(投稿者:クラリス・アクナ)
概要
クロッセル連合製の
空戦メード専用空中空母。
同国開発の現行型爆撃機<FCB/la-100ジュール・カヒライス>の改造モデルで、空戦メード運用に関する様々なオプションを装備している。
専用の内蔵カタパルトデッキを3基持ち、それぞれ輸送機前方・後方から発進、帰還するシステムになっている。
外見も奇抜かつ大胆で、胴体横にせり出した1番と3番カタパルトデッキ、メードたちの行動を妨げないように配慮された特殊な配置のエンジンを4基搭載しており、1番と4番は推力重心位置ギリギリの翼端部、2番と3番が翼の付け根部上面に配置されている。
このため、輸送機正面から緊急進入する場合においてプロペラに突っ込む事が無い。
ただし、この独特なシステムを持つため、機動性は従来機より悪く、主翼強度を再設計で強化しているにもかかわらず最大15名の乗組員とその装備一式で積載限界を迎えるほど作りがかなり荒い。
一応対空機銃を3基搭載しているが、これが気休め程度であることは誰もが覚悟している。
ルフトバッフェ発足に際してこれに間に合うようにという要求の元、40年12月に初飛行、41年4月に独立軍となったルフトバッフェへ正式配備された。
船の空母と違い、爆撃機がベースとなっている事から、派生機も含めた配備数は53機と多く、稼働率は常に95%以上を保てるように徹底した整備がされている。
世界で初めてカタパルトシステムを使った航空機として、後の世界で名機となる。
射出方式はゴム。ぶっちゃけると巨大パチンコ。
主要諸元:
制式名称 |
FCCT/lb-303 |
機体種別 |
輸送空母 |
愛称 |
ジュール・ヴァンシ |
乗員 |
2名+2名 |
輸送乗員数 |
8名~13名 |
全長 |
24m |
全幅 |
30.2m |
全高 |
5.1m |
翼面積 |
113㎡ |
発動機 |
グランシャリオモーターズ スーパーコジマ24 V型12気筒レシプロエンジン 4基 |
出力 |
各1,280 hp (950kW) |
プロペラ |
選択ピッチ3翅 |
最高速度 |
444km/h |
航続距離 |
5005km |
最大上昇限界 |
6890m |
武装 |
7.9mm広角旋回機銃×3 |
爆装 |
250ポンド爆弾(輸送能力犠牲によるオプション) |
カタパルト形式 |
スプリングゴム式レール射出型(レール固定されたパチンコ) |
デッキ数 |
3基 |
生産機数 |
59機 |
損失数 |
6機 |
製作 |
クロッセル連合兵器廠 |
原型・派生型
FCB/la-100ジュール・カヒライス |
原型となった爆撃機。現在も運用中 |
FCCT/lb-304 |
改良モデル。緊急帰還システムを充実化。機内で治療などができるエイドルームを追加 |
FCCT/lb-401 |
エンジンをタンデム式に換えた速度重視型。スクランブル対応機 |
FCCT/lb-500 |
45年型。レーダー機能を強化。エンジンも新型へ |
FCCT/lc-100 |
遠征用、航続距離重視型。燃料タンクを再設計し、エンジンも燃費重視にしたもの |
FCCT/lb-000 |
初飛行した最初期のモデル。デッキはあるがカタパルトシステムは未搭載 |
関連項目
最終更新:2009年03月23日 01:18