俺は眠るこなたの前に立ち手を広げてつかさに言った。
男「つかさ、落ち着け。俺はこなたが傷つくのも、つかさが傷つくのも見たくないよ。」
つかさ「なんでおとこくんは、こなちゃんの味方ばっかりするの?!なんで?なんで?なんで?なんで?なんで!!!!」
つかさはふらつきながら、一歩一歩こちらに近付いてくる。
つかさ「こなちゃんがいなくなればいいんだよね?」
つかさ「こなちゃんがいなくなればいいんだよね?」
男「つかさ…こなたを刺すなら俺を刺してからにしろ…!」
つかさ「…そういうこと言う男君も嫌い…」
つかさの歩みが速くなった。
次の瞬間…。
かがみ「い い か げ ん に し な さ い ! ! ! !」
つかさはビクッとなってナイフを床に落とした。
つかさ「お…ねえちゃ……」
男「かがみ!」
かがみ「よっ男。…久しぶり。」
男「かがみ…よかった…無事で。」
かがみ「心配した?」
男「当たり前だろ!」
かがみ「ふふっ」
つかさ「おねえちゃん…」
かがみ「つかさっ!!」
つかさ「ひゃっ><」
かがみ「…全くあんたは…」
つかさ「だって…だってぇ…」
男「かがみ、つかさは今酔っぱらってるんだ。」
かがみ「えっ?!なんで?!」
男「話せば長くなるんだけどさ…」
つかさ「えっ…えっ…うぇっ…」
かがみが、つかさを抱き頭を撫でると暫くしてつかさは眠ってしまった。
かがみ「つかさは私がなだめとくから。」
男「うん…かがみは平気なのか?」
かがみ「全然平気。むしろ運動してないから少し太ったかも。」
男「そっか…。」
かがみ「先生はみゆきのとこよ。」
男「うん。」
かがみ「あ、ちょっと。」
男「ん?」
かがみ「…こなたは…アンタが連れてきなさいよ。」
男「あ…うん。」
かがみ「こなたを選んだんでしょ?…ちゃんと大事にするのよ。」
男「お…おぅ。」
かがみ「じゃあさ…帰ろ?男は先行っててよ。」
男「あ…待ってくれ。みゆきさんは…悪くないんだ!後でちゃんと説明…」
かがみ「分かってるわよ。誘拐したのは黒服の男達よ。みゆきは私を隠してたの。」
男「そう…だったんだ………あ!」
かがみ「な、何?」
男「こなたはここに来たとき、みゆきさんに『私はいいからかがみんを助けて』って言ったらしいよ。」
かがみ「ふん………バカ。」
一階のリビングに、みゆきさんと先生が居た。
みゆきさんが泣いているのを先生が慰めていた。
みゆき「私は…取り返しのつかない事をしました…」
黒井先生「何言っとんのや。さっきの男の言葉、聞いたやろ?」
みゆき「でも…私は…そんな男さんの事を何度も殺そうとしました…。」
黒井先生「結局殺せなかったんやろ?…それが自分のホントの気持ちや。」
みゆき「でも…でも…」
男は眠っているこなたをソファに横にすると、言った。
男「みゆきさん…。」
みゆき「!」
男「みゆきさんはかがみの事守ってたんだってね。」
みゆき「……。」
男「『友達』だから…だよね?」
みゆきは小さくうなずいた。
男「俺は?」
みゆき「…えっ?」
男「俺はみゆきさんになんて思われてる?」
みゆき「………できる事なら…『友達』になりたかったです……。」
男「何言ってんだ?もう友達だよ。…小学校で会って…随分経っちゃったけど、稜桜に来てやっと友達になれたんじゃないか。」
みゆき「でも私は…」
男「俺、稜桜に来て良かったよ。こなたに再会できたし、つかさやかがみに会えたし、やっとみゆきさんにも会えた。…みんなさ…ずっと友達だろ?」
みゆき「………うん…そう…ですね」
みゆきさんは男に抱きついて、声を[ピーーー]ような嗚咽と共に泣いた。
黒井先生は二人の頭を抱きかかえた。
黒井先生「なんか…教師やってて良かったわ…。」
暫く時間が過ぎて、リビングに眠るつかさを背負ったかがみが現れた。
かがみ「よく分からないけど終わったのね。」
黒井先生「じゃあみんな帰るかー先生が車乗せてってやるわー」
みゆき「ま、待ってください。今日はもう遅いので泊まっていってください!」
黒井先生「そういう訳にもいかんやろー。第一親もおらんのに。……ん?なんで居ないんや?」
男・みゆき「「あ」」
男「お葬式なんじゃ…」
みゆき「忘れてました…」
一同「?」
ガチャ
ゆかり「ただいまー」
みゆき「おかおかおかお母さん!」
ゆかり「みゆきどうしたのー?あら、皆さん。先生まで。いつもみゆきがお世話になってますー。」
みゆき「お母さん!ごめんなさい!お葬式終わってしまいましたか?!」
ゆかり「もう12時よー。さすがに終わったわ。皆さんも今日は遅いので泊まっていってくださいねー。」
黒井先生「………まあみゆき母もああ言ってる事やしお邪魔して行こうかー?」
色々あった…。
有りすぎた。
この1ヶ月余りが一年以上に感じる。
詳しい話は、後日、当事者である、みゆきさん、こなた、俺で話すことになった。
今日はもう寝よう、ということで。
つかさは酔ったまま眠ってしまったのでかがみが一緒に寝ている。
こなたは一度起きたがまだ酒が抜け切れていないらしい。すぐに布団に入った。
みゆきさんは自分の部屋に、黒井先生はでかいベッドにはしゃぎながら、それぞれの部屋へ行った。
俺は…
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最終更新:2008年11月14日 21:35