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2010年8月30日〆切 新聞論評 200814065 沖野真大
1.新聞情報
見出し 『口蹄疫対策に終わりはない』
発行日 2010年8月29日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 2面
2.要約
宮崎県が県内で猛威をふるった口蹄疫の終息を発表した。今回の件で日本の畜産業に突き付けられた課題は大きく、
59年前にできた家畜伝染病予防法の見直しをはじめとする対策が急務だ(84字)
3.論評
今まで東国原県知事就任を皮切りに、宮崎牛が金賞を受賞するなど、ここ数年で一気に知名度を上げてきた宮崎県だが、しっぺがえしかのように今回県内で猛威を振るった口蹄疫。古い対策法からくる県や国の対応の甘さもあり、育成に何十年もかかるといわれる種牛の一部を殺処分することとなってしまった。今回のことを教訓に、他の県の農家、自治体は対岸の火事と思うのではなく、しっかりと家畜疫病に対するマニュアルを構築することが急務だ。今回のように疫病が発生してから対処法を考えていては間に合わない。事前に対策を立てておくことで、マニュアルは効力を発揮する。これは分かっているはずであろうに、各自治体の動きは遅い。素早い対応が家畜も人も救うのは当然だと私は考える。(319字)
2010年8月30日〆切 新聞論評 200814065 沖野真大
1.新聞情報
見出し 『口蹄疫対策に終わりはない』
発行日 2010年8月29日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 2面
2.要約
宮崎県が県内で猛威をふるった口蹄疫の終息を発表した。今回の件で日本の畜産業に突き付けられた課題は大きく、
59年前にできた家畜伝染病予防法の見直しをはじめとする対策が急務だ(84字)
3.論評
今まで東国原県知事就任を皮切りに、宮崎牛が金賞を受賞するなど、ここ数年で一気に知名度を上げてきた宮崎県だが、しっぺがえしかのように今回県内で猛威を振るった口蹄疫。古い対策法からくる県や国の対応の甘さもあり、育成に何十年もかかるといわれる種牛の一部を殺処分することとなってしまった。今回のことを教訓に、他の県の農家、自治体は対岸の火事と思うのではなく、しっかりと家畜疫病に対するマニュアルを構築することが急務だ。今回のように疫病が発生してから対処法を考えていては間に合わない。事前に対策を立てておくことで、マニュアルは効力を発揮する。これは分かっているはずであろうに、各自治体の動きは遅い。素早い対応が家畜も人も救うのは当然だと私は考える。(319字)