紅魔館イリミネーションマッチ(第12回大会)
注意!!
本イベント試合は東方プロレス前後大会に重大な影響を与えた一戦になっており
未視聴の方、ネタバレを嫌う方、各選手へ強い思い入れのある方は
安易な気持ちで閲覧されないよう十分な心持ちをお願いします。
また如何なる不具合・不満が発生しようとも
当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。
くれぐれもご注意ください。
顛末
団体旗揚げ当初から東プロマットの制覇を目論んでいた
紅魔館組は
第10回大会で、優秀な人材として
正規軍から
魔理沙を獲得する。
この際当主
レミリア自身が同じく
正規軍の
アリスへの揺さぶりをかけた上で
魔理沙を獲得した事から、計画は前々から練られていたが、そのタイミングで表面化してきた
アリス,
魔理沙双方の不和を決定打として暗躍した、と考えられており
第10回大会第4試合終了直後に
魔理沙が一方的に
アリスとのコンビを解消した上で
紅魔館へ移籍した。
(なお、この際
魔理沙は
萃香とのコンビも中途半端なまま放棄しており、結果、
正規軍の主力2人の
メンタル面に多大な影響を及ぼしている)
そもそも
永遠亭と
紅魔館は別載『
紅魔館vs永遠亭全面抗争』で直接抗争していたのにも関わらず
事実上の頂点2人が結託していた事が衝撃的であったが、
フランと
永琳は第⑨回大会にて
LSW次期挑戦者決定戦で直接対峙しており
リング上のアクションが共鳴したのではないかとも考えられている。
しかしながら、その
永琳加入の動きが当主
レミリアの関知しないところで動いていたことに
レミリア自身が不快感を露わにし、その移籍劇の立役者である実妹
フランとの不和が
翌大会で爆発する事となる。
これに黙っていられないのが従者たる
咲夜・
美鈴の二人で即座にリングイン。
リング上は一触即発の事態にまで陥るが
四季映姫本部長がこれに介入。
白黒をはっきりつける程度の裁量を言い渡し、翌大会において
『3vs3敗者紅魔館追放イリミネーションマッチ』の開催を宣言した。
試合内容
因縁の姉妹、そして大切な
紅魔館を賭けたイリミネーションマッチは
一切のロープブレイク無しの特別ルールで行われた。
試合展開は序盤中盤と拮抗か、ややレミリア派が有効打を与えても
それをフラン一人が全てひっくり返しパワープレイで拮抗し
東プロでも珍しい長期戦となった。
しかし後半になればなるほど序盤中盤の個人ダメージが蓄積し、
また元来従者という立場から思い切った攻撃をどうしてもためらってしまう
咲夜,
美鈴は
疲労も目に見えて重なり
幾度となく切り替えしをみせるも18分47秒、
永琳による
ストラングルホールドにより
咲夜が涙のタップアウト、最初の脱落者となった。
リング下に下げられた
咲夜ではあったが戦意は失っておらず
再三のリング内へのアピールによりレフェリー
四季映姫の視線を外すことに成功。
その間に
レミリア、
美鈴の懸命の攻撃を経て21分20秒、
美鈴が
咲夜のお返しとばかりに
永琳を
チョークスリーパーで脱落させることに成功。
これで試合は2対2となった。
この後も
咲夜が懸命にリング外から声援をリング内の2人に送るも
フランの暴走が頂点に達し、
スターボウブレイクを連発。
25分45秒、
スターボウブレイクを3発も叩き込んだ
美鈴を
立ち上がれなくなるまで痛めつけた後にピン。
その勢いのまま26分00秒、
4発目のスターボウブレイクを実姉
レミリアに叩き込みそのまま3カウント。
こうして、勝利を収めたフランは、自ら新生
紅魔館当主を名乗り、
実の姉とその従者をまとめて
紅魔館から追放した。
レミリア派 |
試合進行 |
フラン派 |
×咲夜 |
18分47秒 ストラングルホールド |
永琳○ |
○美鈴 |
21分20秒 チョークスリーパー |
永琳× |
×美鈴 |
25分45秒 スターボウブレイク |
フラン○ |
×レミリア |
26分00秒 スターボウブレイク |
フラン○ |
全滅 |
|
残り2名 |
イベント結果
試合後も
フランの勢いは止まらず、その場に倒れこむ
レミリアに対して更に技をかけようとするが
正規軍改め
博麗神社トップでもあり、東プロエース
霊夢はこれを良しとせずに介入。
一瞬の緊張感が張り詰めたものの開戦にはいたらず、フラン派改め
紅魔館組はリングを後にした。
レミリアは傷だらけの身体を起こしながらも
咲夜,
美鈴と共に
新しいユニットを結成し再起をファンに誓うが
大会終了後
スターボウブレイクを3発も浴び、
U3級と後日認定された
美鈴は、首へのダメージがあまりにも大きく、
試合直後一時重体となり復帰は絶望的とも言われた。
後述
これ以降
紅魔館の名を冠しながらも
事実
フラン一人のみが元構成員の異質の軍団化した通称
第二期紅魔館は、
元来
紅魔館は東プロマットを制覇するものである、というお題目の下、
制覇するためには手段を選ばない言動を繰り広げる事になる。
そんな中、皮肉な事にただ一人
フランのみが
色々な意味での『純粋』なファイトを突き進め
結果的にそれが自らの居場所を失うこととなってしまう。
一方、
第二期紅魔館への反感は
正規軍=
博麗神社軍と
永琳が脱退してしまった
永遠亭組、
そして中立の立場だが東プロマットへの影響力懸念から
八雲家,
白玉楼が
元来の連携から更に共闘路線を強め
反
第二期紅魔館包囲網は見える形で成立していった。
ただ、この試合での怪我が元で
美鈴が長期離脱し、大幅に戦力を失った
レミリア達、元紅魔館メンバーは、一時的にではあるが、皮肉なことに
この包囲網に加わる力すら失った状態となる。
第二期紅魔館の影響力は凄まじく、後の転換後のヒールサイドへの影響は
全てこの時期のギミックをフォローしているのではないかといわれる程であるが、
反則を意図しないラフファイト、荒々しい言動の数々の反面
単純にみたレスリングの実力もまた団体内でも図抜けており、
それを完膚なきまでに倒せる選手が、他勢力に存在しなかった事も現在では指摘されている。