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updated:2012-08-12 19:13:14 (Sun)
2012年8月13日締切 新聞論評 200914029 平中隆義
1.新聞情報
- 見出し:車・機械が積極投資 研究開発、新エネ重点 今年度本社調査
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2012年8月12日
- 面:1面
2.要約:
企業の研究開発への投資が自動車や機械などの業種で増える一方でこれまで積極的だった電気・ITで頭打ちとなっていることが日本経済新聞社の2012年度の研究活動報告に関する調査で明らかになった。(89文字)
3.論評
今回の調査の上位5社の内3社が自動車メーカーであり、1位はトヨタ自動車で投資額3.9%増しである。どのメーカーも平均6週間ごとに新型車を発売する方針をうちだし、電気自動車などのエコカーを中心とした開発に尽力する見込みである。各分野の新規研究課題として前述したエコカーや新エネルギーの模索も進められている。しかし、新しい分野の参入にたいして採算が合わないなどを理由に消極的な企業も少なくない。今後日本が研究開発において世界に誇るものまで高めるには新しいエネルギーを模索するよりも、独自性あふれる新技術に焦点を当てるほうが現実的なのかもしれないと考えてしまう。何れにしても長い年月を必要としていることに変わりはなく今後の進展を見守りたい。(314文字)