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2011年5月30日 締 切 新聞論評 学籍番号200914026 氏名 亀本啓介
1.記事情報
2.要約
みずほフィナンシャルグループは23日、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を2013年にも合併などで統合すると正式に発表した。(65文字)
3.感想
11年目の変革のきっかけは東日本大震災後に起きたみずほ銀のシステム障害。給与振り込みなど100万件を超える決済が滞り、利用者の批判が強まった。
みずほグループは00年に第一勧業、富士、日本興業の3銀行が統合して発足。02年から持ち株会社にみずほ銀、コーポ銀がぶら下がる「2バンク制」を採用し、持ち株会社と2行の首脳を旧3行出身者が分け合う「3トップ制」を敷いた。持ち株会社と2銀行の役員ポストは90を超え、旧3行で等分してきた。
そのせいで、意思決定が複雑で遅れがちといわれ、みずほ銀のシステム障害の責任問題も議論は堂々巡りしており、ライバル企業にシェアを奪われる結果となった。今回のみずほ再編はこれらの問題を解決する狙いだろう。
みずほは「旧3行」体質と決別し、本当に変われるか。このように背水の陣を敷くが、収益力回復など目標実現へのハードルは高い。(373文字)
2011年5月30日 締 切 新聞論評 学籍番号200914026 氏名 亀本啓介
1.記事情報
- 新聞名:日本経済新聞
- 日付:2011年5月24日
- 面数:3
- 見出し:みずほ、背水の出直し
2.要約
みずほフィナンシャルグループは23日、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を2013年にも合併などで統合すると正式に発表した。(65文字)
3.感想
11年目の変革のきっかけは東日本大震災後に起きたみずほ銀のシステム障害。給与振り込みなど100万件を超える決済が滞り、利用者の批判が強まった。
みずほグループは00年に第一勧業、富士、日本興業の3銀行が統合して発足。02年から持ち株会社にみずほ銀、コーポ銀がぶら下がる「2バンク制」を採用し、持ち株会社と2行の首脳を旧3行出身者が分け合う「3トップ制」を敷いた。持ち株会社と2銀行の役員ポストは90を超え、旧3行で等分してきた。
そのせいで、意思決定が複雑で遅れがちといわれ、みずほ銀のシステム障害の責任問題も議論は堂々巡りしており、ライバル企業にシェアを奪われる結果となった。今回のみずほ再編はこれらの問題を解決する狙いだろう。
みずほは「旧3行」体質と決別し、本当に変われるか。このように背水の陣を敷くが、収益力回復など目標実現へのハードルは高い。(373文字)