたことを示唆する遺書を残しており、この同級生の名前も記していた。
これとは別に、関係者によると、生徒は「偽物のルイ・ヴィトンやグッチの財布を数万円で買わされた」と漏らし
ていた。春ごろから、金策のため学校に無断で
アルバイトをしていたという。
また、生徒はほかの同級生らと週に3、4回、学校近くのお好み焼き店を訪れ、全員分をまとめて支払うことが多
かった。1人で来店し、3、4枚買って帰ることも度々あり、店員に「パシリで来ている。代金は友達からもらっ
ていない」と話していたという。
自殺した生徒は、うそをついたら金を払うという「罰ゲーム」を同級生らと約束していた。17日に恐喝未遂容疑
で逮捕された少年は県警の調べに、「初めは冗談のつもりだったが、次第に遊ぶ金がほしくなって、本気で金を脅
し取ろうと思った」と話しているという。
最終更新:2008年01月06日 09:00