「寝取りについて」 - メイドウィン小説 @ ウィキ

〜ハグレ王国の夜〜

エステル
「あたし達女子会する予定だったんだけど
何であんたがいるわけ？」

たくっちスノー
「だってよ、かなちゃん様と雪が居るんだし」

たくっちスノー
「性別不明がいて悪いか！ちゃんと女性のボディーガードも用意したし！」

オーゼン
「こいつが何か余計な事を言えば、すぐにへし折ってやるさ」

たくっちスノー
「ほらこの調子だし」

雪
「ま、まぁエステルさん………」

ローズマリー
「彼はいいとして問題は彼ですよ彼！」

黒影もどき
「え？」

メニャーニャ
「誰ですかこいつ呼んだの」

雪
「………呼んだって言うか」

たくっちスノー
「勝手に着いてきたんだろ………オーゼンII、潰してやれ」

オーゼン
「ああ」ｺｷｺｷ

黒影もどき
「え、待って待って！？」

かなちゃん
「まぁまだいいじゃないですか、今のところは問題発言していませんし」

黒影もどき
「そうそう、俺は大明神にしか聞けないような事を聞きに来たんだよ」

たくっちスノー
「嘘つけしょうもねぇだろ」

雪
「昨日もそんなこと言って、『霧雨魔理沙は巨乳と貧乳どちらがいいか』みたいな話してたじゃん」

かなちゃん
「あれは結構白熱しましたよ」

メニャーニャ
「こいつは…………」

かなちゃん
「それで、今日は何について聞きたいんですか？」

黒影もどき
「君って性癖とかわりと広いところあるけどさ、そういう面について」

かなちゃん
「………新手のセクハラですか？」

エステル
「こいつにセクハラって言われちゃおしまいね」

たくっちスノー
「性癖？好きな女のことか？」

黒影もどき
「例えば巨乳とか、しりがデカい女の子たか」

かなちゃん
「まぁそこら辺は基本ですがね………性癖を人に話すというのもちょっと」

黒影もどき
「明日たくあんとバツ貸したるから」

かなちゃん
「……………あやかしトライアングルもつけて下さいね」

エステル
「え、マジでここから性癖の話すんの？」

ローズマリー
「女子会なのに…………」

雪
「あ、あ、じゃあ母さん………おねショタのショタ優勢ってどう思います？」

かなちゃん
「自分の趣味いきなりぶち込んできましたね」

雪
「いや違っ！！そういうわけじゃ！！」

かなちゃん
「女の子が気持ちいいと思ってるならそれでいいのでは？」

たくっちスノー
「女の子同士で楽しくやってる時に男が入り込んでくるのは死罪って聞いたが」

かなちゃん
「まぁ死罪ですね」

雪
「最低かな」

オーゼン
「反吐が出る」

たくっちスノー
「お、おお………なんだこの圧は」

黒影もどき
「じゃあさ、ここからが本題なんだけど」

黒影もどき
「君は『寝取り』をどう思う？」

かなちゃん
「…………NTR、ですか」

たくっちスノー
「ん？なんだ寝取りって、バーチャルYouTuberか？」

雪
「それは名取だね」

かなちゃん
「寝取りというのはですね、まぁ健全に言うと他人が既に関係を持っている人間を無理矢理恋人にしてしまうことを言うんですよ」

たくっちスノー
「ほえー、他所の恋人奪うが性癖なの？」

雪
「その、まぁ………なんというか、意中の人が既に関係持ってて、そこから無理矢理って、その…………手段がね…………」

エステル
「あー最悪だ、絶対女子会で話すことじゃない」

かなちゃん
「実際その通りですよ、NTRなんて極めて最低な行為です」

かなちゃん
「努力や誠意で実った男女関係を関係ないところから破壊されるなんて、あってはならないことです」

かなちゃん
「女性側も暴力的な形で純潔を奪われる訳ですから、その精神的な傷は考えられない程に深いものでしょう」

かなちゃん
「NTRは脳を破壊するとはよく言いますよ」

雪
「……………割と真面目な返答が来たね」

かなちゃん
「失礼ですね、私だってレ〇プ本とかは避けてるんですよ普通に嫌いだし」

ローズマリー
「彼女がここまで憎悪を向けるとは相当だな‥‥‥‥」

かなちゃん
「では聞きますけど、貴方から見てデーリッチが汚ぇチャラ男に無理矢理パンパンされて薬堕ちする光景が映されていたビデオレターが届いたらどうしますか？」

ローズマリー
「直ちに住所特定して血反吐吐かせた上で内蔵を切り抜いてカタパルトで射出する」

たくっちスノー
「殺意高ぇ」

メニャーニャ
「この人ならそれ程の事をやるだろうと思えてしまうのが何とも‥‥‥‥‥」

かなちゃん
「まぁ貴女方も他人事ではない感じはしますけどね‥‥‥‥」

黒影もどき
「そこまで言う？そこまで嫌悪する？」

たくっちスノー
「俺は知らんけど、無理矢理奪うって女に言う性癖ではないだろ」

エステル
「男には言える性癖でもねぇから」

たくっちスノー
「まさかお前誰か奪いたいと思ッ！？」

かなちゃん
【……………】

ローズマリー
【………】

たくっちスノー
（参謀とかなちゃん様の殺意がやべぇ………口に出すのはやめよう）

黒影もどき
「俺は秘密、ただ君らの本は本当に抜けるからよく買うよ」

かなちゃん
「あなたホント、そういうナマモノはデリケートなんですからあまり口に…………」

かなちゃん
「はい？我々？」

黒影もどき
「そだよ？俺たちの世界もお前らの世界も、他所から見るとテレビアニメという認識になるじゃん」

黒影もどき
「だから時空超えるとエロ同人とかザラにあるよ」

エステル
「はぁーーー！！？」

メニャーニャ
「やめろ！！そんなものここで広げるな！！」

黒影もどき
「ちなみに俺は時空巡っても画像が5件しか見つからなかった」

黒影もどき
「竿要因はたくっちスノーに取られるしさぁ 」

かなちゃん
「たくっちスノーさんはやっぱり【そういう枠】として扱われてるんですね…………」

たくっちスノー
「なぁ雪、竿ってなんだ？俺釣りでもしてんの？」

雪
「………………女子会が終わったあとにね」

黒影もどき
「で、ここからが本質なんだけどさ」

黒影もどき
「寝盗られるとするなら誰g」

雪
「オーゼンIIさん」

オーゼン
「なんだい」

雪
「この話題地獄しか産まないのでこいつ潰して無理やり切り上げてください」

オーゼン
「任せな」

黒影もどき
「ちょっおまっ (プチッ！)

END