「高等部二年生 のユディ・カーター、よろしく頼む」
「なら是非ボクに一任 せてくれ、折角の趣味 を実用 さなきゃ勿体ないだろ?」
「さーて、愉快 しい痛快 しい試運転 といこうか」
「……迂闊 」
「失念 ……」
「……やかましいわ」
「本質はまだ理解 らないが、ボクはハードボイルドでありたい。強靭 く親切 しく冷静 な人物 でありたいのさ。この理想 はきっと、ずっと変動 がない」
「趣味 に真剣 になれるなんて最高だろ」
「理想 以上の最善 がたまにある、だから人生捨てたもんじゃない」
「なら是非ボクに
「さーて、
「……
「
「……やかましいわ」
「本質はまだ
「
「
プロフィール
- 名前:ユディ・カーター(偽名)
- 種族:人間
- 性別:男
- 年齢:16歳
- 誕生日:6月19日(誕生花:バラ)
- 身長:170cm
- 所属:デュナミス魔法学校
- 学年:高等部2年生
- 学科:錬金術科
- 委員会:無所属→保健委員会
- 部活動:無所属→特撮研究部
+ | 名前の由来 |
少女と見紛うような外見の若き錬金術師。一・二人称はそれぞれ「ボク」と「キミ」、暴走族や極道を思わせるルビを多用した奇天烈な男口調で喋る。これは養父を真似たもので、つい最近までハードボイルドな口調だと思い込んでいた。左利き。
なぜか普通の家や学生寮ではなく埠頭のコンテナを改装して定住しており、魔法学校には改造した魔導オートバイで通学している変わり者。曰く「父さんの帰宅 を待ってる」とのことだが……?
特撮研究部では造形とセットの操作を担当している。とある事故がきっかけで「防げないならせめて治す手段を学ぶ」べく保健委員会に所属した。応急処置や医務室への搬送などの職務にしっかりと取り組んでおり、人手不足を補うべく担架型のドローンを配備した。
容姿/服装
身長170cm、全体的に色白かつ華奢。外ハネ気味の銀髪を右に一房、左に二房のトライテールに結い、額には無骨なゴーグルを乗せている。右目がマゼンタ、左目がバイオレットのオッドアイ。
服装はシンプルな黒いスリーピースのスーツに紫のネクタイ、手には黒いグローブを嵌め、作業・バイク兼用の黒いヘルメットを愛用している。腰には精油入りの小瓶を収納したベルトを巻き、左右に無骨な大型の籠手を吊るしている。
ワイシャツの下には怒り狂う悪鬼の横顔と、無数の歯車など機械の内側を思わせる刺青が施されている。その正体は「体内の魔力を外部から制御する」呪術、以前は暴走していたが書き換えることに成功した。
性格/趣味
ハードボイルドを目指して冷静沈着に振舞おうと心掛けているが、些細なミスを犯しては仮面が剥がれるポンコツ。未熟、半熟と言われると落ち込む。ホラー耐性は皆無。かつては後述の体質から基礎魔法すら扱えないことに強い劣等感を抱いていた。女子力がかなり高い(89/100)。
自他ともに認める筋金入りの魔道具オタクであり、趣味は市販の魔道具を自分好みにカスタマイズすること。ガレージには今まで改造した作品の数々が保管されている。幼少期にショーケースに整然と並べられた魔道具を見たことがきっかけらしい。最近は自作にも挑戦しているが、納得できるクオリティのものはまだ完成していない。
自販機の缶コーヒーを愛飲している。好きな色は黒・銀・紫、服装や改造した魔道具のデザインに採用しがち。潮風に吹かれながら海沿いをバイクで駆け抜ける瞬間が好きで、埠頭での生活における最大のメリットとして真っ先に挙げるほど。読書の習慣はない。
彼女
の心音と髪の匂いに対し非常に弱い。
+ | キャラクターのコンセプト |
人間関係
中等部時代は高い女子力と料理の腕が原因で、同性から「趣味に理解のある妙に男っぽい異性」としてモテていた(79/100)一方、異性からは「会話にルビを振る妙に男っぽい同性」として避けられていた(1/100)。なんと中等部時代だけで100回、高等部に入っても17回告白されたが全て同性からである。
既に退学した先輩である
アスター
とは入学前から面識があり、トライテールの結い方などは彼から教わった。
ハク・クレールとの関係
魔力量が少ない彼女とは後述の錬金術を共同で研究しており、加えて同じ部活動に所属しているため接点が多い。気の合う友達として接する一方、異性としても強く意識しているようで……?
