帝國海軍の辺境警備用小型巡洋艦。旧5500トン型軽巡の焼き直し版であり、『新5500トン型巡洋艦』とも呼ばれている。
但し装甲防御力に関しては、仮想敵水上艦艇の非力さから大きく削られている。(本格的な対空攻撃に対しては考慮外)
ブロック工法及び溶接工法を全面的に取り入れて工期を短縮したり、主砲や魚雷発射管は旧5500トン型のものを流用する等、できるだけコストの上昇を抑えている。
とはいえ新型だけあって対空/対水上電探を当初から装備しているのに加え、指揮統制/通信能力も数段向上している。
また南方での活動を考慮し、強力な通風/冷房機能も付加される等、居住環境にも考慮が払われている。

本型は巡洋艦としては破格の値段であることから、昭和19~28年の10ヵ年計画内に10隻以上が調達され、各方面艦隊に配属された。
また昭和29年以降も調達は続き、最終的には帝國海軍だけでも20隻以上、邦國や同盟国への輸出も含めれば50隻以上が生産されることになる。

本型はそのコンセプトや船体規模から、よく大型海防艦と比較されるが、純粋な戦闘艦としては本型に軍配があがる。

基準排水量 5,000t
出力 ?馬力
最高速力 30.0ノット
航続距離 16ノットで8,000浬
舷側装甲 25mm
甲板装甲 25mm
砲塔装甲 無し
弾薬庫装甲 50mm
主砲 14cm50口径砲連装3基
高角砲 無し
機銃 37mm機銃四連装2基(※)、25mm機銃単装4基
魚雷 61cm魚雷発射管四連装2基(予備魚雷無し)
艦載機 水偵1機搭載可能
その他 爆雷36個

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最終更新:2006年08月27日 02:22