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2009年9月7日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
2.要約
カネボウ化粧品はロシアで富裕層向け化粧品「SENSAI」の販売を始める。所得水準が向上し、市場として魅力的なロシアに新たな活路を見出したい考えだ。ロシアの化粧品市場は約1兆円で2桁成長を続けている。(99字)
3.論評
カネボウ化粧品がロシアに販社を設立したのには幾つかの理由が考えられる。1つ目は日本の市場が成長しきっている点であり、これは化粧品に限らずどの業界でも言えることだろう。2つ目はロシア経済の急成長があげられる。90年代までは貧しい部類の経済状態がオイルマネーや、欧州各国に販売している天然ガスなどのエネルギー産業を背景に富裕層の所得水準は大幅に上昇しその結果、化粧品市場は約1兆円の規模で2桁成長も続けている。これから新たにマーケットの主導権を握るにはこの上ない市場と言えるだろう。
これまで日本の企業は東アジア、東南アジアに進出していたため、ロシアで化粧品を販売するのは面白い挑戦だといえる。急成長を続ける市場で主導権を握ることができれば、日本のブランドイメージを売り込む新たな市場として化粧品だけでなく、他の商品を売り込む足掛かりになるかもしれない。これから日本企業は横ばいを続ける日本の市場に代わる新たな市場としてBRICSを意識した販売戦略や商品開発をしなければ生き残って行けないだろう。(441字)
4.コメント
2009年9月7日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
- 見出し:カネボウ、ロシアに販社
- 発行日:2009年9月1日
- 新聞社:日本経済新聞、朝刊
- 面数:14面
2.要約
カネボウ化粧品はロシアで富裕層向け化粧品「SENSAI」の販売を始める。所得水準が向上し、市場として魅力的なロシアに新たな活路を見出したい考えだ。ロシアの化粧品市場は約1兆円で2桁成長を続けている。(99字)
3.論評
カネボウ化粧品がロシアに販社を設立したのには幾つかの理由が考えられる。1つ目は日本の市場が成長しきっている点であり、これは化粧品に限らずどの業界でも言えることだろう。2つ目はロシア経済の急成長があげられる。90年代までは貧しい部類の経済状態がオイルマネーや、欧州各国に販売している天然ガスなどのエネルギー産業を背景に富裕層の所得水準は大幅に上昇しその結果、化粧品市場は約1兆円の規模で2桁成長も続けている。これから新たにマーケットの主導権を握るにはこの上ない市場と言えるだろう。
これまで日本の企業は東アジア、東南アジアに進出していたため、ロシアで化粧品を販売するのは面白い挑戦だといえる。急成長を続ける市場で主導権を握ることができれば、日本のブランドイメージを売り込む新たな市場として化粧品だけでなく、他の商品を売り込む足掛かりになるかもしれない。これから日本企業は横ばいを続ける日本の市場に代わる新たな市場としてBRICSを意識した販売戦略や商品開発をしなければ生き残って行けないだろう。(441字)
4.コメント
- 猫も杓子もロシアでは
ロシアの市場も頭打ちが近いのではないかなと考えさせられました! -- (須賀亮治) 2009-09-08 04:37:32 - SENSAIは欧米市場,アジアではすでに8月に展開を表明したコフレドールといったように
グローバルな競争を意識したブランド戦略の一環ですね。 -- (dj-kubo) 2009-09-08 07:31:49 - >猫も杓子もロシアではロシアの市場も頭打ちが近いのではないかなと考えさせられました!
そうですね。でも僕は中国市場よりは成功するのでは?と密かに期待しています。
中国よりは信用できそうですからね。これはBRICSへの進出第一歩だと個人的に思っています。
>グローバルな競争を意識したブランド戦略の一環ですね。
先進国のマーケットは市場が成熟しきっていると聞いたことがあります。
更に成長する為には海外へ活路を見出すほかないのでしょう。
しかし、可能性が高い反面、リスクも高いと私は考えています。 -- (兼安紘平) 2009-09-08 14:11:42 - 少々のリスクを負ってでも世界展開しなければ,他の世界企業との競争に勝てず生き残れないということですね。
-- (dj-kubo) 2009-09-08 14:29:44