後輩も現金要求か 遺書に「死ぬ原因、金」 神戸・高3自殺 【大阪】2007/10/02,
朝日新聞 朝刊, 35ページ
生徒の遺書に「後輩に金を払わされていた」と記されていたことが1日、関係者の話でわかった。
関係者によると、生徒は遺書を6月下旬ごろから書き始め、7月3日に校舎の渡り廊下から飛び降りた。遺書は生
徒のズボンのポケットから見つかり、「死ぬ原因のほとんどはお金」と書かれていたという。
生徒は、逮捕された少年らとは別の同級生から偽ブランド品のブレスレットを購入させられ、その残金の支払いを
迫られていることや、後輩にも金を要求されていたとの内容をしたためていた。後輩は中学時代の後輩とみられる。
遺書にはこの2人の名前を挙げていた。生徒は自殺直前の3日間、
アルバイトをして2万円の報酬を得ていたが、
その行方がわからないという。
3人は6月23日と25日、「はよ金払えよ」などと現金を要求するメールを送信。3人の名前は遺書にはなかったとさ
れるが、生徒は「1万円を払うと言い出したのは自分だが、最後の方は何を言っても信用されなかった」と書いていたという。
最初に逮捕された少年(17)はいったん容疑を認めたが、「全くの冗談で、お金を取る気持ちはなかった。恐喝した
とか自殺の原因をつくったと言われるのは心外です」と否認に転じた
最終更新:2008年01月06日 20:30