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{2010年10月4日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大}
1.新聞情報:
2.要約:
有期労働者をめぐり、雇用の新しいルール作りが今秋から労働政策審議会で始まる。しかし規制の強化は雇用不安や処遇向上の難化などを呼び込みかねない。労働者保護をうたって雇用不安を広げては本末転倒だ。(96字)
3.論評:
少し前に規制を緩和する話も出ていた様に思っていたが、規制は強化の方向で進めていくようだ。しかし、これでは根本的な解決には至らないように思う。今いきなり有期労働者に対して契約に制限を設けたりすれば、間違いなく企業は首切りに走るであろうし、その一方で正社員がその分増えるのかといえば、そんなこともないだろう。このままではただ有期労働者を切り捨て、正社員も増加しないといった事態に陥り、雇用拡大をうたいながら雇用を縮小してしまうのではないだろうか。確かに、有期労働者を減らすことにより、正社員が増加する企業もあるかもしれないが、有期労働がライフスタイルに適している人達にはどう対処するのか、使いやすい労働力をもとめて、雇用が海外に流れ出てしまうのではないかなど、課題が山積みの状態だ。今は有期か正社員かよりも、国内雇用不安の払拭を最優先すべきではないだろうか。ただでさえ日本人は中国人などとくらべると人件費が高くつく。その上雇いやすい有期労働者が規制されてしまっては、いい流れは何も生まないだろう。(446字)
{2010年10月4日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814065 氏名 沖野真大}
1.新聞情報:
- 見出し:「有期労働」規制は雇用不安を広げる
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年10月04日
- 面2面
2.要約:
有期労働者をめぐり、雇用の新しいルール作りが今秋から労働政策審議会で始まる。しかし規制の強化は雇用不安や処遇向上の難化などを呼び込みかねない。労働者保護をうたって雇用不安を広げては本末転倒だ。(96字)
3.論評:
少し前に規制を緩和する話も出ていた様に思っていたが、規制は強化の方向で進めていくようだ。しかし、これでは根本的な解決には至らないように思う。今いきなり有期労働者に対して契約に制限を設けたりすれば、間違いなく企業は首切りに走るであろうし、その一方で正社員がその分増えるのかといえば、そんなこともないだろう。このままではただ有期労働者を切り捨て、正社員も増加しないといった事態に陥り、雇用拡大をうたいながら雇用を縮小してしまうのではないだろうか。確かに、有期労働者を減らすことにより、正社員が増加する企業もあるかもしれないが、有期労働がライフスタイルに適している人達にはどう対処するのか、使いやすい労働力をもとめて、雇用が海外に流れ出てしまうのではないかなど、課題が山積みの状態だ。今は有期か正社員かよりも、国内雇用不安の払拭を最優先すべきではないだろうか。ただでさえ日本人は中国人などとくらべると人件費が高くつく。その上雇いやすい有期労働者が規制されてしまっては、いい流れは何も生まないだろう。(446字)