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2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
2.要約:
職場でのメンタルヘルス対策に関する厚生労働省の検討会にて、定期健康診断に併せてストレス検査を企業に義務付ける事にした。企業には労働者が必要以上に不利益な扱いを受けないよう、プライバシーに配慮を求める。(100字)
3.論評:
職場での定期健診は労働安全衛生法という法律に規定されており、これは業務起因性のある職業病などへの対処を目的としているが、今回の新たなストレス検査は別枠として設ける事となっていると記事は伝えている。このストレス検査では結果の診断は悪行であり、必要である場合は産業医の診断を受ける事となる。プライバシーの観点から考慮して、事業者には労働者の症状等は伝えられない。仮に産業医が休業や配置換えが必須だと判断した場合は、労働者の同意を得た上で、事業者へ意見を述べる事となる。
世界的に見て日本の労働時間は異常だ。違法残業が横行しており、日本では国際労働機関の労働時間を批准していない為に他国と比べて異常なほど労働時間が長い。過労死が増加し、うつ病などの精神疾患を患う労働者が後を絶たない訳だがストレス検査を設ける事により、労働環境が改善されるかもしれないが、現在の日本の労働基準制度を根本から変えないと焼け石に水ではないか。(406字)
2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814036 氏名 加里本裕二
1.新聞情報:
- 見出し:職場健診でストレス検査
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年9月8日
- 面数:34面
2.要約:
職場でのメンタルヘルス対策に関する厚生労働省の検討会にて、定期健康診断に併せてストレス検査を企業に義務付ける事にした。企業には労働者が必要以上に不利益な扱いを受けないよう、プライバシーに配慮を求める。(100字)
3.論評:
職場での定期健診は労働安全衛生法という法律に規定されており、これは業務起因性のある職業病などへの対処を目的としているが、今回の新たなストレス検査は別枠として設ける事となっていると記事は伝えている。このストレス検査では結果の診断は悪行であり、必要である場合は産業医の診断を受ける事となる。プライバシーの観点から考慮して、事業者には労働者の症状等は伝えられない。仮に産業医が休業や配置換えが必須だと判断した場合は、労働者の同意を得た上で、事業者へ意見を述べる事となる。
世界的に見て日本の労働時間は異常だ。違法残業が横行しており、日本では国際労働機関の労働時間を批准していない為に他国と比べて異常なほど労働時間が長い。過労死が増加し、うつ病などの精神疾患を患う労働者が後を絶たない訳だがストレス検査を設ける事により、労働環境が改善されるかもしれないが、現在の日本の労働基準制度を根本から変えないと焼け石に水ではないか。(406字)
- 論評お疲れ様です。
とてもよく書けていると思いますが、一つだけアドバイスします。
最後の一文ですが、少し長く「だが」、「が」と続いているので、
そのため、過労死が増加し、うつ病などの精神疾患を患う労働者が後を絶たない。
職場検診でストレス検査を設ける事により、労働環境が改善されるかもしれないが、
現在の日本の労働基準制度を根本から変えないと焼け石に水ではないか。
とした方がよいと思います。 -- (すが) 2010-09-13 20:34:50