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updated:2012-02-25 22:58:43 (Sat)
2012年2月20日締切 新聞論評 201014031 冨田裕太
1.新聞情報
- 見出し:中古品各社、攻めの出店
- 新聞名:日本経済新聞 日刊
- 発行日:2012年2月24日
- 面:13面
2.要約:
中古品を扱っている小売各社が勝負に出ている。ブックオフコーポレーションとトレジャーファクトリーの各社は採用や人材にも力を入れ、消費者の節約志向が強くなったのを追い風にして顧客を獲得する狙いである。(98文字)
3.論評:
中古本販売のブックオフは、古着や雑貨などを扱う大型複合店のブックオフスーパーバザーの出店を加速させ出店数を今期比6割増やす。BSBの店舗数は現在21だが100店以上の余地があると見られている。13年3月期は8店を新設し14年3月期以降は10店の出店ペースを維持していく。トレジャーファクトリーは直営店を年内にも名古屋か大阪に出す。これにより営業エリアを広げて収益増大につなげる狙いである。また、来期は首都圏外の店舗を含め10店を新設する。ブックオフは、出店拡大に合わせ即戦力を必要とするため、パートやアルバイトの正社員化を進める。現在、消費者は新品にこだわりがない傾向にある。学生なども中古の衣類などを安くてたくさん購入したいと考える。このことから各社の出店拡大また出店エリア拡大は成功につながる可能性が高いと思われる。現代の流れをいかに感じるかが重点になってくる。(373文字)