- 夜の海岸ドライブ
- コンテナで添い寝
- 風呂場で不慮の事故
- 性転換と攻守交替
そして遂に告白、晴れて結ばれた。
体質
相性のよい属性は火、次点で風。魔力の量は平均的だがなぜか制御が利かず、下手に魔法を使おうとすれば自分が火達磨になってしまう。そこで「特殊な精油 と大気中の魔素を反応させ、魔力を生成・制御する」独自の錬金術を編み出し自身の体質を補っている。この錬金術は魔女術やドルイド系の呪術も参考にしているらしい。
実は常軌を逸した耐久力・生命力を誇る(どちらも100/100)タフガイ。そのタフネスは暴走する魔導車に轢かれても軽傷に抑え、全身に負った大火傷が1ヶ月足らずで完治するほど。毒全般に対しても高い耐性を有する(79/100)が、アルコールだけは至って平均的(50/100)。
一方で呪詛や催眠には非常に弱く(それぞれ8/100と7/100)、自分を犬と思い込む催眠を受けた結果、たまに再発するようになってしまった。
食は平均よりも細め(40/100)、軽度の卵アレルギーで生卵を食べると舌が痒くなる。実は成長に伴い半熟なら食べられるようになったが、当の本人はまったく気づいていない。
〈マレブランケ〉
地獄で罪ある亡者を罰する12人の悪鬼……の名を騙る紛い物だが、それでも十分に強い。女衒、阿諛、沽聖、邪術、汚職、偽善、窃盗、謀略、離間、詐欺の10の大罪を償うことで召喚できるとされているが……?
ユディは9歳の時に彼らの力を利用して体質の克服を試みたが、肝心の術式に〈悪鬼〉ではなく〈悪魔〉の要素を組み込んでしまったがために「30分以上眠ると魔力が勝手に放出される」体質へと悪化してしまった。
+ | 現在 |
+ | 正体と最期 |
〈ダンテ〉
書き換えられたユディの刺青に寄生した、自我を持つ謎の魔法。一・二人称はそれぞれ『わたし』と『あなた』、性格は幼いが語彙に富んでいる。イケメンが好き。
スライムに乗り込んで
アスター
の下から脱走し、ユディに寄生を試みるも刺青に引っ掛かってしまった。当初は非常に喧しく〈独房〉に閉じ込められるも、個人スペースに運び込まれていた魔導バイクで脱走。しかし彼を轢いてしまったことで猛省し、多少は静かになった。
現在は筒型の魔道具に取り付けられたカメラを介して外界を見ている。
アスターに回収される前はスライムなどの様々な魔物に寄生し、世界各地を渡り歩いてきたようだが……
+ | ネタバレ注意! |
知識・技能
錬金術と呪術の知識があるものの、前述の体質が原因でつい最近まで扱えるものは限られていた。なお適性はどちらもそこそこ(錬金術82/100、呪術73/100)。体質が改善した現在はいくつかの基礎的な属性魔法も習得している。
特技は跳弾芸だが銃が不得手なために専ら投擲で活用されている。銃の才能は絶望的、正面に放った弾丸が自分の額に着弾するほど。バイクの運転技術は高く、魔導車や魔導バイクに詳しい。卓越した料理スキルを誇る(100/100)。画力がそこそこ高い。最近はビリヤードの特訓に勤しんでおり、着実に上達(65/100)しているようだ。ベースを弾く腕は確か(84/100)、作曲のセンスはあまりない(28/100)。
戦闘力
錬金術師には珍しくかなりの武闘派であり、筋力は平均を僅かに上回る程度(58/100)ながらも学生とは思えぬ卓越した技量(89/100)を誇る実力者。規格外の防御力と多彩なテクニックを活かしたスタイルで戦う。弱点は瞬発力の低さと遠距離・広範囲攻撃を持たないこと、そして継戦能力を精油の量に依存していること。
