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混乱の時代

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lupinduke

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混乱の時代
"The Age of Turmoil"
\aITEM 32887013 -1961692666:"The Age of Turmoil"\/a
パーマフロストからの箱Drop本。もちろん30×3セットのめんどいクエがあります・・・が。
GU37のおかげで色々ラクチンになっております。

混乱の時代

『混乱の時代』と題された本。The Sage of Agesによって語られた、ある時代の記録である。
序:この本は、我々の図書館の中では比較的古いものである。作者のThe Sage of Agesは、太古の昔からノーラスを見守ってきた学識豊かな人物。現代こそ、彼の教えに学ぶことは多いといえよう。本書でも、記録に残されていない歴史が新たな切り口で論じられている。 時代は流れ、ドラゴンは劣等種族の脅威を認めざるを得なくなってきた。そこで、取るに足らない存在だと思っていた定命の者たちの営みに目を光らせ始めたのだ。”破壊者”の辛い教訓を活かし、高い代償を払って新しい戦略を立てたのだった。
リング内部で激しい議論が数日、ときには数週間も続けられた。ある一派は禁忌の改正を、別の一派は禁忌の拡大を求めた。横暴な定命の者たちを罰するためにドラコタを向かわせようという意見まで出た。こうした議論を戦わせることによって、リングの結束力は高まっていった。 時が経つにつれリングはより多くの変化を経験したが、時の経過などドラゴンには無意味に等しかった。定命の者の帝国がいくつも興っては滅び、同じように彼らの指導者も生まれては死んでいった。目まぐるしく移ろう定命の者たちの世界だが、リングにとっては喜ばしいことに、彼ら劣等種族のあいだで”破壊者”の記憶は失われず、語り継がれていたのである。定命の者たちが、追われし者たちの牢獄の内へたどり着くことがあったとしても、彼らは中で出会ったものを見て驚かないだろう。
追われし者たちの嘘と偽りの契りは、勇者の心を揺さぶることはなかった。2人は冷酷で狡猾であったが、冒険者は2人の言葉が嘘であることを見抜いた。勇者は大昔の”破壊者”の志を果たそうと何度も試みたが、残念なことにいつも失敗に終わってしまった。 VoxとNagafenを亡き者にせんと定命の者が絶えず試みるのを、リングは注視し続けていた。それに気をとられ、定命の者たちの目が転じれば、旧き敵の地は再び定命の者に知られることに気づいていなかったのだ。だがこれはその後の虐殺のほんの始まりにすぎなかった。やがて冒険者たちは始まりの地、ドラゴンたちの棲む地を見い出したのだ。
棲家を定命の者たちに踏みにじられたリングが黙っているはずがなかった。すぐさまリングたちは凍てつく荒野をさまよう定命の者を探しに飛び出して行った。鬱蒼と茂る密林からそびえ立つ巨峰にいたるまで、定命の者たちは自分たちの侵略が決して許されないものだと思い知るだろう。 再び一堂に会したリングは定命の者たちの扱いについて思慮を巡らせた。定命の者たちが二度と自分たちの聖域を侵すことのないように魔法で土地を閉ざすべきだと主張する者がいた。また、かつてのように定命の者たちを攻撃するべきだと主張する者もいた。さらにはドラコタを再び利用しようという者までいたのだ。
結局、リングは自分たちの土地から侵略者たちを排除するにとどめることに決めた。一度敗北を喫して以来、犠牲を出すことに慎重になっていたのだ。リングはもう一度その力を復活させなくてはならない。そのうえで下された決断であった。ただ1つ言えることは、リングがここにきて初めて、定命の者たちの真の力を理解したということだ。 リングの最後の結束をもってこの時代に終焉が訪れた。今度こそリングは冒険者たちをドラコタ同様に扱うようになるだろう。とすれば、定命の者も鎖につないでおくべきなのかもしれない。ドラコタへの仕打ちのように。

はい。なんと、The Sage of Agesの著作、だそうです。
言われてみれば、「彼」っぽい言い回しというか、そういうニュアンスが端々に見えているような・・・
内容としても、定命の者・Nagafen・Vox・ドラゴン族の関係について・・・要するに、Prismatic Quest絡みの話題といいますか。チラリと”破壊者”ことTarinax the Destroyerも出ているようで。
「~の時代」シリーズに関しては、まだまだあるようなので、全部揃えてPrismaticの副読本としてドウゾ。
 

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