01ガンダム

登録日:2025/08/04 (月) 21:17:45
更新日:2025/08/09 Sat 15:28:57
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やるな、01ガンダム!



01(ゼロヒト)ガンダム機動戦士Gundam GQuuuuuuXに登場するモビルスーツ(MS)。

なお0ガンダム1ガンダムも1.5ガンダムも既に存在するがそれらの機体とは関連性はほぼないそれ以前に作品が違うだろ…

基礎データ

型式番号:RX-78-01
全高:18.0m
本体重量:43.4t
武装:ビーム・サーベル×2
ハイパー・バズーカ
シールド

概要

地球連邦軍が開発したガンダムの試作バリエーションのうちの一つで、同じ連邦軍が開発した白いガンダムと同等の運動性能を持つとされている機体。
白いガンダムとはコックピットがコア・ファイターとして分離するコア・ブロック・システムの採用やビーム・サーベルの装備などは共通しているが頭部バルカンを有していない他、黒を取り入れた全体のカラーリングやガンキャノンと同型のバイザー型になっているカメラアイなど異なる部分も多い。
そのバイザーの下のカメラアイも人間の目のような切れ目を持ち、瞳を思わせる意匠を有し鋭い眼光を放ってるかのように見させる形状の物が4つ並んでいると、どこぞの弐号機を彷彿とさせる。

劇中の活躍

サイド7から帰還中のジオン公国軍ムサイを僚機の鹵獲ザク共に襲撃し、シャア・アズナブルに奪取された白いガンダムと交戦。
僚機として出撃した鹵獲ザクとは違い、ビームライフルでは始末されずに射撃戦と格闘戦で渡り合う。
格闘戦の前に白いガンダムと同じく奪取されていた新造艦の木馬だけでも破壊しようとしてハイパーバズーカを放つが、既にビームライフルを使いこなしていたシャアにそれすらも阻止され、最終的に頭部を切り飛ばされて撃破された。
尚、この戦いではシャアは得意のキックに加えて正史でアムロが見せた二刀流をも披露している。

と、物語上の役割はシャアの当て馬であり、シャアとの対決自体は完敗したと言っていい。
しかしよくよく戦闘を見てみると、恐らくは01を予てから試験運用していたと思しきこちらのテストパイロットもとんでもない技量の持ち主であることがわかる。

詳細な解説と考察

まずその圧倒的な射撃スキル
作中放ったバズーカはシャアが回避しても木馬に当たる様に撃たれており、回避したシャアが直後に気づいて慌てて阻止している。
おまけに2・3発目はシャアの回避先を予測して撃っている。*1そのうえで木馬に当たる軌道に乗せているのである。
この射撃スキルだけでもシャアをして「やるな!」と唸らせたのもむべなるかなと言えるが、彼の技量の凄まじさはこれだけでは終わらない。
次にシャアのビームライフルによる攻撃を全弾避けきる異常な回避能力。
後のパートでフラナガン博士は、亜光速のビームを避けるのはガンダムの性能だけでは(=ニュータイプでないと)説明できないとシャアに断言しており、まずこの世界では普通にビーム兵器を避けられるだけで異常事態なのである。
しかもこの時のシャアは飛翔中のハイパーバズーカの弾を百発百中で撃ち落とす技量の持ち主。
そのシャアの攻撃に一発も被弾しないとかどう考えてもただ事ではない
おまけにこの時はビームライフルだけでなくバルカンも一緒に撃たれているが、ビームは大きく回避するのに対してバルカンは細かく回避しつつ時にはシールドでガードし、的確な防御行動で完璧に防ぎきってみせている。
さらに格闘戦移行前には弾切れになったハイパーバズーカを投げつけて目くらましを行いつつシールドチャージを仕掛けるなど、臨機応変な戦い方も心得ている様子。
格闘スキルこそシャアには及ばなかったがある程度は対応出来ており、シャアの初撃で体勢を崩しバイザーを割られてもすぐに持ち直して剣閃を振るっている。
こいつ一体何者なんだ…

