海賊とは海上の盗賊であるが、何も海賊行為だけを行っている訳ではない。海賊といえば洋上を駆け巡り、海賊行為だけで食っている連中を想像する者が多いが、そんな『大物』は極々一握りに過ぎない。『危険』が大き過ぎるのだ。特に
レムリア王国のような発展した国となると、まず存在しないだろう。
海賊は沿岸で主に海賊行為を行う連中と、洋上で主に海賊行為を行う連中の二者に大別されるが、数としては前者が圧倒的に多い。何しろ沿岸航行の船は大概が単船での航海である。襲うのも容易だし、狩りすぎない様に注意すれば遭難と思われ(沿岸仕様の廉価船という事もあるが、この世界の造船・航海技術はその程度に過ぎない)、捜査の手も無いからだ。彼等は普段は漁民として生活しているが、カモが来ればたちまち海賊に早代わりする。
後者は前者と比べて圧倒的に少数(前者が多すぎるせいもあるが)だ。何しろ洋上航行できる船は沿岸航行用とは比べ物にならない程高価であるし、獲物の商船の多くが船団を組んで航行するからである。彼らも前者と同様に大概は海運会社を装い、カモがいれば海賊に早代わりする。
レムリア王国は治安が良く、民度も相当高いため少数(他列強諸国と比べても最小であろう)であるが、他国(特に中小
文明圏の国々)では依然として多くの海賊が存在しているのだ。逆に言えばレムリア程の高水準の国家でさえ、『海賊が存在する』とも言えるが・・・。
帝國の統治政策により現地の旧法をそのまま適用している事が多く、捕縛した海賊の処分に関しては例えばレムリアの場合、旧レムリア王国の法に基づき、海賊行為は本人のみなならず家族も処刑される。
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最終更新:2006年06月04日 21:47