夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

朝日の中で

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朝日の下、荒廃しきった偽りの町でルーラーは静かに佇んでいた。
蒼く澄んだ鋼の身体のドラゴン、ある世界では時の神とも謳われた伝説のポケモン、名はディアルガ。
此度はサーヴァントの枠組みに当てはめられ、聖杯戦争の進行を任されていた。
ルーラーとして降臨し、幾多の戦いを観察し見守ってきた。

一人、また一人と敗北しいなくなるのを敗北するのを見てきた。
悲しみと絶望に飲み込まれ、涙を流しながら消滅するのを見てきた。
怨嗟と憎悪をのたまいながら朽ち果て行く姿を見てきた。
誇り高き精神も輝くような勇気も遂に潰えて果て往く勇者を見てきた。

それでも彼らは抗うことをやめず歩き続けた。
あまりにも純粋な願いがため。

太陽が沈むたびに、終わりを示す時計の針が迫っていった。
その中でもディアルガは一つ祈り続けた。
この聖杯戦争を勝ち抜き、理想と夢を叶えん者が現れることを。

そして今聖杯戦争は朝日の中で終わりを迎えた。
彼/彼女が優勝者であることを聖杯はルーラーに告げていた。
彼/彼女が天まで届くような階段を昇るのを目にしながら、
役目を終えたことを認識し、ディアルガは自らが解体されていくことを認識した。

彼/彼女の物語をディアルガは見続けてきた。
仲間を失い、敵を討ち、信念が滅び、笑顔を失い、
足掻きもがき苦しみ、それでも立ち上がって前に進み続けていた。
彼/彼女の声をディアルガは聞き続けていた。

彼/彼女は何を願うのか。ディアルガはそれを知っていた。
彼/彼女を、いや彼/彼女だけでなくこの聖杯戦争に呼ばれ闘った者たちを見続けてきたディアルガにはそれが理解できていた。

そして時は巻き戻る。


偽りの冬木の町、月も既に沈み、もうすぐ朝になる頃であろうか。
人々は眠り、静まり返った街の中、ディアルガは夜空の下、高層ビルの屋上から町を見下ろしていた。
やり直しの願いにより再びこの町が再生され、解体されたはずのディアルガもまた、再びこの地に足を下ろしていた。
胸中の金剛石に似た宝石が光り、ビジョンが映し出された。
テレパシーにより浮かび上がったビジョンが、ディアルガにこの聖杯戦争に呼ばれたマスターたちを見せていた。
一人、また一人とマスターたちが偽りの夢より覚め、己のサーヴァントを召喚していた。
まだ陽炎のような平穏の夢を見ている者もいるが、その終わりもやがて来るだろう。

もうすぐこの戦いの前の泡の夢も終わりに近いことをディアルガは感じ取っていた。
闘いが一度始まれば、この平穏も容易く崩れることを、ディアルガは見てきていた。
かつてのように、裏切り、別れ、絶望、嘆き、破壊、こんな言葉では語り尽くせぬような惨劇が
洪水のように彼らを飲み込んでいくことだろう。

然れどもディアルガは曇らず、慈悲深い眼差しで彼ら/彼女らを見ていた。
ディアルガは知っているからだ。
かつて英霊となる前、恐怖に屈せず己に立ち向かい見事打ち負かし、
静止し掛けた時を再び揺り動かし、世界から闇を振り払ったポケモンたちを。
此度の聖杯戦争でも、きっと彼らのような存在が現れることを、ディアルガは信じていた。

自分自身はただ聖杯戦争の管理しかできぬが、未来に受け継がれる輝ける魂の持ち主を信じよう。

空を見上げると、朝日が昇り始めていた。

また、聖杯戦争が始まる。

【クラス】
ルーラー

【真名】
ディアルガ@ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊

【パラメーター】
筋力B 耐久A+ 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
対魔力:A+
時間を操る伝説のポケモンと語られ、竜の力も持つその身は高い対魔力をほこる
A+以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、魔術ではルーラーに傷をつけられない。

真名看破:B
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。

神明裁決:A
ルーラーとしての最高特権。
聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令呪を行使することができる。
他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

【保有スキル】
時の守護者:A
じげんのとうで世界の時を守っていたポケモンであった。
タイムパラドックスにより消滅したものをも呼び戻す力をも持っていたが、
サーヴァントとしての形に押し込められ、現在は他者の時間操作能力を無効にする程度にとどまっている。

神性:EX
神霊適性を持つかどうか。
世界の時を守る時の守護神でもあり、異なる世界の神話では、世界を作ったとされるアルセウスが身を分け創造した神のポケモンでもある

鋼・ドラゴンタイプ:B
鋼とドラゴンの属性を持つポケモンであることを示すスキル。
ノーマル、みず、くさ、でんき、どく、ひこう、むし、エスパー、いわ、ゴースト、あく、はがねの属性の攻撃に対し耐性を持つ
代わりに、ほのお、こおり、かくとう、じめん、ドラゴンの属性の攻撃に対しては追加ダメージを受ける。
また自身の放つはがね・ドラゴンタイプの技の威力に増加補正が与えられる

威圧感:C
ルーラーに対して攻撃が行われるとき判定が行われ、稀に相手を怯ませて攻撃を失敗させる。
判定の成功は幸運値に依る。

プレッシャー:C
ルーラーに攻撃を行ったときに消費する魔力の量が、本来消費されるはずの量の二倍となる。

テレパシー:B
遠方の様子もテレパシーで見ることのできるスキル。
また他者に対してもテレパシーで映像を見せることが可能。

【宝具】
『時の咆哮』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100
時が歪むほどのエネルギー波を放ち攻撃する。
ドラゴンタイプの属性を持ち、スキル鋼・ドラゴンタイプの威力補正を受ける。
使用後反動により、1ターンルーラーは動けなくなる。

【weapon】
ポケモンとして覚えているわざ。
また全サーヴァントに対応した令呪が胸の宝石にきざまれている

【人物背景】
時元の塔にて『時』を守る番人だったが、時元の塔が崩れ始めた事により暴走。
やみのディアルガともいえる存在に成り果ててしまう。
未来世界で星の停止を迎えた後では、歴史を変えようとするものを始末する意志のみで動く。
星の停止の歴史を変えようとする主人公とジュプトルたちに刺客を差し向け排除しようとする。
現代でも時限の塔の崩壊が進み、星の停止を迎えようとした寸前、主人公が時の歯車を収めたことにより崩壊を食い止め、
ディアルガの暴走も止まった。
本来は慈悲ぶかき存在であり、星の停止の歴史を変えたことによるタイムパラドックスにより消滅した主人公と、
主人公を失い悲しむパートナーの願いを汲み、主人公を復活させた。

【サーヴァントとしての願い】
聖杯戦争の円滑な進行…?

【その他】
令呪の形は時計の文字盤に、多数の針が刻まれているイメージ。

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