帝國編
仏教は信者が大きく減ったものの未だ健在(神道との立場は大きく逆転しましたけど)です。ですが、キリスト教に関しては…。キリスト教は現在でも圧倒的少数派で、当時では今の比ではありません。世間の目も今以上に厳しいです。転移してからはそれにさらに拍車がかかります。一神教そのものが「邪教」「狂信教」の多神教世界です。もし大陸で布教活動なんかしたら、捕まってしまうかもしれません。キリストの教えは「目障り」(何しろ自分達の神を否定されますから)ですから。帝國も「目障り」なので知らん振りでしょう。邦国から、「帝國国教(神道)の教えに真っ向から反している。」と言われれば言い返せません。
転移世界は上記のように多神教です。
ただし神々の格はそれぞれ異なりますし、その国々により崇める対象の神は異なります。
一応、『主神』とされるレべルの神々については、それぞれ世界規模に展開する神殿によって祭られています。
主神の信者によっては、『自分の信ずる神こそが唯一神であり、他の神々は唯一神の僕にすぎない』なんて言う連中もいますが、このような意見は『狂信的』とされています。
転移世界の神々は現実的な恩恵を与えるような力ある存在かと問われれば、それぞれの教団が独自の魔術系統を保有し、「神の奇跡」と称しているようですが…
異種族はそれぞれに独自の神を信仰しています。
北東ガルムの
ドワーフの神々(祖先神です)は神道に吸収されました。このような神々の受け入れは
ダークエルフや獣人に対しても行っていますが、あくまで『特例』ですので人間族の神々の受け入れは現在行っていないようです。
王国で宗教として認められるには、何重もの関門がある。
①宗教認可――学問として系統だっているか。危険性がないか。
②県布教許可――県レベルでの布教許可。
③郡布教許可――郡レベルでの布教許可。
④州布教許可――州レベルでの布教許可。
⑤王国布教許可――全国での布教許可。
*①段階では、親族内または同村内でのみ信仰許可
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最終更新:2006年06月13日 21:33