……と、明らかに只者ではない戦いぶりだったのだが、シャアにはただの一撃も攻撃を命中させる事が出来なかった
はっきり言って相手が「ガンダムに乗ったシャア」でさえなければ…「シャアの乗っていないガンダム」か「ザクに乗ったシャア」だったら何とかしていたであろう。
初見殺しのフェイントビーム砲を避けられたガンキャノンのパイロット共々、本当に運が悪かったとしかいいようがない。

なお、前述の通り頭部を切り飛ばされて撃破されたのだが、この時たかがメインカメラをやられただけ頭を破壊されただけなのにMSの全身が爆発している。
確認できる限り動力部などは無傷のはずで、やや不自然な撃破シーンであったため「01ガンダムまで奪われてジオン軍の戦力増加&更なる機密が漏洩しないよう、勝負が決した時点で(あわよくば道連れも狙って)自爆したのではないか?」と、考察するむきもある。
一応、後のクランバトルにおいても頭部を切り捨てられた直後に(何故か)MSの全身が爆散している描写がある。
どちらもビームサーベルによる斬撃を受けた点は共通しているが、因果関係や関連性は不明。

このパイロットについては劇中でも文章設定でも一切触れられていないが、戦闘のシチュエーションや、GQuuuuuuXという作品自体がアムロ・レイが最初から軍属であるファースト小説版との類似点を指摘をされていたことから、当初は一部で「正体はこの世界におけるアムロなのではないか」と考察する意見もあった。
しかし、脚本で携わった庵野秀明本人から「小説版は特に意識していない」というコメントも出ているため、軍属のアムロが搭乗しているという説には疑問符がつく。と言いつつ小説版由来の設定が多数出てくるのはのちの話である
民間人のアムロ少年が乗っているという見方もなくはないが「酸素欠乏症になる前のテム・レイが息子をガンダムに乗せて戦わせるとは思えない」という反論もある。
「単なる名無しの凄腕パイロットの方が面白い」とする意見も根強い。
その後、多数の原作キャラが普通に登場したことで「アムロが出るなら普通に顔出しで出てくるだろう」「そもそも、アムロというビッグネームをこんな扱いにするのもあり得ない」という見方も強くなり、現在ではほぼジョークや与太話扱いされている。
また、異説としては他の世界線におけるプロトタイプガンダムのパイロットであるファレル・イーハやヴェルツや(半分ネタだが)某ケツアゴシャアのドーティ少尉ではないかとも。
他にはシイコのマヴ説なども上がったりもしたが、最後まで明かされずじまいであった。
なおシャアはワッケインがサイド7の強奪を知り焦って派遣したと分析していたが、もし事実ならワッケインはソロモン落としの前にもやらかしていることになる

デザイン

元々登場予定がなかったこともあり、同じ連邦軍の軽キャノンと同じく、予算とスケジュールの問題から連邦の新型機を新規制作できなかったため、
ガンダムとガンキャノンのCGモデルをニコイチする形で急遽デザインされた。
カラーリングや名称的に、元ネタはプロトタイプガンダム。
「黒いボディ」と「バイザー」という特徴は本家ガンダムの初期稿「ガンボーイ」と似ているが、上記の経緯からしておそらく偶然だろう。
正史の方ではシャアらの襲撃で大破し機密保持のためにそのまま処分と良いとこ無しで終わってしまったが、短いとは言え上述の活躍ぶりは面目躍如というべきと言った所である。
まさか令和の時代にプロトタイプガンダムが劇場とテレビでシャアと対決するなんて誰が予想できたか

余談

ウイングガンダム(XXXG-01W)は劇中で敵方からの識別名としてガンダム01(ゼロワン)と呼ばれていた。こちらも最後は爆散している。



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最終更新:2025年08月09日 15:28

*1 撃ったのがミサイルだった可能性もなくはない(レーダー画面でのハイパーバズーカの弾頭表示がVAMPIRE(バンパイア)=米海軍で使われる、自艦をターゲットとする敵の対艦ミサイルの符牒になっている)が、ミノフスキー粒子下でどれだけ誘導装置が機能していたか、ましてや白いガンダムに誘導→外れたら木馬に誘導なんて器用な真似ができたかについては疑問が残る。