Beasts' Stacks
『ハラスの家庭料理』
最終更新:
lupinduke
『ハラスの家庭料理』
Good Eatin'
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EFコレクション本です。
この本に限らず、EFコレクション系はBody-Drop限定のページなんかが多くて苦労します。
苦節数か月、数百数千のワルキューレの屍を踏みしだいてようやくゲットした1冊です。
『ハラスの家庭料理』 |
ハラスのご婦人がものした料理本。故郷に伝わる伝統的な民族料理について詳細な記述がなされている。 |
この本をまとめたのは、他の人にも私のおいしい料理を楽しんでもらいたいと思ったからだ。 夫はいつも私のへディスよりうまいものはないと言っている。ただ、ときには頭をやさしくはたいて思い出させてやらないと、そう言うのを忘れてしまう。それというのも、私の手料理に夢中になりすぎているせいなのだが。 ここに紹介したのは、夫とチビどもの夕食に私がいつも作っている料理だ。 |
ブラックプディング:夕食はいつもおいしいブラックプディングで始めることにしている。 これを作るには、まず外に出てブラックウーズを見つけなくてはならない。ぬるぬるした小さいやつで、香辛料を少し効かせるとおいしくなる。 メイスで叩きのめしたら、台所に持ち帰ってきれいに下ごしらえする。 |
ウーズは調理の前にとことんきれいにしておくことが大事だ。 ゼリー状の体の内側には小さな玉が房になってついているのでそれを切り取ること。1つでも残しておくと、プディングがとんでもなく苦くなってしまう。 嘘じゃない。ちゃんと下ごしらえをしなかったものをチビどもに食べさせるのは、マンモスから牙を抜くくらい大変だ。 |
ウーズの下ごしらえが済んだら、ボウルに入れて両手でよくつぶす。 ただのゼリーのようになったら、小麦粉を片手に2杯分加えてよく混ぜる。砕いたアイスペッパー(辛くないもの)を少し加え、オーヴンで1時間ほど焼く。 完成すれば誰もが舌鼓を打つおいしいごちそうとなる。 |
バタースコッチ:うまいプディングには飲み物が欠かせない。 食事のときにはおいしい酒をつけるのを忘れちゃいけない。私のとっておきは絶品のバタースコッチだ。 バターを1ポンド用意して、大きめのジョッキに入れて溶かす。そこにいっぱいになるまでスコッチを注ぎ、軽く混ぜる。 チビどもに飲ませるならスコッチは除くこと。 |
ヘディス:夕食向きのメニューといったら1つしかない。心のこもったへディスだ。 作り方はいろいろあるだろうが、一度私のレシピを試せば、二度と他の方法で作ろうとは思わないだろう。 まず最初に、外に出てシロクマにガツンと一発くらわせる。肉と頭は残らず持ち帰ること。これがいちばん大切なポイントだ。 |
次にオートミールを少しとアザラシの心臓(手のひらくらいの大きさのもの)を用意する。 それを一緒にたたきつぶし、風味づけに刻みタマネギを加える。どろどろになるまでよく混ぜたら、それはちょっと脇に置いておく。 オオカミのレバーを2つ出して、チキンストックに漬け込む。もう少し風味づけをしたいなら、アイスペッパー(甘くないもの……甘いやつは最低)を少し加える。 |
最後にチキンの脂を少し用意し、炎であぶって溶かす。そのあいだにシロクマの頭の中身をすべてかきだしておく。 中がすっかりきれいになったら、レバーとオートミールのマッシュを中に詰め込む。その上から溶けたチキンの脂をかけ、首のところで縫い合わせる。 これを鍋に入れて10時間ほどゆでればできあがりだ!家族に食べさせれば、こんなにうまいヘディスは初めてだ、と言われるのは間違いない! |
ハラス風10ポンドミートパイ:寒さがいちばん厳しくなる頃には他のメニューも加えたいところだ。 私は常々10ポンドパイなら間違いないと言っている。調理は簡単だ。最初に2、3の材料を集めておきさえすればいい。 まず、良質のこってりしたクリームを泡立てる。私はシロクマの乳を使うのが好きだが、手に入るものならなんでも構わない。 |
それからオオカミの尻肉、クマのムネ肉(ヒグマを使うと異国風の味になる)、マンモスの首肉、輸入もののライオンのひき肉を用意する。 これを全部クリームに漬け込んで丸1日ほど置いておく。それからそれを全部パイ皿に放り込んで6時間ほど焼けばできあがり!ジャジャーン!家族に食べさせる最高のデザートの1つだ。 このレシピで用意するのが難しいのは10ポンド分の肉をすべて載せられるほどの大きさのパイ皿だけだ(私が見つけた中でいちばん大きいものでも7ポンド分しか入らなかった)。 |
連想されるポイントはあんまりないけどなんでか思い浮かんだので・・・
Moon TV - Speed Cooking
つhttp://www.youtube.com/watch?v=pah2yk3Jx50
ちょっと調理過程がグロめだったりしますが、ハラスの母さんの味っぽくてよろしいです。
まず外に出るところから料理だったりするところは、いかにも!って感じで大好きです。
スコッチ抜きバタースコッチはまぁ、どうかと思いますが。
古びた料理本(トロル料理の本)もありますが、こういう料理本を見ると、世俗的なロア資料としてはそこそこ良質で、読んで楽しいものになると思うんですが・・・
フロッグロックの料理本、なんてないでしょか・・・
某所でフィッシュワインとか、カの目玉のスープ?とか売ってますし、なかなか面白いと思いますが。
→"不思議な緑の大冊"は…多分フロッグロックの人が書いてるんでしょうか?とりあえず参考に。