帝國国内の食糧事情は、転移前世界での大陸の穀倉地帯を失っており、早急な確保が必要だった。
幸い、転移後も海洋地域だった為水産資源は豊富だったが、主食たる米と肉の供給が問題だった。そこで帝國は神州大陸から神州大陸産食肉を輸入、帝國の食糧事情は『一応』好転した。少なくともカロリーべース『では』、史上最高の栄養状態となったのである。

内容的には大いに問題がある。米を減らす代わりに、『肉?』や『魚?』が大幅に増え、主食と副食の立場が逆転しまったのだ。さらに高年の者には配慮して米の割合を増やしているため、その皺寄せが若者に来ていた。例えて言えば、『毎日米抜きで焼肉喰え』と言うような物で、流石の若者達も悲鳴をあげている様だった。


帝國がこの不均衡を是正できたのは、何年も後の事である。

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最終更新:2006年05月06日 12:51