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昭和17年当時のメクレンブルク王国 王太子 45歳

現メクレンブルク王―当時は王太子―の六男坊の上庶子の出であり、王家での立場は低いものであった。

 『王太子の息子』とはいえ庶子の六男坊―それも人口10万程度の小国の―では立場は軽い。
 僅かばかりの捨扶持を与えられ、数人の使用人をと共に王都外れの小さな屋敷に放り込まれた。
 誰も訪れること無い屋敷で、彼等は肩を寄せ合って暮らしていたのである。
 ……フーシェ?もその一人だった。

 転機が訪れたのはハルマヘラ戦争によって、である。

 当時15の少年だったルッツは勇んで王軍に参加した。
 お共は当時門番だったフーシェ?唯一人のみ、騎乗しているのも竜ではなく馬――それが当時のルッツの『精一杯』だったのだ。

結果的にこの戦をルッツは生き延び、上の兄たちは全員戦死した為
第一位王位継承者となったのである。


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最終更新:2007年01月15日 18:06