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2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報:
2.要約:
総務省の電波監理審議会が携帯向け次世代放送「マルチメディア放送」に関する免許をドコモグループに交付した。しかし、電監審の審査には疑問が残る。もっと国民や端末メーカーの利益も踏まえた決定を下すべきだ。(99字)
3.論評:
電波監理審議会がドコモにマルチメディア放送の免許を交付した。今回はドコモに免許が交付される運びとなったが、対するKDDIが推していたメディアフロー方式は米国大手がすでにとりいれており、国際規格となっている。設備投資に費用はかかるものの、電波感度やレスポンス速度ではマルチメディア方式よりも高性能といえる。確かに新規参入をしやすくする体制作りも大切かもしれないが、電波感度を犠牲にしたあげく、うたい文句にしている「いつでも、どこでも」という部分をないがしろにしてしまっていいものだろうか。以前から日本はテレビ放送の規格として国際規格ではない規格を用いて放送を行っており、地上デジタルにおいても国際規格を用いていない。そして今回も費用面を重視した方式に免許を交付した。国民やメーカーが求めるものはなんなのか、もう少し考える余地があるのではないか。(368字)
2010年9月13日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大
1.新聞情報:
- 見出し:携帯向け新放送の認定に疑問がある
- 新聞名:日本経済新聞
- 発行日:2010年9月10日
- 面数:2面
2.要約:
総務省の電波監理審議会が携帯向け次世代放送「マルチメディア放送」に関する免許をドコモグループに交付した。しかし、電監審の審査には疑問が残る。もっと国民や端末メーカーの利益も踏まえた決定を下すべきだ。(99字)
3.論評:
電波監理審議会がドコモにマルチメディア放送の免許を交付した。今回はドコモに免許が交付される運びとなったが、対するKDDIが推していたメディアフロー方式は米国大手がすでにとりいれており、国際規格となっている。設備投資に費用はかかるものの、電波感度やレスポンス速度ではマルチメディア方式よりも高性能といえる。確かに新規参入をしやすくする体制作りも大切かもしれないが、電波感度を犠牲にしたあげく、うたい文句にしている「いつでも、どこでも」という部分をないがしろにしてしまっていいものだろうか。以前から日本はテレビ放送の規格として国際規格ではない規格を用いて放送を行っており、地上デジタルにおいても国際規格を用いていない。そして今回も費用面を重視した方式に免許を交付した。国民やメーカーが求めるものはなんなのか、もう少し考える余地があるのではないか。(368字)