DMKP-10背景ストーリー - オリオキバのデュエマオリカ置き場（kokiさんのオリカ置き場） @ ウィキ | デュエマオリカ

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「どうやら、1059THzでは最近増えている“影波干渉”に情報が上書きされてしまうようです！火文明による水文明襲撃の臨時ニュース、これは闇文明自身が仕組んだ“偽の情報”なのです！『可視化できないからこそ、嘘をつける』──まさに闇の所業！」

「しかし、私たちは屈しません！より早くより強い放送に尽力することで、闇文明の企てを止めてみせます！まずは闇文明の虚偽報道により被害を受けた水文明への援助を行います！」

「さらに、闇文明に電波をジャックされないよう、5969THzまで上げました！さらにさらに最新情報を最速でお届けできるよう、基地局を60000箇所増設しました！」

一気に5倍近く上げられた周波数はヘブンズ・オンエアからの宣言とも取れる放送を一瞬で世界中に広げた。
また、中継地点となる基地局の増設により、闇文明の潜む影や水文明の住む海底の底の底まで放送が届くことになった。
その放送が真実かどうかを知る者は限られる。故に、情報に感化された者、騙された者、染まった者、成り済ましている者が現れ始めた。
多色化が一気に進んだことで、目の前の同志が他の文明に寝返ったのか、他の文明を取り込んだのか、一目では分からない状況にあった。
何が真実か分からなくなったものたちは、自分たちが信じたい情報を信じ始めた。
しかし、それは突然のように問題を呼んだ。
各文明が掲げた「情報」が真実となり、正義となってしまったのだ。
火文明は情報の入手が早ければ早い程、信ぴょう性が増すと考えた。
さらに、直接伝えることで情報の漏洩と錯綜のしようがないと考えた火文明は、爆颯隊の足に情報収集と伝達を一任した。
自然文明は、全員に伝わることが最重要であると考えた。
全員に伝わるには言語や文字に執着せず、魂に直接響く音楽が最適だと考えた自然文明はより一層、自分たちの音楽を奏で続けた。
水文明は、蓄積された知識こそ情報収集の要だと考えた。
そこで、情報収集に特化した潜水工作員、ディープ・クレイテイマーを召集した。彼らは超貝析を得意とするだけでなく、自分の分身であるデコイを生み出し、ほかの文明陣に送り込み最新最先のナウな情報を盗み取ることができる。
影霧は他の文明が情報収集に特化し始めたことを受けて、ファントム・ナイトメアを招集した。
ファントム・ナイトメアは些細な情報も逃さず、捕縛蜘糸で絡め取ってしまう。
どの文明にとっても、一番厄介なのは影響力も拡散力も桁外れのヘブンズ・オンエア有する光文明の存在だった。
「5969THzの放送は、もはや世界そのものだ。海の底も影の奥も、今や光に照らされる」
「増やされた基地局から逃れる方法は無い。呑まれたくなければ、壊すか、耐えるか、だ」
「ファントム・ナイトメアを呼び出した闇文明が本格的に光文明への進軍を始めた」
「ディープ・クレイテイマーは何者にも化ける。隣のそいつは本当にそいつか？」
情報源が増えれば、真実には早く届く。だがそのぶん、声がぶれ、輪郭はぼやける。

「マスター、今計画を進めるのは時期尚早かと思います。時が経てば有利なのはこちら側です。ここは待ちましょう」
火のマスター?にそう告げるのは、参謀のイグニス・ホット?であった。彼は火文明の脳と呼ばれていた。
自然文明の住人たちが自由に音楽を奏で続ける中、マスター?とその弟子?は、音波を通じて光文明の電波を無効化する技術の研究を進めていた。
電波を無効化する技術を研究する中で、自然文明が持つオトダマスクの力に目をつけた。
とうとう技術を完成させた彼らは、オトダマスクの力を利用して、光文明が送り出す電波を遮断し、自然文明の領域を守ることに成功した。

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