武器は大型の籠手〈伝達機構 /排気機構 〉と投擲武器〈車輪 〉。基本は接近戦ではカウンターの掌底を叩き込み、遠距離の敵には錬金術で様々な効果を付与した〈車輪〉を投擲し牽制。ダメージが蓄積したところを射撃で仕留めるのがユディの基本戦術である。着弾地点を「舗装」することで投擲した〈車輪〉を跳弾させる技や、機動力を補うべくとある漫画の技を模倣し空中に散らした〈車輪〉に触れて加速する技を編み出している。
+ | モチーフ |
使用魔法
基本的な魔法の詠唱は〈○○調整 〉と〈○○実装 〉の二種類。前者は「強化する」魔法、後者は「追加する」魔法に用いる。発動そのものに詠唱する必要はないが、己の闘志を高めるため口に出している。
〈地獄篇 〉
書き換えられた刺青に新たに刻まれた、青銅を生み出し様々な形状で操る呪術。必ず〈第壱層〉から発動し、形状は段階を踏んで変えていく必要がある。数字が増えるほど規模が縮小し、〈第弐層〉では広範囲を攻撃できるが〈第陸層〉では槍よりも射程が短い。
〈第壱層 :辺獄〉
青銅製の巨大な門。以降の層を制御するための魔法であり、必ず最初に発動しなければならない。
〈第弐層 :暴風〉
青銅の粉末が混ざった暴風。風を受けた生物からじわじわとスタミナを奪う広範囲の制圧に長けた魔法。この風を受けている間は20mシャトルランを走り続けるような疲労が蓄積される。
〈第参層 :番犬〉
ケルベロスのブロンズ像。爪や牙を用いた近接攻撃の他にも口から衝撃波を繰り出してくる。
〈第肆層 :硬貨〉
無数の銅貨。高重力を帯びており触れた物体にめり込んでいく。重さは10枚でボーリングの玉程度。
〈第伍層 :泥沼〉
液化した灼熱の銅。接近する物体を自動で感知・迎撃するため、今まで対処できなかったスピードにも対応できるオートガードの魔法。
〈第陸層 :火葬〉
超高熱を帯びたガス。噴射すれば分厚い鋼鉄の壁を容易く溶断できるが、射程はそこらの剣と同等。
強化魔法
俊敏性を重視した身体強化を習得している。
武器
〈伝達機構 /排気機構 〉
魔素と精油 を反応させ生み出した魔力を〈車輪 〉に伝達する、紫を基調とする無骨な籠手。掌で触れた対象に魔法の効果を与える機能が搭載されており、主に掌底と組み合わせて使われる。素材は廃棄された魔導車の部品。
また手首の内側に取り付けられた銃口から使用済みの精油を噴射することもでき、主に敵の妨害・弱体化に用いられる。リミッターを解除すれば未使用の精油を装填し威力を大幅に上昇させられるが、反動が強く武器にも負荷がかかるため専ら必殺技として運用されている。
〈車輪 〉
錬金術を発動する起点となる車輪型の魔道具、こちらも材料は廃棄された魔導車。コスト削減のため回路だけが組み込まれており、〈伝達機構 〉から魔力を受け取ることで初めて機能する。
現状のバリエーションは4種類、普段から4本ずつ携帯しており破損する度に新造している。「接触した物体を変形させる」錬金術はどのタイプでも共通して発動可能。
- 〈
爆炎仕様 〉 - 〈
暴風仕様 〉 - 〈
迅雷仕様 〉 - 〈
猛毒仕様 〉
名称未定
魔導エンジンを搭載した変形武器。分厚い刃を備えた手斧と〈車輪 〉を射出するボウガンの二形態を切り替えることで遠近どちらにも対応できる。弾かれても対処できるように手元に戻ってくる機能が追加された。
その他の所持品
開発した新素材
〈造形用蝋 〉
