比較検証
初夏氏「愛ある世界」と、西村しのぶ氏「ライン」1巻の比較検証
パク:初夏氏「愛ある世界」P.12
柔らかいアースカラーのコットンをシルクオーガンジーでふわふわとラッピングしてる、少しレトロなデザイン。こういうスタイルに定番のコサージュじゃなく、ラベルピン使ってアクセントつけてるところがまた、俺好みだ。
(中略)
帽子本体はもちろんだけど、シルバーのラベルピンがまた、秀逸なんだよね。金属製なのに、どこか温かみを感じさせる、少し歪な?形。
ラレ:西村しのぶ氏「ライン」P.20、P.28より
パク:初夏氏「愛ある世界」P.21
「ありがとうございました。……それと」
人目はばかるように、こっそりと声を潜め、耳元でこう囁く。
「帽子のご注文も、ありがとうございました。本日三時過ぎに、お店の方へお届けにあがります」
ラレ:西村しのぶ氏「ライン」P.24-25より
パク:初夏氏「愛ある世界」P.23
「ほんとに君だったんだ?」
「俺だったんですよ。驚きました?」
(中略)
「おおっ、すげー、いい感じ!」
キヨが素直に称賛した。
「これ、フェルトとシフォン? あったかそうなのにモコモコしてなくていいな。シルエット綺麗!」
ラレ:西村しのぶ氏「ライン」P.27、P.148より
パク:初夏氏「愛ある世界」P26より
「材料実費は一万円ぐらいッス。帽子とピン、帽子箱で箱が一番高い」
「じゃあ…」
妥当なのはこのあたりかな、という線を、こちらから提示しようとした時だった。さらりと爆弾落とされたのは。
「それが、俺とつきあえば≪プレゼント≫に。ピアスもついてくる」
(中略)
「ほー、そうきたか。…で? ピアスはどっちについてんの?」
ふふん、と鼻先で笑うように問い返してやると、返事は即答だった。
「俺」
「あっはは! そりゃそうだ!
(中略)
「今後は小洒落たカフェで、恋人欲しいなんて呟くこともない」
「ぎゃああ、お前っ、ゆうてはならんことを!」
ラレ:西村しのぶ氏「ライン」P.32より
最終更新:2012年11月06日 00:06