注意:これは本Wiki管理人ミハイル・ユリウスPによる非公式な翻訳です。

第二章 競技の用具および場所

第三条 麻雀牌および補助用具

全国大会および省、自治区、直轄市の麻雀大会および各種の正式大会では、国家体育総局社会体育指導中心の指定あるいは認定のある用具を使用しなければならない。

一、麻雀牌

牌は全部で6分類42種、144枚を使用する。
  • (一)数牌*1合計108枚
    1. 萬子:一萬から九萬までで、各4枚、全部で36枚。
    2. 筒子*2:一筒から九筒までで、各4枚、全部で36枚。
    3. 索子*3:一索から九索までで、各4枚、全部で36枚。
  • (二)字牌 合計28枚
    1. 風牌:東、南、西、北で、各4枚、全部で36枚。
    2. 三元牌*4:中、發、白*5で、各4枚、全部で12張。
  • (三)花牌:春、夏、秋、冬,梅、蘭、竹、菊で、各1枚、全部で8枚。
競技用の麻雀牌は形の整った、しっかりした、滑らかな材質のもので、牌面の図案や絵柄および文字が明瞭で乱れのないもの。すべての牌は大きさや厚さ、色や材質が統一され、それぞれの牌の背面の色や材質はすべて同じでなければならない。

二、点数カード

*6点数を計算する道具で、1点、8点、10点、50点、100点の単位に区別される。

三、サイコロ

立方体で、手で投げるサイコロの規格は1~1.5センチメートルで、材質はしっかりした、整った、滑らかなもので、6個の面は1~6個点により区分され、1の裏側が6、2の裏側が5、3の裏側が4であり、中身が空洞ではなく、重心が中心点にあるものである。そのうち1と4の目を赤*7で、その他の目は青または黒で、はっきり着色されていること。

第四条 場所や器材

一、場所

会場の面積はは競技規程の定める競技者が同時に大会に出場し、会場に入るのに十分なだけが必要である。会場は静かで、清潔で風通しがよく、室内は明るく、競技者の後ろには鏡などいかなる光を反射する物体があってはならず、卓面は床から2メートル上にあり、少なくとも100ルクス以上の照度があり、並びに不測の事態が発生した場合に安全に避難するための通路が手配されなければならない。

二、雀卓

卓面は正方形で、各辺は80~95センチメートルであり、高さが適切で、安定した堅固なもの(審査を通過した自動麻雀卓を使用することもできる)。木製や石造りの卓を使用するようなときは、上面にはテーブルクロスおよび卓と同じ面積の敷物を敷き、その厚さは0.5センチメートル以下であること。

三、椅子

各卓には5つの椅子(審判員席を含む)を用意し、その大きさや高さが卓に適応していること。

四、スコアカード

競技の成績を記録するのに使う。

五、方向の標識

競技場には、自然方向の東に直径60~90センチメートルの「東」と書かれた標識を設置し、競技者の座る場所を決定するのに使う。

六、時計

競技場にははっきりわかる位置に競技の標準となる時計を掛けなければならない。

七、ストップウォッチ

制限時間を計算するのに使う。

最終更新:2010年01月12日 17:35

*1 原語では「序數牌」

*2 原語では「餅子」

*3 原語では「條子」

*4 原語では「箭牌」

*5 中国ではこの順が普通である。日本とちょうど逆である。

*6 日本麻雀の点棒に相当する。

*7 日本のサイコロは1だけが赤でほかは黒だが、中国のサイコロは一般に1だけでなく4も赤で着色される。余談だが本Wikiの管理人は京都市某所で中国式のサイコロを売っている出店を目撃したことがある