形状を自在に変更でき、魔力を受け取ることで動き出す蝋。普段はアタッシュケースに収納している。呪術で使用される蝋人形から着想を得て開発した。
〈安全発泡 〉
ユディが独自に開発した緩衝材。一定以上の衝撃に反応して予め設定した形状に膨張、運転手を包み込んで保護する。魔導車のエアバッグとの併用を想定している。
改造魔導バイク
様々なカスタマイズを施したユディの愛車。大気中の魔素から生成した魔力を利用する型破りな魔導バイク。折り畳まれた担架型のドローンと魔力の強制排出と供給を行う装置を内蔵している。
魔導工学科の先輩
が手掛けた高度な自動運転機能を搭載しているが、どういうわけか主人を容赦なく轢いていくようにプログラムされている。
〈相乗り 〉
サイドカーのアタッチメント。
〈菓子棟梁 〉
アタッチメントの一つ。車体後部に配置された二対のマニピュレータが、大量に積載したビスケットなどの菓子で城や塔を瞬く間に建築していく。
〈移動厨房 〉
アタッチメントの一つ。車体前後のカウルには調理器具や調味料が、サイドカーにはコンロや流し台が備え付けられている。
コンテナハウス
埠頭の使われていないコンテナを改装した住居、巨大な世界蛇の模型に守られている。赤いコンテナはコーヒーの匂いが漂うキッチン&ダイニング、青いコンテナはリビング&寝室、白いコンテナはバスルームである。少し離れた場所にある緑のコンテナはガレージに改装されており、改造した魔道具や魔導オートバイが保管されている。ベッドの下に置いてある雑誌はどれも魔導車関連のものばかり。
実は緑のコンテナはかつて存在した犯罪組織『地底の富豪 』の秘密基地に続く入口。既に警察も把握しており、再び悪用されることがないように24時間体制で監視している。
バリエーション
TS
TS光線を浴びて一時的に性転換したユディ。身長が158cmまで縮み、声も少し高くなっている。胸がそこそこ大きいためレディースのスーツに身を包んでいる。この状態のユディは
恋人
から与えられる快楽に弱い。
ユキヒョウ
獣化薬を浴びてユキヒョウになったユディ。オッドアイはそのまま。人の言語を喋れないため、首から提げたボードに文章を表示することで意思疎通を図る。やはり快楽に弱い。
絶望
呪いちゃん特製咒符二号を食べて闇に堕ちてしまったユディ。瞳から生気が失われている。
犬
催眠が再発し己を犬だと思い込んでいるユディ。常に悲しそうな表情になる。
過去
- 5・6歳
母国で実の両親による人体実験を受け続けており、世話をしていた父の部下を「父さん」と呼び慕っていた。しかしある時実験中に植え付けられた氷の能力が暴走、彼を殺害してしまう。これがきっかけで実の両親の下から脱走し、魔法都市に密航するべく貨物船に潜んでいたところを『地底の富豪 』に発見される。以降はボスの養子として育てられてきた。
- 9・10歳
組織の解体と同時に養父の部下たちの協力を得て〈マレブランケ〉を召喚したが、克服に失敗し体質が悪化した。しかし夢を諦めることなく研究を続け、10歳の時に精油 と反応させることで大気中の魔素から魔力を生成・制御する錬金術を編み出した。
- 12歳
魔導工学科と呪術科を掛け持ちしていた
アスター
に影響を受け、デュナミス魔法学校中等部に入学。しかし適性を見抜いた彼の助言で錬金術科に進む。
- 13歳・14歳
紳士を目指す先輩に対抗し、ハードボイルドを目指し始める。
- 15歳
卒業式後に男子生徒3人から告白を受け、遂に同性からの告白100人斬りを達成。