ニエンテ

《ニエンテ》

「Niente」とは音楽用語で「何もない」の意。
無論これは音楽ジャンルを示す言葉ではなく、曲の印象(と製作者)から鑑みれば恐らくはポストロックであろうと思われる。


AC15最強最後の大ボス曲。
「煮えんて」「二円手」などと表記されることもある。

というよりも、この曲のEXはAC15までは歴代最高のノート数(1899)を誇っていて、それが2分強の譜面の中に固まって降って来るんだからとにかくヤバい譜面。こういわれてもピンとこないだろうが、初っ端から画面満遍なくポップ君が降り注ぐ乱打から同時押し縦連打と階段の複合、そして乱打から16分同時押し階段、そして延々最後まで乱打が続く。最初の一部にしか回復地点がない状態で明らかにクリアさせる気がない譜面だと言うことがお解かりいただけようか。
またEXは辛ゲージ形式になっており、BAD36程度ではクリアもできない。

実際やってみると、41くらいは何とかクリアできる程度の天空民なら見た瞬間唖然とすることウケアイである。
・・・そして世の中にはフルコンできる者もいて、更に唖然とするk(ry

またモードによって譜面構成どころか曲すらも微妙に異なるのが特徴(NのみBPM95、あとはBPM199)。
また譜面構成もEXを論外としても、ぐた☆ぎとIR課題曲にもなったニエンテHはレベル36でもなかなかの良譜面である。


イベント「わくわくポップン探検隊」では当然ながら最後の解禁曲であり、そもそもこれが取得できる無の世界への扉を開く条件が「ポップン15の新曲カテゴリに入っている曲のEX譜面を全てクリア」という非常にハードルの高い条件であった。
何しろその中には悪名高きパカ2EX、ネジロックEX、そして単純に攻略難易度の高いHELLコース収録曲(近絶EX、IDMEX)もあるから当然と言えば当然。結局これらの曲が攻略できず、わざわざこの曲を聴きたいためにニコ動などを利用したユーザーも数多い。

多くの天空民クラスが、あまりの名曲ぶりにプレイできないことを歯噛みして悔しがったことが、ニコ動のコメントフォームからも窺える。


そのため、イベント期間中はこの曲がプレイできたということは、すなわち少なくとも42の発狂群をある程度クリアできる実力を持っているのと同義である(AC15ネット対戦開始時、無の世界まで到達した人間はオススメが天空の大陸、近代絶頂止まりだった人間のオススメが竜神の島だったといわれる)。


余談だが「それぞれのモードによって曲が違う」という曲は、弐寺にも「Scripted Connection⇒」が存在する。
こちらは「N mix」「H mix」「A mix」の三つのタイプが存在し、それぞれの譜面にノーマル、ハイパー、アナザーのモードが存在するのだが、実はこの三つのモードをN→H→Aの順で立て続けに聴くと一曲のテクノサウンドになる。

この手法はニエンテの構成と似ているため、この曲を作ったDJ MURASAMEの正体はwac(少年ラジオ)ではないのか?という説もあるらしい。
⇒後に「beatmaniaIIDX SUPER BEST」にてTatsh=DJ MURASAMEが確実になった。これはTwitterでも公言していた。

wacも曲のジャンルを選ばずに楽曲を作るので、あながち論拠のない意見とはいえないところが面白い。
ポップンポータブルではこの曲のみ、ミュージックプレイヤーでN・H・EXに分割されて収録されている。

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最終更新:2011年07月20日 22:01