トップページ > 新聞論評 > 新聞論評 2012 > 新聞論評 20120802 > this Page
updated:2012-09-14 14:48:58 (Fri)
2012年8月2日締切 新聞論評 201014035 後藤純
1.新聞情報
- 見出し トヨタ、2012年度の生産台数を30万台上積み
- 発行日 2012年8月2日
- 新聞社 日本経済新聞朝刊
- 面数 1面
2.要約
トヨタ自動車は、2012年の世界生産を30万台上積みする方針を固めた。当初販売予定であった865万台から30万台程度の上積みで生産計画を900万台にすると公表した。欧州の財政危機があるが、新興国を中心に販売拡大を見込む。(101字)
3.論評
トヨタ自動車がレクサスブランドと兼ねて生産台数を上積みする理由は、やはりハイブリッドカーの需要が伸びていること、国内に関してはエコカー補助金の制度があることが挙げられる。また、昨年末に発売されたリッターあたり40kmも走る「アクア」などの受注が伸びている事がある。全面改良した主力セダンの「カムリ」も好調だ。ただし、国内の補助金は、今年度末には終了してしまう。反動減が予想されるが、トヨタが約6割のシェアを持つ東南アジアなどの新興国で攻勢をかける。トヨタ自動車は、13年の世界生産は従来計画の898万台から910万台に引き上げる方針で、新工場も順次稼動させるつもりだ。欧州財政危機や中国の成長鈍化があるが、このまま世界生産を年々引き上げていくと共に、画期的な自動車を生産してほしいと感じた。(337字)
4.コメント