概要
無思慮な出力拡大によって発生するMAIDの発狂現象。この現象の犠牲になったMAIDを「喰われた」MAIDと呼ぶ。
MAID開発黎明期において頻繁に見られた典型的な事故の一つであり、現在でも根本的な対策は確立されていない。
この現象は素体の深層意識の原始的混沌がコアを媒介として解放・増幅される事によって表層意識へ現出し、自我を破壊する事で発生する。
自我を破壊されたMAIDはコアの最大出力を遺憾なく発揮するも一切の命令を受け付けず、多くの場合周囲を壊滅させた上で自壊し、
またコアを摘出するまで
二度と常態に復する事はない。
このような危険性のため喰われたMAIDは速やかにコアを摘出し素体も破棄する事が
一切の例外なく定められているが、
倫理観の欠落した一部の研究機関では当該個体を保存し、極秘裏に研究や実戦への投入を行っているとも言われる。
確かに純粋な狂気が強大な力を持ちうるのは事実であり、喰われたMAIDはいずれも常軌を逸した能力を記録されている。
しかしながらかくのごとき非人道的かつ危険極まりない行為は到底許容されるものではなく、
国際対G連合及び
EARTHは破棄規定に従わない研究機関、及びその管理下のMAIDの摘発に総力を挙げて努めている。
関連項目
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最終更新:2009年02月24日 02:30