「大鷹」は、昭和15年に日本郵船の「春日丸」を改造した空母であり、改造空母の中では唯一開戦前に就役した空母である。
商船から改造された為、速力が21ノットの鈍足という致命的な欠陥があり、史実では機動部隊として行動はできず、主として航空機の輸送や兵員の輸送に従事したのである。
史実では昭和18年(1943)9月に米潜水艦の放った魚雷6本が命中したものの、その5本が不発で小破に止まるという幸運艦であったが、昭和19年(1944)8月18日、フィリピン北方海域で米潜水艦「ラッシャー」の雷撃を受け、1本の魚雷が命中し、沈没した。
ちなみに『大鷹』型の搭載機は、
零戦が12機(うち補用3機)、
九九艦爆15機(うち補用3機)の合計27機(うち補用6機)となっている。
空母大鷹の性能、武装
改装着手 昭和15年11月、横須賀海軍工廠
竣工 昭和16年9月5日
基準排水量 1万7830トン
公試排水量
全長 180.24メートル
最大幅 22.5メートル
飛行甲板 180*23.5メートル
最大速力 21ノット
航続距離 18ノット 8500海里
燃料
兵装 12.7センチ連装高角砲6門、25ミリ機銃8挺
機関 タービン2基、2軸
出力
搭載機 常用27機
特殊装備
風の魔石
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最終更新:2006年08月23日 23:25