(投稿者:ねこだまし&天竜 [我々は妄想を通り越して猛想に至るだろう byねこだまし])
概要
A.F.R.D.機関の手で創生された、極めて"人工的"な準空戦MAID。浮動MAIDとも呼ばれる。
機関内ではSYLPHAID(シルファイド)と非公式に呼んでいるが、MAIDという呼称を完全には含んでいないため外部の受けは悪い。
現行技術による空戦MAIDの再現を目指して開発され、予算が尽きるギリギリのところで創生に成功した。
基礎技術からして独自性が強いため普通のMAID技師には扱いきれず、専らA.F.R.D.機関によってバックアップが賄われている。
生産コストが普遍的な空戦MAIDの数倍に及ぶため安定供給には至っておらず、ベーエルデー連邦政府筋による無言の圧力もあって満足なデータ収集も出来ないまま量産化は見送られた。
ただ、最前線からの需要増加は如何ともしがたいため、新技術のテスト躯体という名目で様々なバリエーションを開発するという疑似的な量産化計画"CHALLNGER 1945"が検討されている。
A.F.MAIDの永核は
ベーエルデー連邦からの提供ではなく至って普通の代物で、特別な加工は一切施されていない。
背中には《ツォハノデバイス》と《コントロールロッド》を接続。
永核から供給されたコアエネルギーはデバイス内の触媒回路を通して別の形態、すなわち推進エネルギーとして出力する。
これが永核(≒MAIDの意思)・ツォハノデバイス・コントロールロッドによる三重制御の元、空戦能力の主軸を担う球体型のエネルギー塊を形成する。
また、足首にはコアエネルギーで光学アンクレットを形成してホバリング出来る。
無理やりに空戦MAIDを再現しているために動作はやや不安定で、空戦能力は本家に劣りがち。
ただ、ツォハノデバイスとホバリングとの連動により加速力や飛翔制御だけなら本家を超えた能力を発揮するA.F.MAIDも(偶発的にではあるが)創生されている。
高空域での活動にはあまり向いていないが、低空域での機動力は本家空戦MAIDと比べても遜色はない。
特に地形走破性に秀でるため、陸戦MAIDの支援や遊撃、船舶の護衛に向いている。
・ツォハノデバイス
A.F.MAIDにとって永核に次いで重要な機構。多方面の技術をごちゃ混ぜにした結果、半ばブラックボックスの塊と化している。
MAID技師が用いるバイタル調整機器類、MAID用外接式リミッター、光剣などに使われているエネルギー再成形回路――という三者を流用して開発された……らしいのだが、A.F.R.D.機関でも開発経過が把握できていない点が多々在る(各々が勝手にアイデアを注ぎ込んだため)。それでも一定の生産を可能としているのは、単に「見た目からこの部品をここに使っているはずだ!」という感性任せの復元による賜物である。まさに天才にして天災にして甜菜なヤツらである。
基本的には脊柱に埋め込んだ短いロボットアームの先に保持されていて、機能拡張と暴走抑止のために副次制御機構であるコントロールロッドを複数取り付けている。
稼働すると永核から直接供給されてくる純粋なコアエネルギーを変質させて出力し、推進力を生む球形のコアエネルギーの塊を形成する。
翼の形をしていないのは、ベーエルデー連邦のプロパカンダに対する配慮と、立体的かつ複雑な形状を避けることであらゆる方向への自在推進を可能とするためである。
背中に一つの巨大な光球を浮かべて飛ぶ姿から、アルトメリア南西部の地方神話に登場する"太陽を背負う者"の名をとってツォハノデバイスと名付けられた。
・コントロールロッド
ツォハノデバイスに取り付ける副次制御機構。"ロッド"という名前だが形状は多種多様。
複数接続するとツォハノデバイスが目立たず、一般でツォハノデバイスだと思われているものはコントロールロッドの群れである事が多い。
初期段階では予定になかった代物だったが、A.F.MAIDは本来なら空戦適正のない永核を用いているため暴走を危惧して開発された。
デバイスとロッドを一体化させる案もあったが、拡張性や整備性を重視して別途にされている。
・フローティングアンクレット
A.F.MAIDの足首付近にコアエネルギーによって形成される光学アンクレット。A.F.MAIDが浮動MAIDと呼ばれる所以。
アンクレットを形成しているコアエネルギーを周囲へと放射・対流させることで浮力と推進力を生み、少ないエネルギーで低空を高速移動できる。
時間的に余裕がある場合の移動手段や低空域で戦闘を繰り広げる際、心身への負担が大きいツォハノデバイスを使わずに済むよう用意された。
空戦時には高次の姿勢制御(専門的に言えばAMBACブースターやバインダーのようなもの)として活用する。
開発には
ルフトバッフェに所属する某空戦MAIDのデータが流用されているらしいのだが、憶測に過ぎない。
※見た目は「R-TYPEのフォースデバイスを背中に付けているMAID」byねこだまし
※機能的には「バイ○ァムのラウンドバーニアっぽい」by天竜
※……これを理解できる人間は果たして本当にいるのかw
関連項目
最終更新:2009年05月24日 22:55